アバルト最強EV レースのノウハウを注入
イタリアの自動車ブランドであるアバルトは、新型の電動クロスオーバーを2025年に投入する見込みだ。ブランド史上最もパワフルな市販車になるという。
【画像】ピリッと痺れる高性能クロスオーバーの登場?【アバルト新型「600e」のプロトタイプとフィアットを写真で比較】 全28枚
新型車はフィアット600eをベースにすることから、アバルト600e(仮称)と名付けられる可能性が高い。最高出力240psの電動パワートレインを搭載予定で、現行695ビポスト・レコードの1.4L 4気筒エンジン(190ps)を大きく上回る。
加速性能も期待されるが、アバルトは静止状態からの発進加速性能よりもミドルレンジでの性能に重点を置いている。
アバルトは親会社ステランティスのモータースポーツ部門と協力し、レースで培ったノウハウを市販車開発に活かすという。従来のeCMPプラットフォームに手を加え、パフォーマンス志向を高めた「Perfo-eCMP」とした。
Perfo-eCMPでは、よりスポーティなサスペンション・セットアップ、EVに特化した独自のリミテッド・スリップ・ディファレンシャル、先進のブレーキシステム、フォーミュラEの経験に基づく専用タイヤが採用される。これにより、ハンドリングとドライビング・ダイナミクスが向上するという。
「その結果は宝石、新しい輝く星」であり、「あらゆるコンディションで優れたレーシング・ダイナミクスを保証する」ことで、「楽しさとパフォーマンスを提供する最高のパッケージを作り上げる」とアバルトは語った。
クロスオーバーというより「ホットハッチ」?
プロトタイプの画像では、予想よりアグレッシブなサスペンション・セットアップが採用され、クロスオーバーというよりむしろホットハッチに近いスタンスになることが明らかになった。
また、かなり大径のホイールが装着され、タイヤはミシュラン・パイロットスポーツを履いている。
フロントエンドにはチンスプリッターが追加され、より彫りの深い造形となっている。リアバンパーの下には新しいディフューザーが収められているが、画像ではその詳細はわからない。
600eは2025年初頭(フィアット500eとアバルト500eの登場時期のずれを反映)の登場が予想される。フィアットと同じ54kWhバッテリーを搭載する見込みだが、航続距離は400km以下となる可能性が高い。
今後の注目点は、リアアクスルに2基目のモーターを追加するかどうかだ。兄弟ブランドのジープは昨年、プラットフォームを共有するアベンジャーの四輪駆動バージョンを披露しているため、十分に実現可能と考えられる。
スタイリングとしては、バケットシート、アルカンターラ巻きステアリングホイール、専用のホイールデザインなどによりスポーティな仕上がりとなるだろう。
500eではスピーカーを搭載し、加速に合わせて擬似的なエンジン音を発生させるが、600eにも導入される可能性はある。
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みんなのコメント
どんどんフィアットのイメージから離れていく
一昔前のマーチみたい