2020年FIA F2第4戦のレース2が、イギリスのシルバーストン・サーキットで行なわれた。優勝したのはダニエル・ティクトゥム(DAMS)で、日本勢最上位は松下信治(MPモータースポーツ)の7位だった。
前日のレース1では、ニキータ・マゼピン(ハイテック)が初優勝。2位と3位にはタイヤマネジメントに成功して終盤に追い上げを見せた周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)と角田裕毅(カーリン)が入った。角田はF2で2度目の表彰台となった。
■F2シルバーストン:レース1はマゼピンが初優勝。角田は抜群のタイヤ管理で3位表彰台
レース2のポールポジションはレース1で8位のティクトゥム。2番グリッドは同7位のフェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)となった。角田は6番グリッド、松下は10番グリッド、佐藤万璃音(トライデント)は20番グリッドからのスタートだ。
レースがスタート。ティクトゥムがトップをキープしてターン1を抜けた。角田はターン3でカラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)と接触してスピン。マシンを再発進させることはできず、リタイアに終わってしまった。その後、アイロットには接触の責任を問われて5秒のタイムペナルティが科された。
21周のレースは5周を終え、ティクトゥム、クリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)、ルイ・デレトラ(チャロウズ)、ドルゴビッチ、アイロットというオーダー。ティクトゥムはルンガーに1秒以上の差をつけ、快適なリードを築いていった。
8周目、7番手の周がハンガーストレートでマゼピンとドルゴビッチを2台まとめてオーバーテイク。5番手に浮上した。
レースは後半戦に入り、アイロットがチャージを始める。デレトラ、ルンガーを相次いでパスし、2番手に浮上した。
5秒のタイムペナルティがあるアイロットはさらにペースを上げ、トップのティクトゥムに迫っていくが、残り6周の最終コーナーでスピン。リタイアとなってしまった。コース上に停まったティクトゥムのマシンを回収するため、セーフティカーが出動した。
最終セクションでアイロットのマシンを回収している間、セーフティカーを先頭とする隊列はホームストレートではなくピットレーンを通過することになったが、このタイミングでルンガーら数台のマシンはタイヤ交換を行なうギャンブルに出た。ショーン・ゲラエル(DAMS)もそのひとりだったが、タイヤがうまくはまらなかったのか、ピットレーン出口でマシンを止めてしまった。
レースは残り3周で再開。5番手のルンガーはマゼピンをあっさり交わして4番手に浮上すると、残り2周で周も交わして3番手に上がった。
そしてレースはファイナルラップに突入。ルンガーはターン4でデレトラを攻略して2番手に上がると、首位のティクトゥムを追った。しかし最後はわずかに届かず、ティクトゥムが0.3秒差で逃げ切りトップチェッカーを受けた。
3位はデレトラ。4位にはチェッカー直前でマゼピンの前に立ったユアン・ダルバラ(カーリン)が入った。松下はチームメイトのドルゴビッチに続く7位でフィニッシュ。2戦連続でポイントを獲得した。8位ジャック・エイトケン(カンポス)までが入賞となり、周は最終ラップのスピンによって9位に終わった。佐藤は12位でフィニッシュし、今季ベストリザルトを記録した。
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