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業界ニュース 2018.12.6

軽から高級車までLEDヘッドライトが急増している理由 メリット多いがデメリットも

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■家庭用に普及したLEDがクルマにも広がってきている

 近年、家庭用の照明器具はどんどんLEDに置き換わっており、液晶テレビの光源にもLEDが採用されるなど、家庭でのLED利用率はとても高くなってきています。

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 LEDは正式には“Light Emitting Diode”日本語では「発光ダイオード」と言います。実用的な青色発光ダイオードを発明した日本人3名が2014年のノーベル物理学賞を受賞したのは記憶に新しいでしょう。

 家電製品にLED照明が普及し始めたのは2009年頃からで、現在では照明器具のほとんどがLEDになり、大手家電メーカーでは白熱灯(電球)や蛍光灯を使った照明器具の生産中止が決まるなど、急速に入れ替わっています。

 LEDは、電球や蛍光灯に比べて、消費電力が少なく、寿命も長いことから、環境にもよく経済的であるとされており、また、照明器具によっては発光の強弱や色を細かく設定ができることもメリットとされています。

 経済産業省 商務情報政策局情報通信機器課が2012年に行った調査によると、2020年にはLED普及率100%を見込んでいるようです。

 家庭内で一気に普及していったLEDは、クルマでも、さまざまなな車種のさまざまな部分に採用されるようになってきています。とくに近年、採用拡大中なのがLEDヘッドライトです。

 クルマのヘッドライトはこれまでハロゲンランプ、HID(キセノンヘッドライト)などが採用されていましたが、現在、新車で販売されている車種のヘッドライトにはLEDの採用が多くなっています。

 クルマにLEDヘッドライトが採用されるのはどういった理由からなのでしょうか。クルマのLED化の理由をホンダにうかがいました。

──クルマにLEDヘッドライトが採用される理由は何でしょうか。

 LEDヘッドライトが使われるようになった理由は、消費電力が小さいことや、従来に比べて耐久性が高いこと、また、近年ではLEDのコストが安くなってきたことがあげられます。

──LEDヘッドライトの採用によって、従来と変わった点はありますか。

 ユニットサイズが小さくでき、従来できなかったデザインができるようになりました。しかし、場合によってはランプの後ろ側を、放熱対応のために空間を大きくする必要があります。したがってLEDによって「光源が小さいから自由度が増した」とは必ずしもいえるわけではありませんが、従来に比べて違うデザインができるようになったのは事実です。

■採用が広がるLED、後付パーツもあるが注意も必要

 一部の機種から採用され始めたLEDヘッドライトですが、現在では軽自動車も含め、様々な価格帯のクルマに使用されるようになってきています。

 LEDは電球のような消耗部品が少ないことから、玉切れのような点灯不良を起こすことが少なく、メンテナンスフリーで長寿命です。消費電力が小さいことでバッテリーへの負担も少なくなることから、ゴミを減らす面でも経済的な面でも有利です。

 さらに、LEDヘッドライトは、電球やHIDではできなかった一部だけを暗くしたり照射しないようにして、常にハイビームでも対向車や先行車が幻惑しないようにできるなど、機能的にも優れています。

 また、テールランプへLEDを採用することで、従来の電球ではフィラメントが「白熱」するまでに時間が掛かり、ブレーキペダルを踏んでからテールランプが発光するまでにわずかなタイムラグがありましたが、LEDにすることでそれがなくなり、安全性が高くなるというメリットもあります。

 最近流行のシーケンシャルウインカー(流れるように点灯するウインカー)はLEDを採用することで実現しています。

 このようにメリットばかりのLEDですが、デメリットもあります。それは故障して切れてしまったり、破損した場合です。切れてしまったら電球のように発光部だけの交換ができず、ヘッドライトユニットごと交換になり、たとえ軽自動車でも片側で数万円もの出費となります。

 事故などで破損した場合も、電球用のヘッドライトユニットよりも高価ですから出費がかさむことがあります。

※ ※ ※

 なお、従来の電球を使ったヘッドライトやテールランプ、室内灯などをLED化するため、電球と互換性のあるLEDランプがカー用品店やオンラインショップで複数取り扱われています。

 家庭用の照明器具と同様に、交換するだけでLED化もできますが、輝度や照射範囲が変わってしまうことや、ウインカーの点滅速度が変わってしまい、車検に合格しないこともあります。交換でのLED化の際は、販売店にかならず相談してみてください。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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