■当時風エンブレムにウイング&白ホイール装備
トヨタの北米法人は2025年5月6日に、「カローラハッチバック」に新たに「FXエディション」を追加することを発表しました。
【画像】超カッコイイ! これが「新カローラFX」です! 画像で見る(86枚)
カローラハッチバックとは、日本では「カローラスポーツ」として販売されている5ドアハッチバックと同じもので、今回のFXエディションは往年のモデルをオマージュしたものとなっています。
FXエディションのオマージュ元となるのは、1980年代に存在した「カローラFX16 GT-S」で、日本では「カローラFX」の名前で販売されたもの。
FX16の「16」とは、搭載された1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンを指しており、日本では名機とされるスポーツツインカムの「4A-G」型を搭載した、「カローラFX GT」に近い装備を持ついわゆる“ホットハッチ”でした。
ちなみに、現行型カローラのラインナップには1.6リッターエンジンは存在しません。
そのため、FXエディションの心臓部には169馬力を発生する2リッター直列4気筒直噴の「ダイナミックフォースエンジン」となっていますが、このパワートレインは日本仕様には存在しないものとなっています。
そんなFXエディションの最大の特徴は、やはりそのスポーティなエクステリアです。
18インチのグロスホワイト仕上げのアルミホイールや、ブラックのラグナット、ブラックのベント付き大型スポーツウイングが目を惹きます。
さらにリアハッチの左下には、当時のFX16に備わっていた「COROLLA」のロゴを再現した専用エンブレムが与えられ、ヘリテイジ感溢れる仕上がりとなっているのもポイントです。
さらに用意されるボディカラーは、鮮やかなオレンジ系のカラーとなる「インフェルノ」のほか、「アイスキャップ」と「ブルークラッシュメタリック」の3色が用意されるとのこと。
一方のインテリアにはブラック基調のスポーツシートが装着され、シートやドアパネル、ステアリングホイール、シフトブーツにオレンジの専用ステッチが施され、機能装備では7インチのデジタルメータークラスターやワイヤレスチャージャーが標準装備されるのも特徴となっています。
このほか、8インチのコネクティッドマルチメディアシステムや、最新の運転支援パッケージである「トヨタセーフティセンス3.0」なども標準装備となり、ベースとなった「SE」グレード同様の装備は、抜かりなく搭載されています。
このカローラハッチバックFXエディションは、2025年秋ごろにデリバリーが予定されており、米国向けには1600台限定でリリースされるとのこと。
現時点では北米地域以外でのリリースはアナウンスされていませんが、当時の名称やスポーティな味付けのルックスなどから、日本にも導入されたら欲しいと思う人は少なからずいるのではないでしょうか。
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