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業界ニュース 2018.10.13

クルマのタイヤは白かった? 当たり前に黒くなった理由とは

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■なぜタイヤは黒いのか

 最近では自転車などのタイヤに、側面部が飴色をしたおしゃれなものやタイヤ全体が青や緑、赤や白といったカラフルなタイヤを履いているものを見かけるようになりました。

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 しかし、クルマは依然として黒いタイヤを履き続けています。当たり前すぎて、特に気にしたことがない人もいるかもしれませんが、なぜクルマのタイヤは黒いのでしょうか。

 カラフルなタイヤが誕生すれば、クルマのイメージがガラッと変わるかもしれません。たとえば、タクシーや広告宣伝カーなどであれば、イメージカラーのタイヤを履いたり、タイヤに広告を載せたりといった、いままでになかったタイヤの使い方が可能になるかもしれません。

 実際に、自転車などのタイヤに黒以外の色が採用さていることから、技術的に不可能な訳ではありません、しかし、クルマのタイヤが黒いのには、明確な理由が存在するのです。

 クルマのタイヤは、数種類のゴム、スチールやナイロンなどの構造材、化学物質からなる配合剤を折り合わせて作られています。このなかに、着色材などとしても使われる「カーボンブラック」と呼ばれる炭素の粉があります。

 カーボンブラックは、ゴムに混ぜることにより、強度が飛躍的に向上し、タイヤが車重を支えるなど「走行するための性能」を発揮させる役割を担います。また、カーボンブラックはその名の通り、炭素の黒色をしているためタイヤが黒くなります。

 自転車では、たまに見られる、色とりどりのタイヤですが、クルマには色のついたタイヤは存在しないのでしょうか。実は、工業用のタイヤになりますが、フォークリフト用のタイヤとして、白や緑色のタイヤが存在します。

 また、黎明期のクルマやクラシックカーなどに多く見られる、タイヤ側面部に白をあしらったホワイトウォールタイヤ、ホワイトリボンタイヤと呼ばれるものが存在します。

 もともと、ゴムの色は白か飴色で、クルマにゴム製のタイヤが装着され始めたころは、消しゴムや輪ゴムのような色をしていました。ゴムにカーボンブラックを配合することで強度が増すことが分かって以降、白かったタイヤがいきなり黒くなると違和感があることから、まずは地面と接するトレッド部分が黒くなったホワイトウォールタイヤが誕生し、その後、黒いタイヤの側面に白いラインを入れたホワイトリボンタイヤが誕生しました。

 現在でも、クラシックカーのカスタムとして使用されていることがありますが、このタイヤを扱っているタイヤメーカーはほとんどなく、サイドウォールにペイントすることを専門とする業者がペイントする方法などのカスタム方法として存在するくらいです。

■カーボンブラックに変わる素材は?

 クルマのタイヤには、なぜカラフルなタイヤが出てこないのでしょうか。カーボンブラック以外にも、タイヤの性能を上昇させることが出来る素材があるといいます。世界三大タイヤメーカーである、ブリヂストンにタイヤの色について伺いました。

───フォークリフトなどには白や緑色のタイヤは存在しますが、クルマのタイヤはなぜ黒いままなのですか。

 フォークリフトなどに使われる白や緑のタイヤは、カラータイヤと呼ばれ、床の汚れを目立たなくする事が優先されています。たとえば、食品工場などでは清潔感などを考えたとき、床にタイヤの汚れが付いてしまうと困るという理由から、カーボンブラックを使用していません。

 クルマやトラックのタイヤであれば、カーボンブラックを使うことでタイヤの耐摩耗性や剛性を上げることができ、求められる性能を確保できることが大きな理由です。タイヤは、種類や用途に応じて求められる性能が異なります。ですので、クルマのタイヤとカラータイヤの性能を比較することはできません。

──カーボンブラックは、ほかの素材で代用はできないのでしょうか。

 タイヤの性能を上げるためのものとして、カーボンブラックが一番優れているかといわれると、そういうわけではありません。タイヤに同じような性能をもたせるもののなかに、「シリカ」という素材があります。用途によっては、シリカが優れている部分もあります。

 どちらもタイヤに求められている性能を高い次元でレベルアップさせていくために必要なもので、それぞれのタイヤに求められている性能を引き出すために、どう配合を組み立てていくべきか、ということを考えて材料は組み合わさっています。そのため、クルマやトラックに装着するタイヤを考えると、カーボンブラックは欠かせないということになります。

※※※

 タイヤは、求められる性能によって、色や形、大きさまでもが大きく変化します。また、素材の配合率も種類によっては、クルマのタイヤでも、ほとんどカーボンブラックを使用していないものも存在し、黒いからといって、カーボンブラックばかりが使用されているわけではありません。

 しかし、現代のクルマやトラックのタイヤには、カーボンブラックが必要不可欠な素材であるため、今後も当分はタイヤの色は黒のままでしょう。

 過去には、サイドウォールにカラーペイントがされたものや、トレッドの一部分に色の付いたラインが入っているタイヤなどが存在しました。そういった試みが今後あるか、ブリヂストンに伺うと「各社でもいろいろな研究開発を進めていると思います。いずれ多種多様なタイヤが出てくるのかもしれません。自動車業界がこの先どうなるのかというのは未知数かと思います」とのことです。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • tak*****|2018/10/13 07:22

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    ミシュランマン(ビバンダム君)が白いのは、当時のタイヤが白だったから、と言うのもある。
  • sqg*****|2018/10/13 08:46

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    笊のようなノーパンクホイールタイプになって行くのだろ?
    だで表面にだけ超薄い現行タイヤ素材を使い
    他は樹脂製 笊タイプ だでホイールメーカーが無くなるだけさ
    笊部に色々なカラーリングを施せば 多色は可能さ
    タイヤサイドが絶対のバイク用タイヤだけだわ問題は
    四輪用など何でもええがや

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