スズキは2023年2月7日、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子氏を社外取締役に迎え入れる人事を発表した。今年6月の株主総会で正式に就任予定だが、そんな高橋尚子氏にふさわしいスズキ車は何か? 現行および歴代モデルから勝手に予想してみた!
文/伊達軍曹、写真/SUZUKI、STARTS、ベストカー編集部、ベストカーWeb編集部
スズキ社外取締役に元女子マラソン「高橋尚子」氏が就任! 五輪金メダリスト&国民栄誉賞ランナーが一番似合うスズキ車って?
■どのスズキ車が高橋尚子さんに似合うのか? それが問題だ
2000年シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストにして国民栄誉賞受賞者の高橋尚子氏。2022年6月からSTARTSの社外取締役も務めている(写真:STARTS)
スズキは2022年2月7日、五輪マラソン金メダリストの高橋尚子さんを社外取締役に起用する人事を発表した。
この件についてネット上では「Qちゃんに自動車ビジネスのことがわかるの?」とか「スズキは社外取締役制度をナメてるのか!」などと、主には批判的な意見が飛び交っている模様だ。
だが、こう言ってはなんだが“ビジネス”のことなどどうでもいいというか、本件は外野がいちいち口を挟むべき問題ではないと思っている。
真の問題はこれだ。
「高橋尚子さんに似合うスズキ車はどれなのか?」
高橋尚子さんの現在の愛車が何なのかは知らないし、そもそもクルマをお持ちなのかどうかもわからない。だが社外とはいえ「スズキ株式会社の社外取締役」になったからには、Qちゃんはスズキのクルマに乗るべきだ。いちおう。そしてその際には、できれば「高橋尚子さんに似合うスズキ車」を選ぶべきなのだ。
Qちゃんによく似合うスズキ車を、ひたすらカッコよく乗りこなすこと。それもまた「社外取締役 高橋尚子」に課せられるべきミッションのひとつであろう。
■現行車ならまずはソリオバンディットであろう
ソリオバンディット。コンパクトクラスのトールワゴンで抜群のスペース効率を誇っており、ノーマルのソリオよりもワイルド系の雰囲気が魅力だ
で、いろいろと考えてみると……まず最初に思い浮かぶ「高橋尚子さんに絶対似合うスズキ車」は「ソリオバンディット」だ。ご承知のとおり、コンパクトトールワゴンであるソリオの「ちょいワイルド系なやつ」である。
高橋尚子さんといえば、愛称はQちゃん。そしてバンディットといえば思い出されるのが1981年の英国映画『バンデットQ』(※編註:ファンタジー映画。製作総指揮はビートルズのジョージ・ハリスン氏)であるため、Qちゃんにはピッタリなのではないか? と思う次第だ。
ちなみに映画の原題は“Time Bandits(タイムバンディッツ)”で、邦題に付いているQは「なんとなく語呂がいいから」というだけの理由で、日本の配給会社がテキトーに付けたらしい。
そして高橋尚子さんのあだ名がQちゃんになった理由も、「リクルート時代の陸上部の歓迎会で、アルミホイルを全身に巻いてオバケのQ太郎の歌を歌って踊ったから」という、割とテキトーなものであるとのこと。ということで、ここにおいても両者の親和性はけっこう高いため、よりいっそう「バンディットはQちゃんに似合う!」と思うのである。
とはいえテリー・ギリアムが監督した映画「バンデットQ」はいささかマイナーであるゆえ、あの映画が大好きな筆者以外の人にとっては説得力が低いかもしれない。またバンディット(Bandit)とは強盗・追いはぎ・山賊を意味する英語であるため、「社外取締役が山賊になるのかいかがなものか?」という意見も出るだろう。
■それならワゴンRスマイルもいいんじゃね!?
ファニーな表情を持つフロントマスクが与えられたワゴンRスマイル。ワゴンRの歴代モデルで初めてスライドドアを装備している
であるならば、わかりやすいところでは「ワゴンRスマイル」が、高橋尚子さんに似合うスズキ車だと言えるはずだ。
高橋尚子さんといえば“笑顔”がトレードマークのようなもの。特に印象に残るのは、2000年のシドニー五輪で初の女子マラソン金メダルを獲得した際のゴール後の笑顔と、引退を決めた後の2009年名古屋国際女子マラソンにおける「ありがとうラン」での、終始一貫した笑顔だろうか。
ワゴンRスマイルは、そんな“スマイル”が代名詞であるQちゃんには果てしなく似合うはずであり、売れゆき的には今ひとつパッとしていないワゴンRスマイルの、販売政策上の起爆剤にもなり得る。
しかし、ここで問題となるのは、「社外取締役様が安めの軽でいいのか?」ということだ。
ワゴンRスマイルはなかなか具合がよろしい近距離用軽自動車であることは間違いないが、「安めの軽」であることもまた間違いない。となると「取締役が“安めの軽”では示しがつかないし、他社やステークホルダーにナメられる」といった問題が噴出してしまうリスクもあるわけだ。
■キザシ、いやランディこそ似合う……のか?
キザシ。すでに生産を終了しているが、貴重なセダンモデルとして警察の捜査車両によく採用されていたことは有名
そこも踏まえて「Qちゃんに似合うスズキ車」を考えるのであれば……「キザシ」も、どことなく「駅伝大会の関係者車両として提供されてそう」という意味で、駅伝でも活躍した高橋尚子さんのイメージに合う気がする。ただ、いささか古すぎるか?
ならば「スズキランディ」でどうか。ご存じのとおり現行型のスズキランディは、トヨタノアのOEM供給版であるミニバンだ。これであれば「助手席にメガホンを持った小出監督(※故人)が乗ってそう」という意味で、なんとなくQちゃんに似合いそうである。
現行型ランディ。従来までのセレナのOEMモデルから現行からノアのOEMにスイッチされている
しかし、ランディは「純粋なスズキ車ではない」という意味で、スズキ株式会社の社外取締役が乗るクルマとしてはあまりふさわしくないのかもしれない。
■こうなったらジムニー5ドアでいこうじゃないか!
ジムニー5ドアモデル。日本導入時期が果たしていつ頃になるのか、非常に気になるモデルだが、これこそ社外取締役に就任する高橋尚子さんに最も似合うクルマか!?
となれば……妥当なのは「ジムニーシエラ」だろうか。まぁ、あまり面白くない結論ではあるが、このクルマも、高橋尚子さんの素敵な笑顔にかなり似合うことは間違いない。
少なくともキザシよりは断然似合う。そしてジムニーシエラをベースとする「ジムニー5ドア」の国内導入に連動してQちゃんにそれを貸与すれば、バカ売れ必至のジムニー5ドアはさらにバカ売れし、スズキ株式会社の株価も爆上がりするかもしれない。
それこそが「社外取締役 高橋尚子」に課せられた真のミッションである――かどうかは知らないが(たぶん違う)、いずれにせよ高橋尚子さんには、「ランニングシューズの色っぽい」ともいえるキネティックイエローのジムニー5ドアを、素敵に乗りこなしていただきたいと熱望している筆者ではある。
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