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業界ニュース 2018.10.12

加速車線が短すぎて加速できない「高速の合流」どうすれば? 一瞬の判断や操作…日本は高度な運転技術が必要?

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■高速道路の加速車線から合流のタイミングは?

 高速道路のICやSA/PAなどから本線に入るには、並行する加速車線を走行して合流します。文字通り、本線を走るクルマのスピードに合うように加速するための区間です。

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 NEXCO中日本ではウェブサイトで、合流の前には早めにウインカーを出すとともに、加速車線で十分に速度をつけ、本線を走るクルマをさまたげないよう案内しています。加速が十分でないまま合流すると、後続のクルマが追い付いてしまいブレーキを踏ませてしまう可能性もあり、渋滞の要因になるうえ事故にもつながります。NEXCO東日本によると実際、渋滞の約1割がICからの合流部で起こっているそうです。

 道路交通法でも、『自動車(緊急自動車を除く)は、本線車道に入ろうとする場合(中略)、当該本線車道を通行する自動車があるときは、当該自動車の進行妨害をしてはならない』(第75条の6)と、「本線優先」のルールが明記されています。

 では、本線が渋滞してクルマが連なり、ノロノロの場合はどうでしょうか。

 ペーパードライバー講習を実施している東京都世田谷区の自動車学校、フジドライビングスクールの田中さんによると、この場合は加速車線が比較的空いていたとしても、加速車線の終端まで行って、1台ずつ交互に合流すべきだといいます。手前側で我先にと合流しようとすると、割り込みによって本線の渋滞を悪化させるだけでなく、加速車線で渋滞が発生する要因にもなるそうです。

■加速車線が短い場合も「しっかり加速」が大切なワケ

 しかし、なかには加速車線が短いところもあります。NEXCO管轄の道路でもそのような箇所がありますが、首都高などの都市高速は全体的に短めです。首都高ではどのように運転すればよいのでしょうか。

「加速車線が比較的長い箇所であれば、本線の流れを確認しながら、『あのクルマの後ろに入ろう』と目標を定め、目視で安全を確認し、目標のクルマの後ろに入るのがひとつのコツです」(首都高速道路)

 しかしながら、首都高5号線上りの南池袋PA出口などは、あまりに加速車線が短いため、合流の手前で一時停止の規制があるほど。首都高速道路はこのような箇所について、「本線側からの車両の流れをよく確認のうえ、あわてずに本線に入るタイミングを待つことが有効です」といいます。

 南池袋PAなどは極端な例かもしれませんが、前出の田中さんも首都高の合流部については「高い運転技術、特に速度調整の技術が必要な難しい場所も多いです。教習で走る際、合流できなかったり、怖くなったりしたら、最悪止まったとしてもいいと教えています」と話します。

 その技術が求められる場面が、本線を走るクルマと横並びになってしまったときです。

「横並びになった場合は、すぐにアクセルを離して減速し、そのクルマのすぐ後ろにつきます。加速車線のなかで速度調整をするのが大切なのですが、これができる人、できない人がいます」(フジドライビングスクール 田中さん)

 このような調整をするためにも、ランプでは料金所を出た時点、あるいは料金所の先にカーブがある箇所ではカーブを抜けたところで、一気に加速し、本線を走るクルマのスピードに合わせることが重要だといいます。また、なるべく早く右に寄り、本線の様子がサイドミラーに映るようにします。これは本線のクルマに、合流する自分の存在を気づかせる意味もあるそうです。

「加速前からサイドミラーを見るなと教えています。怖くなって左に寄ってしまう人もいるからです。十分に加速していれば、合流時の確認はそれほど難しいことではありません」と田中さんは話します。

■意地でも入れてくれないクルマに物申す!

「合流が怖い」というのは、合流するドライバーだけでなく、本線を走るドライバーも同じこと。首都高速道路ではこうした声を受けた対策も行っています。たとえば2017年には、見通しの悪いカーブの先に合流部がある4号線上りの代々木PA出口付近で、本線側の合流部手前に、既存の「合流交通あり」標識に加え、注意喚起看板の新設やガードレールの注意喚起表示を追加しました。

 首都高速道路は本線側のドライバーに対し、「このような『合流交通あり』を意味する警戒標識などを確認した際は、思いやりの気持ちを持って、車線変更や走行速度を落とすなど、合流車へのご配慮をお願いします」と訴えます。

 たとえば、加速車線を走ってきたクルマが本線に合流する際、本線側のクルマが連なっている場合、2台行かせて合流できればいいですが、後ろのクルマが意図的に前車との車間を詰めて入れてくれないこともあるでしょう。田中さんは、そうしたときには仕方がないので止まる判断も必要といいますが、本線側のドライバーも配慮すべきと話します。

「合流車に入られまいと頑なになる人もいますが、スピードを落とすといった『入れてあげる』配慮をしないにしても、一定の速度で走ることを心がけるべきです。相手(合流車)はそれに応じて判断するのですから」(田中さん)

 ちなみに、このように本線側で連なるクルマが、合流車を入れまいと2台で“意地悪”していると、「その姿を見た3台目のクルマは不思議と心が清らかになって、『オレは入れてあげよう』と思うものですよ」と、田中さんは話します。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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