現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > クルマを長く乗りたい そのためのメンテナンスとは?

ここから本文です

クルマを長く乗りたい そのためのメンテナンスとは?

掲載 更新
クルマを長く乗りたい そのためのメンテナンスとは?

クルマを長く乗りたい そのためのメンテナンスとは?

つねに新型車に乗り継いでいくというのも、クルマ好きにはたまらないことですが、好きなクルマを長い間乗り続けたいという気持ちも誰にでも少しはあるものです。日本では登録後長い時間が経つと税金がアップするなど、古いクルマに対する風当たりが強いのですが、それでも長く乗り続けたいという方に少しだけアドバイスを。

ディーラーとのつきあい方


そもそもクルマは何年くらい乗れるのか?

現代のクルマの完成度を考えればクルマの寿命は10年やそこいらではないことが予想できます。実際、アジアなどに行けば20年を超える車齢のクルマも多く見かけます。ただ、今から20年前の比較的単純な構造のクルマと、現代の複雑なクルマだと現代のクルマのほうが寿命は短いかも知れません。

車検ベースで考えれば、イグニッションオンで点灯するべき警告灯が点かないと不合格になります。全面液晶メーターなどではこうした不具合が起きたときのコストがとても高いものになるでしょうから、長く乗るには基本的なエンジンなどのシステムだけでなく、インフォメーションやインターフェイス部分も単純なものがいいでしょう。

以前、テレビで何十万kmもタクシーを使っている運転手さんが言っていたのですが、クルマを長持ちさせるためには毎日動かすこと。そして、動かす量は減らすこと…と話していました。その方が言うには、機械なので毎日動かすことは大切だけど、使えば使っただけ減るので、ハンドルはできるだけ切らない、ブレーキは踏まない、速度は出さないのがいいそうです。でもそれでは本末転倒、普通に使って長持ちする方法をお教えしましょう。


露天よりは屋根付き駐車場で

まずクルマを保管する場所ですが、屋外の露天よりは屋根付きの駐車場がの方がいいでしょう。塗装面を守ることもそうですが、紫外線による車内の焼けや、温度上昇による樹脂類のいたみ等を考えても屋根付き駐車場が優れているのは間違いありません。

通常のメンテナンスはどうすればいいのでしょう? クルマを大切にする人はオイル交換を頻繁に行う傾向にありますが、それほど頻繁に行う必要はなく、メーカー指定の頻度で行えば問題ありません。それよりもドアやボンネットのヒンジなどの可動部分に錆が発生しないようにきちんと注油することが大切です。錆と言えば、燃料タンク内に錆が発生するのを防ぐためにタンクに添加剤を入れることを進められることがありますが、今のタンクは樹脂製が多いので錆びません。金属製タンクでもし錆びるのが不安なら燃料をつねに満タンにしたほうがいいでしょう。でも普通に使っているクルマでタンクが錆びた話は聞いたことがありません。基本的には普通の整備をしていれば問題ないはずです。

サスペンションのダンパーやブッシュなどのゴム製品はある程度の期間が過ぎたら交換することをおすすめします。これらの部品はショックを緩和するものですので、こうしたパーツの交換を怠るとほかの部分に不具合が起きやすくなります。


どう乗るか? そして限界は?

クルマを長持ちさせたいなら無理な乗り方をしないのが一番です。加速やブレーキは急なものとせずに緩やかにしたほうがいいでしょう。エンジンやブレーキにかかる負担も大きいですが、それよりもボディやサスペションのブッシュ類、エンジンマウントなどにかかる負担が大きいのです。

どこで限界が来るか? は持ち主の気持ち次第です。お金を掛けまくれば、クルマはいつまでも乗ることができるでしょう。一般的な考えでいえば、修理を行うためパーツが手に入らなくなったときが限界です。とくに窓やドアまわりのゴム製品が痛み、雨漏り状態になったときにそれらのパーツがないというのは、ひとつの諦めどきでしょう。もちろん、雨の日は乗らない…という選択肢があるのは言うまでもありませんが…。

関連タグ

こんな記事も読まれています

630万円! 最上級の「3列シートSUV」発表! パワフルな「ターボ×ディーゼル」エンジン搭載した特別な「オーバーランド仕様」発売へ!
630万円! 最上級の「3列シートSUV」発表! パワフルな「ターボ×ディーゼル」エンジン搭載した特別な「オーバーランド仕様」発売へ!
くるまのニュース
アウディF1、サインツに次ぐ候補はオコンか。現ドライバーのボッタスと周冠宇は厳しい状況
アウディF1、サインツに次ぐ候補はオコンか。現ドライバーのボッタスと周冠宇は厳しい状況
AUTOSPORT web
ブノワ・トレルイエの新チームから参戦するヨアン・ボナートが高速ターマック戦を連覇/ERC第2戦
ブノワ・トレルイエの新チームから参戦するヨアン・ボナートが高速ターマック戦を連覇/ERC第2戦
AUTOSPORT web
W12エンジンを搭載する最後のベントレー『バトゥール コンバーチブル』が発表。世界16台の限定生産
W12エンジンを搭載する最後のベントレー『バトゥール コンバーチブル』が発表。世界16台の限定生産
AUTOSPORT web
今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
AUTOSPORT web
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
AUTOSPORT web
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
motorsport.com 日本版
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
くるまのニュース
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
レスポンス
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
Auto Messe Web
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
WEB CARTOP
俳優・押田岳の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.7 ホンダ ドリームCB750 FOUR
俳優・押田岳の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.7 ホンダ ドリームCB750 FOUR
GQ JAPAN
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
グーネット
日産の新型「エルグランド」登場!? まさかの“エクストレイル顔”&アリアライト採用! 斬新なSUVスタイルの「グラシア」に称賛の声
日産の新型「エルグランド」登場!? まさかの“エクストレイル顔”&アリアライト採用! 斬新なSUVスタイルの「グラシア」に称賛の声
くるまのニュース
【MotoGP】マルケス、ファクトリー昇格に障害は無い? ドゥカティのモンエナと競合のレッドブルを『切る』覚悟アリと示唆
【MotoGP】マルケス、ファクトリー昇格に障害は無い? ドゥカティのモンエナと競合のレッドブルを『切る』覚悟アリと示唆
motorsport.com 日本版
最高峰SUV『マイバッハ GLS』さらに大規模改良!? ハイパースクリーン搭載、PHEV投入に注目
最高峰SUV『マイバッハ GLS』さらに大規模改良!? ハイパースクリーン搭載、PHEV投入に注目
レスポンス
新型「フリード」をカスタムしよう!ホンダが純正アクセサリーを先行公開!
新型「フリード」をカスタムしよう!ホンダが純正アクセサリーを先行公開!
グーネット
KINTO あの“ラグジュアリームーバー”が満を持して登場!「LM」がラインアップ追加
KINTO あの“ラグジュアリームーバー”が満を持して登場!「LM」がラインアップ追加
グーネット

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村