ポルシェは歴代モデルから、ある特定の分野における優れたクルマや技術をピックアップして紹介する映像連載企画“トップ5シリーズ”を展開中。今回のテーマは、“レース由来の技術トップ5”。レースで勝つために生み出され、その後市販モデルにも生かされた技術をフィーチャーしたものだ。さっそく見ていこう。
今回プレゼンターを務めるのは、往年の名レーシングドライバー、ヴァルター・ロール氏。ラリーでの活躍のほかポルシェのテストドライバーも務め、ドライビングの達人として知られる大ベテランだ。レースとポルシェの両方に造詣の深いプロフェッショナルがどんな技術をピックアップするのか気になるところだ。
ヴァルター・ロール氏がトップ5に選んだのは、炭素繊維強化樹脂、いわゆるカーボンファイバーだ。“戦うポルシェ”こと「GT3 RS」のボディ各部に採用されている。RSの特徴は軽いことで、その特性に大きな貢献をしているのがカーボンファイバー。その軽量素材を採用した先駆けの1台が「911 GT1」。90年代後半にマクラーレンF1などに対抗すべく投入されたレーシングカーで、後期型ではシャシーにもカーボンが用いられていた。
トップ4に選ばれたのは「モードスイッチ」。運転中にワンタッチで走行モードを切り替えられるものだ。今ではスポーツカーのみならずハイブリッドカーにも採用されるまで一般化した技術だが、918スパイダーのそれはパワートレインのプログラミングが変わるだけでなく、20秒間に渡りフルパワーが発揮されレスポンスも向上する「スポーツレスポンス」など6つのモードを備える本格的なもの。
トップ3は、セラミックブレーキ。軽量化、耐フェード性、制動力の向上など多くのメリットを持つ。ポルシェはこの技術をレーシングカー「962」で初めて採用。現在はボクスター/ケイマンからハイエンドモデルにまで採用される、ポルシェの代表的な技術のひとつとなっている。
トップ2は、ターボチャージャー。ポルシェは69年から70年代前半に投入した917シリーズで、北米のCan-AMシリーズを席巻。レースでの優位性に貢献した技術が「917-10K」シリーズに採用したターボチャージャーだ。5リッターV12をターボ化したエンジンは900-1000psを発生。レースで強さを発揮した。圧倒的なパワーを誇るエンジン技術は「GT2」をはじめとする市販モデルにフィードバックされているという。
そしてヴァルター・ロール氏がトップ1に選んだのは、E-パフォーマンスコンセプト。2014年に登場したプロトタイプレーシングカー「919ハイブリッド」に採用された技術だ。2リッター4気筒ターボエンジンという小排気量エンジンに2個の回生ブレーキを備え、ブレーキング時のエネルギーに加え、排気の熱エネルギーによる発電も行った。2016年にはルマン24時間レースでの優勝にも貢献している。そこに採用された技術は、パナメーラの最上級モデル「パナメーラ4E-ハイブリッド」に生かされているとのことだ。
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