■J・レイ選手、好調を維持したまま鈴鹿8時間耐久へ
FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)第8戦アメリカ・ラグナセカ大会が、6月22日(金)から24日(日)までの3日間、開催されました。ラグナセカでスーパーバイク世界選手権が開催されるのは今年で16回目で、2013年にレースが復活してからは6回目を迎えます。
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ラグナセカ大会が復活してからの過去5年、Kawasaki Racing Team は毎年着実に結果を残しています。昨年の大会は、J・レイ選手が2位&優勝、T・サイクス選手が3位&2位という結果を残しています。
ラグナセカは、全長3610kmのアップダウンに富んだコースレイアウトで、中でも丘の上から一気に駆け下りるコークスクリューは、世界でも有名なコーナーのひとつです。
今年はレース結果に応じてエンジン回転数の上限を規制する新レギュレーションが実施される中、Ninja ZX-10RRを駆るディフェンディングチャンピオンのJ・レイ選手は、ラグナセカでは自身初、そして第5戦イタリア・イモラ大会に続き今季2回目となるダブルウィンを達成しました。
レース1は、予選3番手のJ・レイ選手だったが、決勝で好スタートを切るとポールポジションスタートからトップに立ったドゥカティのC・デービス選手を追い、プレッシャーを掛ける作戦に切り替えタイヤを温存し中盤から後半に掛けて勝負する作戦に変更。7周目のコークスクリューでデービスがミスし、難なくトップに立ったレイ選手は、約3秒のリードを築きチェッカーを受けています。
翌日のレース2は、レース1の上位9位までの選手がポジションを入れ替えるリバースグリッドのため、レース1で優勝したレイ選手は3列目9番手グリッドからスタート。レイ選手は、レース2でも好スタートを切り8周目にアプリリアのE・ラバティ選手を交わし首位に立つと、最後には2位フィニッシュのドゥカティのC・デービス選手に約5秒の大量リードを築いてダブルウィンを達成しました。
また、会場には80年代初頭にカワサキ・ワークスで活躍したローソンさんも訪れ、展示された「KZ1000R1」と共に会場を盛り上げていました。
J・レイ選手は、ポイント争いで総合2位のC・デービス選手に75点差、総合3位のファン・デル・マーク選手に105点差の大量リードを築き、4年連続タイトル獲得にまた一歩前進しています。また、前戦チェコ大会で史上最多優勝記録を樹立したJ・レイは、通算勝利を「62」へと伸ばしています。
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