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ポルシェ新型「911」を世界初公開 カレラSは450馬力を発揮 歴代「911」も紹介

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ポルシェ新型「911」を世界初公開 カレラSは450馬力を発揮 歴代「911」も紹介

■出力の大幅向上とハイテク装備も満載

 ポルシェは第8世代へと進化したポルシェ「911」を、ロサンゼルスモーターショーの前夜に世界初公開しました。

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 1964年にデビューした初代「911」から半世紀以上の時を経て、8代目となる新型「911」が発表されました。歴代「911」は一貫して、水平対向6気筒エンジンをリアに搭載するという普遍的なレイアウトとなってきましたが、タイプ「992」となる今回のモデルも、もちろん受け継いでいます。

 世界中のメーカーからスポーツカーのベンチマークとして注目される新型「911」は、ポルシェのデザインDNAを忠実に踏襲。さらに10.9インチタッチスクリーンモニターの装備や、電子制御された車両コントロールなど、今日のクルマに求められるデジタル性を備えています

 これまで以上にパワフルな新世代の水平対向6気筒ターボエンジンは、450PSの最高出力(カレラS)を発生。燃料噴射制御の改善、ターボチャージャーの新しいレイアウトと給気冷却システムによって動力性能を向上させており、新開発の8速デュアルクラッチトランスミッションがそのパワーを路面に伝えます。

 また新たな機能として、濡れた路面の走行を安全にする「ポルシェウェットモード」、熱探知カメラを備えた「ナイトビジョンアシスト」、広範なコネクティビティ含む新しい「アシスタンスシステム」が採用されました。

 なお、後輪駆動の「911カレラS」と4WDの「911カレラ4S」の水平対向6気筒ターボエンジンは、前述の通り最高出力450PSを発生し、先代を30PS上回ります。0-100km/h加速タイムは4秒の壁を打ち破り、「911カレラS」で3.7秒、「911カレラ4S」は3.6秒でそれぞれ先代モデルを0.4秒上回ります。

 オプションの「スポーツクロノパッケージ」仕様車では、さらに0.2秒速くなります。

 最高速度は「911カレラS」が308km/h、「911カレラ4S」が306km/hに達し、「911カレラS」の燃費は8.9リッター/100km、「911カレラ4S」は9.0リッター/100kmとなっています。

 完全に新しくなった外観のデザインは、タイプ「992」へと生まれ変わった「911」の優れた性能を強調しています。全モデルを通して同じ幅のリアエンドは、スリムなセンターセクションを引き立て、フロントセクションとリアセクションを除くボディはアルミニウム製です。

 なお、ホイールは前20インチ、後21インチと異径サイズとなっています。

 内装では、メーターのデザインは一新され1970年代の「911」を想起させます。ポルシェ特有の中央のタコメーター横に位置する、ふたつの液晶ディスプレイがドライバーに必要な情報を提供し、10.9インチセンタースクリーンは、迅速に操作することが可能となっています。

 先進安全装備については、世界初となる新開発の「ウェットモード」を標準装備しています。この機能は路面の水を検知し、それに基づいてコントロールシステムを調整してドライバーに知らせます。ドライバーは、スイッチを押すか、またはハンドルのモードスイッチ(スポーツクロノパッケージ)を使用して、安全性を重視する設定に切り替えることができます。

 同様に標準装備されるエマージェンシーブレーキシステムは、動く物体との衝突の危険を検知し、必要に応じて警告もしくは自動ブレーキを作動させます。また、熱探知カメラを備えた「ナイトビジョンアシスト」が「911」に初めてオプションで用意されました。

 なお、日本での販売時期、価格は未定となっています。

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