マツダは3月13日、日本国内で販売するほぼすべての新世代商品*1を対象に、先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」の標準装備化を2017年度中に行なうことを発表した。
「i-ACTIVSENSE」は2012年の導入以来、多くのユーザーから選ばれており、最量販モデルである「マツダ デミオ」を含むほぼすべての新世代商品で標準装備とする。この取り組みは、幅広いユーザーへ、より安全で安心なクルマを届けるための取り組みだ。
今回標準化する装備は、日常で起こり得る事故の未然防止と被害軽減を目的とした『衝突被害軽減ブレーキ』、オートマチック車のペダル踏み間違いによる事故を低減する『AT誤発進抑制制御』、車線変更時に斜め後方に存在する車両を知らせる『BSM(ブラインド・スポット・モニタリング)』、駐車場などでの後退時に横から近付く車両を検知し接触の危険を知らせる『RCTA(リヤ・クロス・トラフィック・アラート)』。
また、今回標準化する装備以外にも、夜間や長距離走行など、様々なユーザーの使用形態に合わせた装備をすでに実用化しており、夜間の運転視界を確保するために配光を自動で最適状態に制御するヘッドライトや、中高速走行時にも作動可能な衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報システムといった先進安全技術を、ほぼすべての新世代商品でグレード別選択、またはメーカーオプションで選択できるようにしている。
■2017年度に標準装備化予定の先進安全技術一覧
・衝突回避支援・被害軽減技術
・衝突被害軽減ブレーキ市街地などを低中速で走行中に、前後方向の車両などの障害物と衝突の危険性がある場合、自動ブレーキにより減速・停止し、衝突回避または被害軽減を図る。
・AT誤発進抑制制御徐行時や停車時、前方または後方に障害物が検知された状態で、必要以上にアクセルを踏み込んだ場合、警告音とメーター表示でドライバーに注意を促すとともに、エンジン出力を抑え急発進を抑制する。
・認知支援技術
・BSM(ブラインド・スポット・モニタリング)隣車線上の側方および後方から接近する車両を検知すると、インジケーターが点灯しドライバーに通知。その状態でウインカーを操作するとインジケーターの点滅と警報音で警告し、車線変更の中断を促す。
・RCTA(リヤ・クロス・トラフィック・アラート)駐車場からバックで出る際などに接近してくる車両を検知してドライバーに警告し、後方の安全確認をサポートする。
※注釈
「ほぼすべての新世代商品」は、2012年以降に日本国内で発売されたマツダ車の現行モデルのうち、「マツダ デミオ」、「マツダ アクセラ」、「マツダ アテンザ」、「マツダ CX-3」、「マツダ CX-5」を指す。
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