現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > これは凄い……と感動するのは最初だけ! 実際乗ると実用性はほぼナシのクルマの装備4選

ここから本文です

これは凄い……と感動するのは最初だけ! 実際乗ると実用性はほぼナシのクルマの装備4選

掲載 更新
これは凄い……と感動するのは最初だけ! 実際乗ると実用性はほぼナシのクルマの装備4選

 機能パーツでも公道ではほぼ必要のないものも

 1)スバル・インタークーラー・ウォータースプレイ

一度経験すると付いていないクルマに乗れなくなるほど便利な装備11選

 スイッチを押すと(あるいは自動で)インタークーラーに直接水を吹きかけ、蒸発による冷却効果でコア部分を冷やし、吸気温度を下げる装備。SUBARUは初代WRXから競技向けグレードRAなどに積極的に採用し、700万円を超える高額限定車のS208にも装備。

 ラリーなどのモータースポーツ競技や、サーキット走行時などに効果的な装備であることは広く知られているが、日常的なドライブシーンにおける実用性は微妙。マニアとしては誇らしい装備であり、公道でも、夏場の渋滞時や連続高速走行時の熱ダレ対策として有効ではあるものの、このシステムへの思い入れが強い人でない限り、日常的にはほぼ使われることはない。

 2)ポルシェ「スポーツクロノパッケージ」のラップタイム計測機能

 ポルシェ各車にオプション装備(あるいは標準装備)される「スポーツクロノパッケージ」。ノーマルよりもさらに充実した運転モード切り替え機能など、ポルシェ各車の高性能を余すことなく味わうために重要な装備とされ、人気を博している。

 これを装備するとダッシュボードにラップタイム計測用のストップウォッチが備わり、内装の雰囲気向上効果も高い。911やケイマンなどのリアルスポーツカーには必須だが、いくらポルシェでもSUVのカイエンや、車重が2.3トンを超えるサルーン、パナメーラのハイブリッドでサーキット走行を行い、ラップタイムを計測する機会はほぼ皆無と推測。一生使われずに終わる可能性が高い。

 クルマが踊るなどのエンタメ系装備が付いたEVも

 3)センターコンソール設置タイプのダイヤル式コントローラー

 ドイツの高級ブランドが好んで採用する、センターコンソール設置タイプのダイヤル式コントローラー。代表的なものとしては、BMWの「iDrive」やメルセデスの「COMANDシステム」、マツダの「マツダコネクト」などが挙げられる。

 カーナビやオーディオ、またクルマの機能設定の変更操作が一括して行えるなどメリットも多いが、いずれも採用当初は多くのユーザーから酷評された。それでもメーカーはめげずに地道な改良を重ね、最近ではどれも扱いやすさを増しているものの、いまだ、この手のコントローラーを操作するたびに「タッチパネルに勝る扱いやすさはない」と感じさせてしまう。BMWはタッチパッドと呼ばれる手書き入力機能を追加したりしたが、右ハンドルでは左手で扱うため、左利きの人以外はまったく使えず。

 4)テスラ・モデルXの隠しコマンドの一部

 テスラのモデルXには、クルマとしては極めて珍しい「隠しコマンド」が用意されている。音楽のリズムに合わせてウインカーやヘッドライトを点滅させるなどして「クルマが踊る」機能や、ウインカー操作時の作動音をサンタのそりの音に変えるクリスマスモードなど、従来の自動車メーカーにはない斬新な発想の遊び心が見られるが、実用性は皆無で、何度かやるとすぐに飽きる。

 元々実用性を考慮していないエンタメ装備であり、ソフトウェアの更新で新たなコマンドが追加されたりする可能性があるとはいえ、保守的なクルマ好きの感覚としては、まったく不要と思ってしまう。

