三菱重工業、三菱重工コンプレッサ(MCO)、および三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の3社は、MHPSの出力12万kW・2軸のH-100形ガスタービンと最新の燃焼器技術を組み合わせた全負荷運転において、業界をリードする低NOx性能(一桁ppm)を発揮することを実証した。(以下プレスリリースより)
MHPSの出力12万kW・2軸のH-100形ガスタービンと最新の燃焼器技術を組み合わせた全負荷運転において、業界をリードする低NOx性能(一桁ppm)を発揮することを実証したことで、三菱重工グループは、発電プラントに加え、MCOが製造する高効率な大型コンプレッサーと組み合わせ、LNG(液化天然ガス)プラントにも革新的なソリューションの提供が可能となった。
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三菱重工社長兼CEOの宮永俊一は、数カ月にわたり想定される運転モードをすべて考慮した検証試験を完了したことを受け、次のように述べている。
「私たちは、生産性向上、設備構造の簡素化、安価なライフサイクルコストを通じて、LNGプラントにおける生産コストを低減するとともに、生産設備由来の大気汚染物質の抑制に貢献することができます。また、同ガスタービンは発電プラントにも適応でき、産業界へ革新的な技術をもたらすことができると確信しています」
H-100形ガスタービンは、高効率で信頼性が高く、耐久性にも優れた、保守が容易な中規模出力タイプのガスタービンである。また、LNGプラントのコンプレッサーを駆動させるうえで、2軸の特長を活かし、省スペースで可変速により幅広い範囲での運転が可能となり、従来よりも起動に必要な準備時間を短縮することができるなどの利点がある。
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