現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > あまり使わないクルマのウォッシャー液はタンクの中で腐らないのか?

ここから本文です

あまり使わないクルマのウォッシャー液はタンクの中で腐らないのか?

掲載 更新
あまり使わないクルマのウォッシャー液はタンクの中で腐らないのか?

水を混ぜた場合は要注意だが市販のウォッシャー液は心配ない

オイル、冷却水、ウォッシャー液、ガソリンなど、クルマにはさまざまな液体モノが使われている。金属に対して、これらの液体モノのイメージは腐りやすいというか、消費期限があるといったところ。

【ドッチがお得】安いオイルをこまめに換えるor高いオイルを長く使う

それらのなかで、とくに大丈夫かな、と思うのが水に近い「ウォッシャー液」だ。あまりに使わないなら入れ替えも必要と思うかもしれない。ホームセンターで150円ぐらいで売っていることもあるだけに、酸化防止剤など、さまざまな成分が入っているとは思えないからなおさらだ。

結論からいうと、とくに問題はない。成分は水というよりもアルコールだけに、放置すると菌が増殖して、噴射すると雑巾臭いニオイが漂う、なんていうことはなく普通に使える。もちろん緊急的に水を入れていたり、かなり薄く希釈している場合はもちろん腐るので、ずっと残っているようなら交換したほうがいい。藻のような水アカが発生して、ノズルを詰まらせることも考えられる。また冬場だと凍結でタンクや配管が破裂するかもしれない。中古車を買って心配なら、タンクを開けてニオイを嗅いだりすればいいし、抜きたいならノズルのところの配管を抜いてペットボトルで受けておいて、スイッチを入れればいい。

オイルやガソリンは時間で劣化するので要注意

さらにウォッシャー液以外を見ていこう。オイルは腐るというか酸化する。天ぷら油がだんだんと変なニオイや味になっていくのと同じで、次第に性能が落ちてくる。

だから、まめな交換が必要なわけだ。さらに冷却水はアルコールの一種から作られているので腐らないし、最近ではスーパーLLCというものにシフトしていて、こちらは20万km弱無交換という恐ろしく耐久性があるものだ。

そして腐るのがガソリンだ。ガソリンが腐るというのはピンとこないかもしれないが、バイク乗りの方なら体験したことがあるかもしれない。明確な消費期限というのはないが、半年もすると劣化が始まる。

自らの経験では、1年ぐらい経つとパワーが出なくなってくるし、アイドリングも不安定に。この時点だと、新品のガソリンをタンク半分ぐらい給油してやれば問題はなくなる。

そしてそれ以上だと、だんだんとドロドロになり、悪臭を放つようになる。ホントに強烈で、鼻が曲る感じ。こうなるとタンク内の洗浄だけでなく、エンジン各部もオーバーホールや部品交換が必要になってしまう。クルマを長期保管する場合はタンクから抜けるだけ抜いて、エンジンをかけて、配管などに残っているものをすべて使っておくのがベストだ。

関連タグ

こんな記事も読まれています

IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
AUTOSPORT web
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
motorsport.com 日本版
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
くるまのニュース
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
レスポンス
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
Auto Messe Web
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
WEB CARTOP
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
グーネット
日産の新型「エルグランド」登場!? まさかの“エクストレイル顔”&アリアライト採用! 斬新なSUVスタイルの「グラシア」に称賛の声
日産の新型「エルグランド」登場!? まさかの“エクストレイル顔”&アリアライト採用! 斬新なSUVスタイルの「グラシア」に称賛の声
くるまのニュース
【MotoGP】マルケス、ファクトリー昇格に障害は無い? ドゥカティのモンエナと競合のレッドブルを『切る』覚悟アリと示唆
【MotoGP】マルケス、ファクトリー昇格に障害は無い? ドゥカティのモンエナと競合のレッドブルを『切る』覚悟アリと示唆
motorsport.com 日本版
最高峰SUV『マイバッハ GLS』さらに大規模改良!? ハイパースクリーン搭載、PHEV投入に注目
最高峰SUV『マイバッハ GLS』さらに大規模改良!? ハイパースクリーン搭載、PHEV投入に注目
レスポンス
新型「フリード」をカスタムしよう!ホンダが純正アクセサリーを先行公開!
新型「フリード」をカスタムしよう!ホンダが純正アクセサリーを先行公開!
グーネット
KINTO あの“ラグジュアリームーバー”が満を持して登場!「LM」がラインアップ追加
KINTO あの“ラグジュアリームーバー”が満を持して登場!「LM」がラインアップ追加
グーネット
ロールス・ロイスの賜物か──新型BMW X7 xDrive 40d エクセレンス試乗記
ロールス・ロイスの賜物か──新型BMW X7 xDrive 40d エクセレンス試乗記
GQ JAPAN
東九州道の4車線化「2024年度内」は困難 一部区間で工事に遅れ その原因は?
東九州道の4車線化「2024年度内」は困難 一部区間で工事に遅れ その原因は?
乗りものニュース
Jujuも実践、レーシングドライバーに欠かせない“見る力”を鍛える! 「ドライビングビジョントレーニング」のサービス開始へ
Jujuも実践、レーシングドライバーに欠かせない“見る力”を鍛える! 「ドライビングビジョントレーニング」のサービス開始へ
motorsport.com 日本版
クルマに出現する「光るカメ」は危険のサイン! 見慣れない「謎マーク」の意味は何? そのまま走り続けるのはNG!
クルマに出現する「光るカメ」は危険のサイン! 見慣れない「謎マーク」の意味は何? そのまま走り続けるのはNG!
くるまのニュース
ヤマハの“スポーツヘリテージ”バイク「XSR900」に2024年モデルが新登場! 新色は存在感が抜群!! 気になる走りの実力は?
ヤマハの“スポーツヘリテージ”バイク「XSR900」に2024年モデルが新登場! 新色は存在感が抜群!! 気になる走りの実力は?
VAGUE
大学キャンパスにキッチンカー急増! 食環境改善と災害対策に
大学キャンパスにキッチンカー急増! 食環境改善と災害対策に
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村