こんな記事も読まれています

日産「新型“最大級”バン」公開! “大胆”顔が超カッコイイ「タフモデル」! 6.3m超えボディもある「インタースター」独に登場
日産「新型“最大級”バン」公開! “大胆”顔が超カッコイイ「タフモデル」! 6.3m超えボディもある「インタースター」独に登場
くるまのニュース
【速報】こ、超えた……トヨタ2024年3月期で営業利益が日本企業史上初の「5兆円」超え、来期減益予想は「足場固め」
【速報】こ、超えた……トヨタ2024年3月期で営業利益が日本企業史上初の「5兆円」超え、来期減益予想は「足場固め」
ベストカーWeb
アドベンチャーバイクの入門編! アメリカホンダが「NX500」の2024年モデルを発売
アドベンチャーバイクの入門編! アメリカホンダが「NX500」の2024年モデルを発売
バイクのニュース
ベントレーの12気筒エンジン最終章、世界限定16台の『バトゥール・コンバーチブル』発表
ベントレーの12気筒エンジン最終章、世界限定16台の『バトゥール・コンバーチブル』発表
レスポンス
ラグジュアリーSUVセグメントを牽引するレンジローバーの2025年モデルが日本での受注を開始
ラグジュアリーSUVセグメントを牽引するレンジローバーの2025年モデルが日本での受注を開始
カー・アンド・ドライバー
【MotoGP】マルケスを手放すはずがない! ペトルッチ、マルケスのドゥカティ・ファクトリー昇格を予想
【MotoGP】マルケスを手放すはずがない! ペトルッチ、マルケスのドゥカティ・ファクトリー昇格を予想
motorsport.com 日本版
ジャパントラックショー2024、パシフィコ横浜で開幕 過去最多の156社出展 11日まで
ジャパントラックショー2024、パシフィコ横浜で開幕 過去最多の156社出展 11日まで
日刊自動車新聞
愛されて祝30周年 Kranze(クランツェ)ブランド最新作にして集大成「Versam」発売
愛されて祝30周年 Kranze(クランツェ)ブランド最新作にして集大成「Versam」発売
ベストカーWeb
新型メルセデス「EQS」の航続距離は800km超!驚くほど便利になってSクラスよりもドライバーズカーだ
新型メルセデス「EQS」の航続距離は800km超!驚くほど便利になってSクラスよりもドライバーズカーだ
AutoBild Japan
ついに発売! 注目のトヨタ新型「ランドクルーザー250」人気グレードは何? プラドオーナーの評判は? 販売店に聞いてみた
ついに発売! 注目のトヨタ新型「ランドクルーザー250」人気グレードは何? プラドオーナーの評判は? 販売店に聞いてみた
VAGUE
訪日外国人にとってアルファードは豪華だけど狭い! インバウンドが望む「メルセデス・ベンツ スプリンター」とは?
訪日外国人にとってアルファードは豪華だけど狭い! インバウンドが望む「メルセデス・ベンツ スプリンター」とは?
WEB CARTOP
サインツJr.、元チームメイト・ノリスのF1初優勝を祝福。セーフティカー出動が味方も「幸運は相応しい人に訪れるモノ」
サインツJr.、元チームメイト・ノリスのF1初優勝を祝福。セーフティカー出動が味方も「幸運は相応しい人に訪れるモノ」
motorsport.com 日本版
白バイも導入するKOODのクロモリシャフト なぜ採用? デメリットはないの?
白バイも導入するKOODのクロモリシャフト なぜ採用? デメリットはないの?
バイクのニュース
見逃せない! ブレーキダストが語るブレーキパッドの重要なサイン~Weeklyメンテナンス~
見逃せない! ブレーキダストが語るブレーキパッドの重要なサイン~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
メルセデス・ベンツ GLB【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
メルセデス・ベンツ GLB【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
打倒ホンダEクラッチ&DCTへ! BMWが「自動シフトアシスト=ASA」を発表、AT限定免許で運転可能か
打倒ホンダEクラッチ&DCTへ! BMWが「自動シフトアシスト=ASA」を発表、AT限定免許で運転可能か
WEBヤングマシン
ホンダ新型「高級ミニバン」登場! めちゃ「豪華リアシート」×専用“黒すぎ顔”採用! 516万円の「新型オデッセイ 最上級仕様」はどんなモデル?
ホンダ新型「高級ミニバン」登場! めちゃ「豪華リアシート」×専用“黒すぎ顔”採用! 516万円の「新型オデッセイ 最上級仕様」はどんなモデル?
くるまのニュース
ホンダのロードスポーツ「CBR650R」が精悍でモダンなスタイルへと変身! 「シフトペダル操作だけで変速できる」斬新メカも新設定
ホンダのロードスポーツ「CBR650R」が精悍でモダンなスタイルへと変身! 「シフトペダル操作だけで変速できる」斬新メカも新設定
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1299.91499.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

348.01750.0万円

中古車を検索
モデルXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1299.91499.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

348.01750.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村