2018年シーズンを最後に現役を引退するMotoGPライダーのダニ・ペドロサ選手が、12月9日に栃木県ツインリンクもてぎで開催されたホンダ・レーシング・サンクスデーで‘Arigato!ダニ・ペドロサ’と題してラストランが行われました。PHOTO●栗栖国安(KURISU Kuniyasu)/徳永茂(TOKUNAGA Shigeru)
スペイン、バルセロナ郊外の町に生まれ育ったダニ・ペドロサがバイクに乗り始めたのは4歳のとき。9歳でスペイン国内のポケバイ選手権に出場し、第2戦目で表彰台に上るなど活躍。ランキング2位を獲得しました。そして1998年、12歳のときには見事シリーズチャンピオンに輝いたのでした。
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ロードレースへの本格的な参戦は2000年から。スペイン人グランプリライダー養成プロジェクト、モビスター・アクティバ・カップに応募し、テスト走行での活躍が認められ、ロードレーススペイン選手権にデビューすることになったのです。そこで年間ランキング4位となり、2001年、テレフォニカ・モビスター・ジュニア・チームからロードレース世界選手権125ccクラスについに参戦することになったのです。マシンはホンダRS125RWで、この年からホンダのライダーとしての歩みがスタートしました。
世界GPへとステップアップしても、ペドロサの速さは突出したものでした。参戦1年目にして2度表彰台に上り、2年目には、第7戦ダッチTTで初優勝を挙げるなどでランキング3位を獲得。3年目となる2003年シーズンには5勝を挙げ、125ccクラスの世界チャンピオンとなったのです。
この活躍により、2004年には250ccクラスに参戦を開始。開幕戦の南アフリカGPにおいて、ホンダRS250RWを駆って優勝。その後もペドロサの勢いは止まることを知らず、7勝を挙げてシリーズチャンピオンを獲得したのです。
翌2005年からはいよいよ最高峰のMotoGPクラスへとの予測もありましたが、身長160cmと小柄なペドロサにはまだ厳しいとのチーム監督の判断から、250ccクラスへの参戦を継続。そしてこの年も、8勝を挙げて連覇を達成しました。125ccクラスから3年連続でチャンピオンとなったのです。こうして2006年シーズンからMotoGPライダーの仲間入りを果たしたペドロサは、トップチームであるレプソルホンダのワークスライダーとして2018年シーズンまで活躍。怪我に悩まされることも少なくなく、タイトルを獲得することはありませんでしたが、優勝をはじめ数多く表彰台に上り、つねにランキング上位に位置する紛れもないトップライダーとして君臨したのでした。その功績が高く評価され2018年、ダニ・ペドロサは29人目のMotoGP殿堂入りを果たしました。まさに二輪ロードレース史にその名を残すライダーとなったのです。
「侍」の文字がデザインされたヘルメットを見てもわかるとおり、ダニ・ペドロサは大の親日家でもあります。ホンダで走るペドロサの最後の姿となったホンダ・レーシング・サンクスデーでは、大勢の日本のファンへの感謝を込めて、カートレース、スーパーカブレース、RC213V-Sレースと精力的にプログラムに参加してくれました。そしてフィナーレに開催された‘Arigato!ダニ・ペドロサ’では、RS125RW、RS250RW、そしてRC213Vと18年間ともに戦ってきたマシンでのラストランを披露。ツインリンクもてぎに詰め掛けたファンの盛大な拍手に見送られて、MotoGP界を後にしました。
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