「世界中のブルジョワが憧れる1台」と、嫉妬とも揶揄ともつかないタイトルをつけられるサルーン、それがBMW3シリーズだ。その新型が、欠席メーカーも少なくなかった2018年のモンディアル・ドゥ・ロート・パリ(通称パリサロン)で、ハイライトといえるワールドプレミアとして発表された。1975年の初代E21から数えて7世代目で、「G20」という開発コードが与えられている。ちなみに現行3シリーズは「F30」だ。
新型のエクステリアは、まず顔つきからして、ワイドさを強調した先代F30世代と大きく異なる。内側に細く食い込んでいたヘッドライトが、LEDツインヘッドライトになってやや縦長になり、キドニーグリルも拡大されたせいだろう。
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全長は4709mmとプラス85mm伸ばされ、全幅は1827mmとプラス16mm拡がった。にもかかわらず、実車を前にすると意外とコンパクトに見える。ちなみに車高はほとんど変わらないプラス1mmの1442mm、ホイールベースは2851mmとプラス41mmストレッチされた。
ほかに新型ならではのディティールとして、リアから見るとL字型に光るテールランプとバンパーの左右に振り分けられた2本のエグゾーストパイプ、さらにバンパー両端の細いエアアウトレットなどが見られる。
全長とホイールベースが伸びたため、サイドビューからのプロポーションは伸びやかで、後席スペースも拡大され居住性も向上している。ちなみにBMWらしく50:50の前後重量配分は当然、守られている。
一方で新型3シリーズのシャシーは、旧型比で最大55kgもの軽量化を実現し、重心も約10mm低めながらも、前後車軸周辺の剛性などは向上しているという。おそらく走行性能はより向上しているはずだ。
インテリアでは、メーターパネルやセンターコンソール・ディスプレイの表示および操作システムに、「BMWオペレーティングシステム7.0」を新たに採用した。ダイヤル操作をベースとする「iDriveコントローラー」はBMWオーナーならお馴染みのインターフェイスであるが、より直観的に操作できるよう、音声入力やジェスチャーコントロール(手の動きを認識し各種機能を操作する)、タッチ操作を可能とし、さらにドライバーの好みに合わせたカスタマイズ機能を充実させた。
一方で各種情報や表示のタイミングなども、より理解しやすいように改善しているという。具体的には、メーターパネルが完全デジタル化され、ナビゲーション・マップを表示するだけでなく、個別にカスタマイズしたショートカットメニューも表示するといった点だ。無論、それらはセンターディスプレイ側と連動して設定できる。
現段階で発表されているパワートレーンは2種類のガソリンエンジン(320i、330i)と4種類のディーゼルエンジン(318d、320d、320xDrive、330d)。なお、6気筒エンジン搭載車は330dのみだ。PHEV(プラグ・イン・ハイブリッド)モデルやMモデルは今後、追加される予定という。
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