走りもイケる新世代エアサス『エアフォース』の魔力
デジタルでスマートに車高を制御!
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このクールレーシング86は、デモカーであるとともに、同社代表・片岡さんの愛用ドリフトマシンとしてボルトオンターボを装備して走り込んできた1台でもある。
2015年の東京オートサロン出展時は、ゴールドのフルラッピングスタイルで登場。そして、現在は2018年の東京オートサロン出展仕様で、カスタムペインターとして名高いROHAN(ローハン)井澤さんによるキャンディカラーでのオールペンが施された。
そうしたエクステリアのモディファイと同時に、足回りも車高調からエアサスへと一新されている。「キャンディブルーに塗り替えて、ボンネットにもカスタムペイントを施したので、ワイド&ローのイメージを強調するためにエアサスを投入したんです。ドリフト走行は車高調よりもかなり難しくなってしまいましたが、ショーカーとしてローフォルムを追求するには、着地させることもできるエアサスが有利ですね」と片岡代表。
なお、コンプリートカー販売を手掛けるクールレーシングだが、現在のエアサス装着率はかなり高まっているとのこと。というのも、ここ1~2年でエアサスのシステムが格段に進化したからだそうだ。
「以前のエアサスは、ショックとエアバッグを組み合わせてブラケットをワンオフ製作して…といった手間がかかったり、ボディ側の加工が必要だったりと取り付けがとにかく大変。そんな加工が多いことや部品点数が多いことが原因で、エアサスは故障が多かったんです。ですが現在は、車種別設計のエアサスが登場した上に、デジタル化とワイヤレス化が進んで、もはやトラブルレスと言える時代になりました」。
その新世代エアサスの代表として、クールレーシングが推奨するのが『エアフォース』。かつてのエアサスと言えば、数種類しか設定のないエアバッグを純正のショックに加工して取り付けるのが主流だったが、エアフォースでは車種別専用設計を採用していてボルトオン装着できる。
また、フルタップ式車高調整機構と減衰力調整機構も搭載。走行車高は好みの乗り味の空気圧(=硬さ)に設定した上で、その状態で車高が低すぎたらフルタップ車高調で上げる…といった設定が可能なのだ。減衰力も合わせてセッティングが決まると、ストリートでのスポーツ走行であれば充分に攻めた走りに対応してくれるのである。
そして、エアフォースのラインアップ中でも特に注目したいのが“次世代モデル”と言われる『スーパーパフォーマンスキット(65万円)』だ。エアサスと言えば部品点数の多さがデメリットと言われていたが、4輪独立制御の電磁バルブと空気圧を検出するデジタルプレッシャーセンサーを一体化することで、部品点数の削減のみならずユニットのコンパクト化も実現している。
しかも、4輪エアバッグとエアタンクの空気圧をECUがデジタルで制御しているので、ワイヤレスリモコンで操作可能。以前のように車内に空気圧をチェックするメーターと、エア調整用のパドルスイッチを配置する必要がないので、よりスマートにインストールできるようになったのだ。
全上げ状態:段差回避用
全下げ状態:限界低車高(エア圧ゼロ)
限界低車高(エア圧ゼロ)、走行車高、段差回避用の上げ状態車高…など、それぞれの空気圧をメモリーしておくことが可能だ。また、エンジン始動時に走行車高に設定する機能も搭載。ちなみに、クールレーシング86では全下げ状態から走行状態にすると約6.5cmアップ。最大上げ状態ではさらに約3cmアップした(フロントリップ後端で計測)。
実際に車両へインストールする場合は、エアタンク、コンプレッサー、4輪独立制御の電磁弁&デジタルユニット、ECU&通信ユニットはトランクに設置する。そして、それぞれのユニットを繋いで4輪のエアバッグとの配管を連結すれば取り付けは完了する。なお、クールレーシングではセッティングまで含めて工賃10万円で対応している。
車検もキットには公認申請書類(強度計算書)が付属しているので心配なし。停車時に限界まで車高が落とせて、走行時には瞬時に車高が上げられる。キット価格と取付工賃で約80万円と身近とまでは言えないが、シャコタンを極めたいなら次世代エアサスの導入は絶対アリな選択肢だ。
●取材協力:クールレーシング 愛知県名古屋市緑区大根山2-503 TEL:052-693-9805
●エアサスに関する問い合わせ:ジャッツ エアフォース事業部 TEL:0467-50-2000
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