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業界ニュース 2019.3.14

ロシアがロールス・ロイスを作るととこうなる?!──ジュネーブ国際自動車ショー2019リポート【第19弾:独創的なクルマたち(番外編)】

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ジュネーブ国際自動車ショーのおもしろさは、“大手と中・小”、“華美と質素”など、相反する要素が会場内に混在している点だ。だから、大手メーカーのきらびやかなコンセプトカーがある一方、中・小規模メーカーによる個性的なクルマがあったりするからおもしろい。今回のショーも、大手メーカーとは異なるアプローチで、筆者を楽しませてくれたクルマが多数あった。

まず、入り口にあたる「ホール1」に足を踏み入れてすぐ目に飛び込んできたのは、華やかなゴールドの大型セダンである。「Aurus(アウルス)」というロシアのメーカーが手がけた「セナト」だ。

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まんまロールス・ロイスの「ゴースト」や「ファントム」を想起するデザインのセナトは、5.6m超のボディを持つリムジンである。クルマの周囲はロシア人(の関係者たち)が取り巻いていて、担当のひとにたどり着くのもひと苦労だった。

「セナトがはじめて発表されたのは、2018年9月です。モスクワ自動車ショーの会場でお披露目されました」と、会場で偶然会った旧知のモスクワ在住のジャーナリストが教えてくれた。開発を手がけたのは「NAMI」という自動車およびエンジンなどを開発する国営の中央科学研究所だ。

搭載するエンジンは、ポルシェのエンジンをベースにした4.4リッターV型8気筒である。また、6.6リッターV型12気筒エンジンの開発・搭載も計画されているという。

インテリアは煌びやかだ。ホワイトのレザーとゴールドのメッキパーツが、独特な雰囲気を演出する。担当者によるとメインマーケットは中国や中東を想定しているという。なお、日本への導入は一切予定されていないそうだ。

2017年に英国で創業した高級車のスタートアップ企業「イードン・グリーン」のニューモデル「ザンチュリ」もユニークだ。ロールス・ロイスの現行「ドーン」をベースに、かつての「シルバーレイス」などを彷彿させるボディをかぶせている。

「イードン・グリーン」はこれまでも、クラシックでエレガントなスタイルを特徴とするモデルを発表している。趣味がいいかどうかは、意見が分かれると思うが、個性的なモデルが欲しい富裕層は、どうやら魅力を感じているようだ。

セナトやイードン・グリーンを見たあと、さらに驚いたのがルノーの展示車だ。2018年秋のパリ自動車ショーで公開されたコンセプトモデル「EZ(イージー)ウルティモ」の実車には仰天させられた。“自動運転の電気自動車”というコンセプトカーは会場内に多数あったが、EZ(イージー)ウルティモの独創性は群を抜いていた。

エクステリアは、ルノーのシンボルであるダイヤモンド型のパネルを、なんと600枚も使い作り上げられている。異様な輝きは、さながらフランスの作家・ジュール・ベルヌの「海底二万マイル」(1870年)や「八十日間世界一周」(1873年)など、前世紀の空想科学小説を連想させるほど。

キュートで独創的なクルマとして注目したいのは、エストニアのスタートアップ企業「ノーベ NOBE」が展示した「100」だ。全長の数字は公開されていないものの、約3mのコンパクトカーだ。

いわゆる“バブルカー”と呼ぶ、マイクロカー(イセッタなど)を連想させるボディを持つ3輪モデル。とはいえ、ただの3輪自動車ではない。電気モーターが3輪の車輪それぞれに装備される3輪駆動車であるのだ。「『100』を開発した目的はマイクロEVに対する概念を変えたかったからです」と、ノーべの担当者は説明する。

小型ボディを活かし、車両重量は590kgに抑えられている。結果、静止状態から100km/hまでの加速に要する時間はわずか5.9秒だ。ただし、最高速度は110km/hと控えめだ。「トップスピードが130km/hのグレード『GT』もあります」と、誇らしげに教えてくれた。

インテリアは2プラス2で、フィアット「ヌオーバ500」とおなじぐらいの居住性である。上質なレザーを使ったレトロスペクティブなデザインは、日本でも人気を集めそうだ。

”空飛ぶクルマ”も展示された。オランダの「PAL-V International BV」は、公道走行も可能なヘリコプターとも言うべき、ユニークな構造の「PAL-V」を出展した。

同社は、2018年のジュネーブショーにもPAL-Vを展示したものの、そのときは解決すべき技術的な課題が多くあった。しかし、今回の展示モデルは「技術的な問題はほとんど解決しました」と、広報担当者が教えてくれた。「まず、90台を販売しますが、それらはすでに買い手がいます」とのこと。

コクピットは、一般的なクルマにある円形のステアリングホイールがそなわったヘリコプターという印象だ。ただし、通常のヘリコプターのインテリアよりはるかに豪華に仕上げてある。2名ぶんのシートは素材むきだしの合成樹脂でなく革張りであり、快適だ。

国土の狭い日本では、使用用途が限られるかもしれないが、アメリカやヨーロッパでは活躍しそうだ。

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(GQ JAPAN 小川フミオ)

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みんなのコメント

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  • vm1*****|2019/03/14 21:44

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    ロシアと中国は元々高い工芸品が有るのだから偽物を作らないで、エンジン以外はオリジナルとらしさ溢れる良さを盛り込んで欲しい
  • nan*****|2019/03/14 21:51

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    ロシアがロールス・ロイスを作るととこうなる?
       ↑
    意外とエエな。元々ロシア車は戦前からCKDやコピーに近い車両が多いから、その流れやろな。
    二枚目のイードン·グリーン、黒/銀や濃青/銀辺りが似合いそうや、この手の高級車も乗りたい方おられるんちゃう?

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