EICMA2018のカワサキブースには、インターモトで発表されたばかりのNinja125、Z125や新型Ninja ZX-6R が展示されるだけでなく、ワールドプレミアとなる車両が勢揃い! なかでもW800の復活は、往年のバイクファンにとっては朗報だ。TEXT●大家伝(OYA Den)
W800 STREET/W800 CAFE
【転ばないバイク】自律バイクを発表したBMW。 そこからバイクの未来を大胆に予測してみた
EICMA2018でのワールドプレミア第1弾、ユーロ4準拠の773cm3空冷バーチカルツインエンジン搭載する、W800 STREETとW800 CAFEだ。そのルーツは1966年のW1 650にまで遡る必要があるほど、歴史あるモデルである。最新のエミッションにパスしたエンジンを新設計フレームに搭載し、強力なブレーキ、ABS、LEDライトなど、技術面でもスタイリングの面でも新しいWシリーズとして発表された。
Z400
水冷4スト・ツイン/399cm3エンジン搭載のZ400。前身となるZ300に対して+4.4kW(5.98PS)の出力向上を果たし、低速域の豊かなトルクとスムーズなレスポンスを実現。高度な動的剛性解析により設計された軽量トレリスフレームに軽量ハイパワーなエンジンを載せ、ショートホイールベース/ロングスイングアームを採用。トータル167kgというスーパーネイキッドマシンに仕立てられている。
Ninja H2 SX SE+
Ninja H2 SX SEは、そもそも200PSスーパーチャージドエンジンを搭載する究極のハイパーツアラーだが、新たに電子制御式サスペンションパッケージ(KECS)が組み込まれるなど意欲的なアップデートが施されたかっこうとなる。これにより車速とサスペンションストロークを理想的なものとし、リアルタイムでの乗り心地と路面状況に適応するという。またスマートフォンアプリケーション「RIDEOLOGY THE APP」を使用することで、残量計、走行距離計、保守スケジュールなどの情報をスマートフォンから見ることを可能としている。
Versys1000/Versys1000SE
Versys1000とVersys1000SEは、Ninja H2 SX SE +といくつかのハイエンド機能を共有するという。中低速で潤沢なトルクを発揮する排気量1,043 cm3の4気筒エンジンを搭載し、フロントにラジアルマウント×ø310mmペタルディスクの強力なブレーキを装備。このエンジンとブレーキを含めて包括的に制御するNEW KCMF(Kawasaki Cornering Management Function)を採用し、ブレーキ力とエンジン出力を調整してライダーがコーナーで意図したラインを辿るのを助けることができるという。さらにLEDヘッドライトと電子クルーズコントロールなども装備する。
SEバージョンはカウル内蔵コーナーリングライト、大型スクリーン、ハンドガード、グリップヒーターなどを装備して、より快適な仕様となっている。
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