Bentley Continental GT3 Pikes Peak
ベントレー コンチネンタル GT3 パイクスピーク
ランボルギーニ エッセンサ SCV12、世界初となるロールケージ不要のGTレーシングカー!
アメリカにおける3度の実走テストを完了
2021年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに再生燃料で参戦する「コンチネンタル GT3 パイクスピーク」が、3回に及んだ実走テストと再生燃料エンジンの開発を完了。世界で最も過酷なヒルクライム参戦に向けて最終準備に入った。
コンチネンタル GT3 パイクスピークは、世界中のGTシリーズで多くの実績を残してきたコンチネンタル GT3をベースに、ヒルクライムレース用に様々な改良が施された。6月27日に行われるパイクスピーク本番では、再生バイオ燃料を混合したガソリンで走行する。
ベントレーは企業戦略「ビヨンド100(BEYOND100)」を掲げ、次の100年に向けて組織全体で二酸化炭素の排出量をゼロにすること、そしてカーボンニュートラルの達成を目標に掲げている。そのなかで電動化と共に、再生可能燃料の開発・研究にも注力している。
GT3をベースに大幅なパワーアップを果たしたV8ターボ
スタート地点が海抜9300フィートに置かれ、フィニッシュは1万4100フィートにまで達するパイクスピーク。頂上付近では酸素濃度が海抜レベルと比較して実に3分の1にまで低下する。このような環境下で走行するコンチネンタル GT3 パイクスピークは、空力パッケージ、シャシー、エンジンに改良が施され、現時点でベントレー史上最強マシンとして完成した。
搭載される4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、海抜レベルで最高出力750bhp以上、最大トルク1000Nm以上を発揮。パイクスピークの本番では、さらに高い出力の発揮を目指している。
ベースとなったGT3仕様のパワーユニットには新仕様のピストンとコンロッドを採用し、ブースト圧(2.2bar以上)増加に対応させた。カーボンファイバー製インテークマニホールドもベースと比較して厚みが増し、大幅に強化している。チタン製専用エキゾーストマニホールドはアクラポヴィッチが3Dプリント技術を使って製造。これに大型のターボとウェイストゲートを組み合わせ、短いエキゾーストと専用スクリーマー・パイプを経由して前輪後方から排気される。
このエンジンは「98RON」再生レーシング燃料を使用。この燃料はモータースポーツのために特別に開発された先進的な専用バイオ燃料ブレンドで、温室効果ガスを最大85%削減できる持続可能な「eFuel」実現に向けた大きなステップとなる。
パイクスピークに合わせたシャシーセットアップ
パイクスピークのために、ベントレーの開発チームは車両後部に設置される二次冷却システムを開発。リヤウインドウ位置にエアスクープを設置してセカンダリラジエーターにフレッシュエアを送り込み、トランクリッドに設置されたダクトから排気する。このシステムは専用のウォーターポンプによって作動する。
ギヤボックスはGT3にも搭載されている標準的な6速シーケンシャルをキャリーオーバー。増大したトルクに耐えられるよう設計されているが、リヤドライブシャフトの直径を拡大し、耐久性をさらに高めた。このギヤボックスには、エンジンにも高性能オイルを供給しているモービル1が、専用に特別開発したオイルが使用されている。
シャシーは、パイクスのコースの特性に合わせたセットアップとチューニングを採用。前後アクスルは標準的なコンチネンタル GT3よりもキャンバー角を大幅に減らし、低速域におけるコーナリング性能に重点が置かれた。また、ベントレーが展開するなかでも最もソフトな設定のスプリングとアンチロールバーが装着されており、ブレーキング時の荷重移動を最適化している。
ベントレー史上最大サイズのリヤウイング
エアロダイナミクスが刷新されたことで、海抜レベルにおけるダウンフォースがボディワーク全体で30%も増加。しかも、ベースとなったコンチネンタル GT3とフロント/リヤの空力バランスが維持された。これは最初のサーキットテストにおいても実証されている。
エクステリアで最も大きなインパクトを見る者に与えるのが、ベントレー史上最大のリヤウイングだろう。トランスアクスルを取り囲む高効率リヤディフューザーと組み合わせることで、リヤアクスル付近に最大のダウンフォースを発生させる。これらのカーボンファイバー製空力パーツの大部分は、英国・クルーのベントレー本社工場で、アディティブ・マニュファクチャリング技術を用いて製造された。
アメリカのサーキットと高地でテストを実施
2021年シーズンのパイクスピーク参戦プロジェクトは、英国におけるコンチネンタル GT3のカスタマーチームである「ファスター(FastR)」と共同で行われる。ファスターとベントレーは、コンチネンタル GT3を開発した英国の「Mスポーツ(M-Sport)」のエンジニアリング部門のサポートを受けて、世界一過酷な12.42マイルのヒルクライムレースに挑む。レース期間中、アメリカ・コロラド州においては経験豊富な「K-PAX レーシング(K-PAX Racing)」からの支援も受ける予定だ。
コンチネンタル GT3 パイクスピークはアメリカに到着しており、ウィロー・スプリングスにおいて、シャシーのセットアップテストを2回実施。その後、コロラド州アスペンでエンジン性能とキャリブレーションに焦点を当てた高地テストも行われている。一方、英国・カンブリア州のMスポーツでは、開発用エンジンを使った高負荷における再生可能燃料の評価も行われており、非常にポジティブな結果が得られたという。
今回、ベントレーはパイクスピークで3度の総合優勝経験を持つ「山の王者(King of the Mountain)」の異名を持つリース・ミレンをドライバーに起用。ミレンは2018年にベンテイガ W12で「市販SUV最高記録」、2019年にコンチネンタルGTで「市販車両記録」という、いずれも最速記録を達成。2021年はコンチネンタル GT3 パイクスピークで、9分36秒という「クラス1」の世界最高記録樹立を狙う。
6月27日に開催される第99回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに向けて、チームは今後2週間をかけて、最終的なテストを行う予定だ。
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