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アストンマーティンの新CEOにメルセデスAMGのトビアス・ムアースが就任! 新舵取り役が見据える前途とは

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アストンマーティンの新CEOにメルセデスAMGのトビアス・ムアースが就任! 新舵取り役が見据える前途とは

新CEOの就任は2020年8月1日

アストンマーティン ラゴンダ グローバル ホールディングス(Aston Martin Lagonda Global Holdings plc)は、Dr.アンディ・パーマーがプレジデント兼CEOを退任することを発表。後任はメルセデスAMGのトビアス・ムアースCEOで、2020年8月1日に着任する。

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8月まではバイスプレジデント兼最高生産責任者であるキース・スタントンが代理を務め、経営執行役会長のローレンス・ストロールを補佐するという。

アファルターバッハからゲイドンへ

メルセデスAMGで辣腕を振るったトビアス・ムアースがゲイドンへやってくる。54歳の若きリーダーは、ダイムラーAGで25年以上にわたり重責を担ってきた。2013年10月からは現職であるメルセデスAMG GmbHのCEOに就き、さらにCTO(最高技術責任者)も兼任。実力、実績ともに申し分のない評価を内外から獲得している。

ムアースのもとで、メルセデスAMGは製品ポートフォリオを倍以上に拡張。パフォーマンス志向のセグメントでも積極的にパワートレインの電動化を推進するなどして、販売台数を4倍に伸ばした。生産効率の向上にも注力し利益率も向上している。明確なブランド戦略を確立して財務体質を強化、AMGのブランド価値と認知度を高めた立役者だ。

AMGとアストンマーティンの関係は継続

ローレンス・ストロール会長は説明する。

「いまこそ我々の計画を推進していく新たなリーダーシップが必要だと役員会は判断しました。役員会を代表して、2014年からアストンマーティン ラゴンダの運営に心身を捧げ、激務をこなしてくれたアンディに感謝の意を捧げます。彼のもとで、弊社のコアともいえるスポーツカーの数々を刷新してきました。DB11、ヴァンテージ、DBS スーパーレッジェーラ、そして今夏よりデリバリー開始を予定しているブランド初のDBXも誕生しました。さらに、今後の道筋を示すミッドエンジンハイパーカー、ヴァルキリーの開発も進んでいます。数々の挑戦、そして新型コロナウイルス感染症(COVID-19)という想定外の状況下で舵を取った彼のリーダーシップは強く認めるところであります」

「そして、トビアスをアストンマーティン ラゴンダに迎えられることを大変喜ばしく思っています。彼はとても優れた自動車のプロフェッショナルであり、我々と長きにわたり技術面、商業面で強いパートナーシップを結んできたダイムラーAGで素晴らしい実績を築きあげてきたリーダーです。その関係は今後も継続していくでしょう。トビアスは自身のキャリアを通して、商品の拡大、ブランドポジションの強化、そして利益率の拡大に取り組んできました。我々のポテンシャルをフルに活かすビジネス戦略を実行するうえで、彼は最適なリーダーです。今後、トビアスと私のエネルギーは、弊社の地盤とブランド、エンジニアリングの才能、そしてスタッフのスキルを強化するために捧げて参ります。アストンマーティンを世界に抜きんでたラグジュアリーカーブランドとして確立するために」

AMGからゲイドンを見つめてきたトビアス・ムアース

トビアス・ムアースが意気込みを語る。

「私はいつもパフォーマンスカーに情熱を抱いてきました。ダイムラーAGとパートナーシップを結んだ時から、私自身技術面で深い関わりをもってきた象徴的なブランド・アストンマーティンのために働くことができる。その機会に恵まれたことを喜ばしく思っています。ローレンス経営執行役会長は、彼のコンソーシアム“Yew Tree”から大規模な資本注入を行いました。今後のプロダクト拡張、そしてブランド価値の向上に繋げていくべく、会社は十分な体力を備えていると確信しています。我々の顧客、従業員、パートナー、株主の皆様のためにアストンマーティンのチームの皆、そしてローレンスと共に働けることを楽しみにしています」

アンディ・パーマーが捧げる万謝の念

アンディ・パーマーも次のように語っている。

「およそ6年間、私はアストンマーティン ラゴンダのために働くという栄誉に浴してきました。DBXを含めた多くの新型モデルを送り出せたのは、従業員の努力と才能のおかげです。新型コロナウイルス(COVID-19)がもたらした危機下での果敢な対応をはじめ、経営陣とすべての従業員のひたむきな働きと献身に心からの感謝を捧げます。皆様とともに働けたことは私の誉れであり、誇りに思っております」

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みんなのコメント

1件
  • うーん…
    むしろ、前CEOのアンディ・パーマー氏の去就が、気になりますね…
    氏にとってアストンの本拠地ゲイドンは、自身の出身地である
    ストラトフォードアポンエイボンにほど近い、まさに「ジモティー」
    ともいえる場所での仕事だったワケですが…

    ランボルギーニ→アウディ→そしてブガッティ…と華麗なる「転身」を
    遂げたステファン・ヴィンケルマン氏のように、どこかの著名メーカーの
    「ドライバーズシート」に再び、収まるのでしょうか…

    まさかあの某社に「返り咲き」…は無いでしょうけど…w
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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