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業界ニュース 2018.11.22

セダンにしか見えないけれど、実はハッチバック!シュコダの誇るフラッグシップ「スペルブ」をご紹介

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秋はいったいどこへ?というくらい、一気に冬になってしまったドイツの首都ベルリン。11月半ばにして、日中の最高気温は2~3度、最低気温も氷点下、という凍えるような寒さになっています。寒さに身をすくめて通りを歩いていると、1台のスポーティなデザインの4ドアセダンが目に飛び込んできました。しかしよく観察してみると、このクルマ、5ドアハッチバックなのです。

今回は、どう見ても4ドアセダンにしか見えない特徴的なエクステリアを持つクルマ、シュコダ・スペルブ(Škoda Superb)をご紹介します。

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フォルクスワーゲングループの一員

シュコダ・オートは、日本では馴染みが薄いものの、チェコ国内自動車生産のシェア1位を誇る自動車メーカーです。もともとは自転車メーカーの「ラウリン&クレメント」として1985年に創業、1899年には早くもオートバイの生産を開始します。第一次世界大戦の特需で大きく成長するも、1924年の大規模工場火災により経営困難に陥ってしまい、鉄道車両や兵器などを生産していたシュコダ工業株式会社が買収。その後「シュコダ」ブランドの自動車生産を開始します。

第二次世界大戦後、チェコスロバキア共和国内の重工業企業の国有化政策により、シュコダも1948年に国有化されます。シュコダは高級車部門のタトラ社と、大衆車部門のAZNP社に分離させられました。社会主義体制下で1960年代までは新型車を発表し続けるも、他の共産圏諸国の経済失速により開発力が低下。1970年代以降はほとんど新型車両が発表されないまま、1980年代を通して同型車を製造し続けることになってしまいます。

転機となったのは1991年。民営化の際にドイツのフォルクスワーゲン・グループの一員となり、「シュコダ・オート株式会社」として再出発を果たします。フォルクスワーゲンをベースとした「ファビア」「オクタビア」も高い評価を受け、現在ドイツ国内においてシュコダは安く高品質なクルマとして認知され、人気を博しています。

ツール・ド・フランスのサポートカーとしても活躍

シュコダ・スペルブは、そんなシュコダのフラッグシップモデルとして開発されました。ベースとなっているのは、フォルクスワーゲン・パサートです。写真の個体は現行型のB8と呼ばれるモデルで、2015年から生産を開始。フォルクスワーゲンの技術をフル活用した、精度の高い内外装の仕上げと安定感のある走りで、ヨーロッパのみならずオーストラリアなどでも高い評価を獲得しています。ツール・ド・フランスのサポートカーとしても活躍しているので、レースの動画でご覧になった方もいるのではないでしょうか。

スペルブの最大の特徴は、やはり「こんな見た目で、5ドアハッチバック」ということでしょう。フォルクスワーゲン・パサートとの最大の違いも、この点にあります。中級以上のグレードでオプションまたは標準装備となっている「バーチャルペダル」は、リアバンパー下に足をかざせば、自動で大きなリアゲートがガバッと開くシステムで、両手がふさがるほど大きな荷物を持っている場合でもスムーズに荷物の積み下ろしが可能です。

もともと大きなトランクスペースを持つクルマですが、リアシートを倒すこともでき、その場合は1,760リッターもの巨大な荷室を確保することが可能です。4ドアセダンの見た目で、いざという時に5ドアハッチバック並みの荷室容量が欲しい、という方には最適な選択肢ではないでしょうか。それでもスペースが足りない!というアクティブ派のために、スペルブにはさらに大きな荷物を積むことができるステーションワゴンタイプ「スペルブ・コンビ」もラインナップされています。

スポーティなイメージを引き継ぐフラッグシップ

エンジンはフォルクスワーゲン由来のダウンサイジングターボエンジンがラインナップされ、ディーゼル、ガソリンと幅広いラインナップから選択可能です。現行最強モデルの2.0TSI 4WDは、7速DSGとの組み合わせで、全長4,861mmの大型なボディを5.5秒で停止状態から100km/hまで引っ張り上げる俊足の持ち主。同クラスのクルマの中では比較的リーズナブルな価格設定ながら、高い完成度を誇るスペルブは生産から1年2ヶ月で生産台数10万台を達成し、現在も堅調に販売台数を伸ばしています。

社会主義時代の1960年代から積極的にラリーに参加していたシュコダ。フラッグシップモデルのスペルブは、フォルクスワーゲン・パサートをベースにしながらも、より塊感のあるスポーティなエクステリアを実現していて、そのダイナミックな佇まいはかつてのレースのイメージをうまく引き継いでいるように思います。グランドツーリングカーとして高い評価を受けるスペルブ。筆者にとっては、日本でも乗ってみたいクルマの筆頭に挙げられる1台です!

[ライター・カメラ/守屋健]

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(CL 守屋 健)

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