次世代EVのテーマを表現
プジョーは、2023年1月5日(現地時間)に米ラスベガスで開催される電子機器見本市CESで、新しいEVコンセプト「インセプション」を披露することを明らかにした。
【画像】プジョーが次世代コンセプトカー公開へ【予告画像と現行EVを写真で見る】 全52枚
従来の内外装デザインを大幅に見直したもので、テールライトやフロントグリルなど、予告画像も一部公開されている。
プジョーは2023年を「エレクトリック・イヤー」と称し、e-208 GTやe-308、e-308 SWなど複数の新型EVを発売する見込み。また、2024年までに全モデルに電動化バージョンを導入する計画である。
インセプション・コンセプトは、2025年以降の電動化モデル、特にEVがどのようなモデルになるかを示すものだ。
プジョーのリンダ・ジャクソンCEOは記者団に対し、インセプションは「単なる象徴的なジェスチャー以上のもの」であり、「より多くの喜びのために自動車体験を刷新する」というビジョンを具現化するものであると述べている。
ジャクソンCEOによると、プジョーは全面的な電動化に向けて、空間構成、運転の動作、「車内および車両周辺の体験」という顧客体験の3つの重要な要素を改革することになるという。インセプションはこの未来像を示すもので、特にインテリアデザインを「数段階進化」させるとのこと。
インセプションは、必ずしも市販車を予告するものではなく、あくまで次世代モデルで追求するいくつかのテーマを探るものだ。
ジャクソンCEOは、「プジョーというブランドの価値を投影するもの」と述べたが、ステランティスのプラットフォーム(おそらくC-Dセグメントの乗用EV向けSTLAミディアム・アーキテクチャ)をベースにすること以上の詳細については、言及を避けた。
プジョーにとってインセプションは、2018年に公開された「Eレジェンド(E-Legend)」以来のコンセプトカーとなる。
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