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業界ニュース 2019.1.1

【BMW Mの謎_06】あの丸形4灯ヘッドライトが消滅!?BMWとBMW Mのデザインはどうなっているのか

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伝統的なデザインアイコンにこだわってきたBMWだが、新型3シリーズやZ4を見ると、そのあり方が大きく変わってきているように感じる。またBMWとBMW Mのデザイン上の関係にも微妙な変化が見てとれる。いったい、BMWとBMW Mになにが起きているのか。BMW AGに在籍する唯一の日本人デザイナーである永島譲二氏に最新のBMWデザインについて訊いた。(Motor Magazine 2019年1月号より)

新型3シリーズ/Z4とBMW/BMW Mの最新デザイン
---ニュー3シリーズを見て驚きました。ヘッドライトが丸形ではないし歴代モデルが守り続けてきたジッケ(フロントフェンダーからドアハンドルを経てテールランプまで続くキャラクターライン)もない。デザイナーはこれまでと変えたいと思っていたのでしょうか。

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「BMWのクルマは変えないとなぜ変えないんだ、変えるとなぜ変えたんだと言われるんです。一流ブランド品もそうですね。それで誰もが納得する範囲で変えないといけないんです。ジッケも何世代にもわたってずっと入れてきましたが、少し変化が欲しい、破らないといけないと思っていました」

---それが今回たまたま新型3シリーズだったということですか。

「そういう提案は昔から常にありました。たとえば私はZ3(E36)をデザインしましたが、Z3のようなクルマにジッケは考えられなかったんですが、やはり『入れろ』と言われたのです。そこで片側入れて、片側入れないクレイモデルを見せて、『やはり入れない方がいい』と納得してもらいました。それだけBMWには『こうデザインせよ』という文法があります。でもそれは永久に続くわけではありません。それじゃ前に進めませんから」

---今もそうしたデザイン文法はありますか。

「ジッケやホフマイスターキンク(Cピラーに見られる独特の跳ね上げライン)についてはそれほどでもありません。昔はなかったのですが、L字型テールランプは今は必ず入れなければなりません」

---BMWと“M”の違いですが“M”らしいデザインとは何ですか。

「まず標準モデルをデザインしてその上に“M”のデザインがあるのですが、難しいのは標準車にもMスポーツはあるので“M”はそれよりもスポーティにしなければいけないんです。そこでスポーティ度合いを標準車→Mスポーツ→“M”という順番に見えるかどうかです。ただ、使えるコストが違いますから“M”は差別化できます」

---“M”らしさはどこでしょうか。

「それは世代によって違いますね。現行型はキドニーグリルの下のエアインテークなどがそうです。あとはホイールのデザインも。スポーティな方向は意外と楽なんです。それより高級にという方が難しい。スポーティの頂点にはレースカーがあありますから、そこからモチーフを借りてくれば誰でもスポーティだとわかる。でも、高級、ラグジュアリーというのはそういう標準がないので、こうすればラグジュアリーに必ず見えるという裏付けがないんです」

---最初から“M”を意識してデザインすることはありますか。

「基本的にはありません。標準モデルがあって、そこに足し算で“M”らしさを加えていきます」

---新型Z4のようなヘッドランプはこれから増えていくのですか。

「スポーティモデルは、普通のセダンよりもデザインは自由なんです。ただ3シリーズのように世界中で一番注目されるセダンは、なかなか大きく変えられないと思います。つまり3シリーズはBMWのスタンダードなので、そうした意味は大きいですね」

---3/5/7のファミリー感の強いデザインは今後同じでしょうか。

「それはお楽しみに」

---ありがとうございました。(インタビュー:千葉知充)

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(Webモーターマガジン Motor Magazine編集部)

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