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ウルス Sに乗りながらランボルギーニCEOとクロストーク「共通しているのは、ランボルギーニ愛です」

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ウルス Sに乗りながらランボルギーニCEOとクロストーク「共通しているのは、ランボルギーニ愛です」

創立60周年を機に、新しいステージへ足を踏み出したランボルギーニ。それは日本でも同様で、新世代のフラッグシップモデルとなるV12エンジン搭載HPEV(※)のレヴエルトが、ジャパンプレミアされた。ここではランボルギーニジャパンの代表、ダビデさんとウルスでドライブしながら対談、話題は多岐にわたった。(Motor Magazine2023年8月号より)

「ワオ」、初めてレヴエルトに乗った時の感想です
千葉 今日は天気も良く、楽しいドライブになりそうですね。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

ダビデ・スフレコラ社長(以下ダビデ) 6月は天気が読めないのでレヴエルトのローンチイベントもあえて屋内の会場にしました。

千葉 歴史的にランボルギーニはV12エンジン搭載車を多く作ってきましたが、その中で1番ダビデさんが好きなのはどれですか。

ダビデ すごく難しい質問しますね。ひとつだけは選べません。私がランボルギーニを好きになったのは、初代クンタッチだったので、思い入れがあります。クンタッチって凄いクルマですよね。

想像の世界みたいじゃないですか。世の中に与えた衝撃も大きく、映画やアニメなど、本当に世界中でたくさんの影響を与えましたよね。ですから、まずはクンタッチです。私にとって大事なモデルです。

千葉 他にもあるんですね。

ダビデ それは80~90年代、世の中に大きな影響を与えたディアブロです。あのラインやデザインが大好きです。最近はアヴェンタドールSVJで、ランボルギーニの成長を表す顔のような存在です。ランボルギーニのV12の完璧さに加え、成長プロセスの中で果たした役割は大きいと思います。

そして私たちが一番好きなのは、最新の商品です。つまりレヴエルトも大好きです。それって台本に書いてあるの?と思うかもしれませんが、過去をリスペクトすることと同じぐらい、その先を見通すことも大事です。だから、ランボルギーニで働く人間は、過去も大切にしていますが、それにとらわれず、未来をより良くしたいという考え方を持っています。

ランボルギーニは、そもそもチャレンジから生まれたブランドです。現状を打破する、ハードルをクリアするというのが成り立ちで、より良くしたいと常にやってきました。それが私たちの信念なんです。だから、その最新が番いいV12だと思っています。

レヴエルトに乗って加速すると真っ先に「動画」が思い浮かびます
千葉 レヴエルトに興味が膨らみました。まだ乗っていませんがダビデさんは乗りましたか?

ダビデ 乗りました。新しいモデルに乗るとき、社内の人間は厳しい目で見て評価するのが仕事でもあるので、最初はちょっとどうなのかなという感じでした。そもそも電気パワーを使うってどうなのか、クルマの重量がどうハンドリングに影響しているのかも気になっていました。

そうした懸念はありましたが発進したら「ワオ」でした。自然吸気エンジンと電気パワーが組み合わされ、当然トルクは上がっていますが、普通のV12のように回転が上がっていくとその音が同じように聞こえるのに、クルマのリアクションが不思議な感覚になります。

千葉“ 「ワオ」が楽しみです。

ダビデ ローンチ時のプレゼンに稲妻と雷鳴が合体したような動画がありましたが、レヴエルトに乗って加速すると真っ先にそれが思い浮かびます。これが新しいランボルギーニのV12のエモーションで自然吸気エンジンが感じられると同時にエンジン回転数が上がるにつれて自然吸気の音色と、その加速、リアクション、ギアチェンジの反応がこれまでとはまったく違った感覚になります。自分の脳と気持ちは、以前のV12に慣れていますからそこを理解するまで少し時間がかかるんですよ。

千葉 プレゼン動画は新しい時代のランボルギーニを感じました。

ダビデ FROM NOW ONが今回のスローガンなんですが、要するに電源を入れての「オン」という意味です。ただ、NOW ONというのは、今後という意味なので、ランボルギーニの未来を示唆しています。

単に電気自動車のトレンドに乗ったわけではなくランボルギーニらしいやり方で電動化したということです。レヴエルトは、今までのランボルギーニの中で最速なんです。つまりまったく妥協せずに電動化し新しいランボルギーニが誕生したのです。

千葉 日本に熱いランボルギーニファンが多いのはどうしてですか。

ダビデ すごく面白い質問ですね。実は私も3年前に日本で仕事するようになってから、ずっと考えてました。ひとつはスーパーカーを愛する長い伝統や歴史がありクルマ文化がしっかりと根付いてるということもあって自然にクルマに対する愛情が深いのだと思うんです。

その中でも、ランボルギーへの愛を考えると、やはり日本でクンタッチの果たした役割は大きいでしょうね。これまでもランボルギーニファミリーという話をしたことがありますが、共通点はランボルギーニ愛だと感じています。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:永元秀和)

[ アルバム : ランボルギーニ ウルス Sに乗りながらクロストーク はオリジナルサイトでご覧ください ]

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