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ウイリアムズ家、F1チーム売却を偲んで【連載第16回:熱田護のF1勝手に片思い】

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ウイリアムズ家、F1チーム売却を偲んで【連載第16回:熱田護のF1勝手に片思い】


1995年のシーズン。
マイケル・シューマッハ選手の実力とベネトンのシャーシ&ルノーエンジンの組み合わせは、この年も圧倒的で全17戦中、9勝を挙げて2年連続でワールドタイトルを獲得しました。
どんどん、シューマッハ選手への求心力が高まり、人気も急上昇という時代に突入です。

デーモン・ヒル選手。
ご存知の方は多いと思いますが、お父さんは偉大なチャンピオンのグラハム・ヒルさん。
二世ドライバーがこの後続々と出てきますが、そのはしりですね。
僕の印象としては、際立ったスピードは感じられなかったけれど堅実なレース運びでポイントは獲得するイメージ。

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デーモン・ヒル選手とウイリアムズFW17B。
選手権は2位を獲得。しかし、シューマッハ選手と接触するなど確執は、多くのグランプリで物議を醸しました。
チャンピオンのシューマッハ選手が102点、2位のヒル選手が69点。
もし、セナさんがいたら、いい勝負ができていたに違いないと僕は勝手に思っています。

ヘルメットのデザインはお父さんと一緒。チームメイトはデビッド・クルザード選手。

フランク・ウイリアムズさんと、マラドーナさん。
確かモナコグランプリだったと思います。

2020年のイタリアグランプリで、F1チームからウイリアムズ家の離脱が発表になりました。
F1の現場に、フランクさんが築き上げた長い歴史にピリオドが打たれました。
現代のF1の規模感は、昔ながらでの家族経営ではとてもやっていけないということになったわけです。寂しいです。

ウイリアムズという名前と、イギリス、グローブにあるファクトリーは残されますが、アメリカの投資会社ドリルトン・キャピタルに190億円で売却されました。
コンストラクターズタイトル9回、ドライバーズタイトル7回という名門チームの現在は最下位のチームになってしまっています。
今後、新しい体制になってどのように復活していくのでしょう。

ルノーエンジンは、17戦16勝。もう圧倒的なパフォーマンス。

ルノーのお膝元のフランスグランプリのマニクールサーキットでお披露目された、エスパスF1。

ミニバンにF1のエンジンを載せたわけです。
今で言うと、オデッセイにPU載せた感じですね。

音は、まるっきりF1でした。
イケイケ、ルノーの余裕が感じられました!

チャンピオンのベネントンのメインスポンサーはJTのマイルド・セブン。
タバコマネーでF1が動いていた時代です。
まさか、今のようにタバコが嫌われてしまう世の中になるとは想像もできませんでした。
JTもタバコでヨーロッパ進出を考えていたと言う話もありましたね…。

〈文と写真=熱田 護〉

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