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アウディのRSモデルに高性能ステーションワゴンの新型RS6アバントとプレミアムスポーツ4ドアクーペの新型RS7スポーツバックを設定

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アウディのRSモデルに高性能ステーションワゴンの新型RS6アバントとプレミアムスポーツ4ドアクーペの新型RS7スポーツバックを設定

フォーリングスの高性能ワゴン「RS6アバント」が第4世代に、高性能4ドアクーペ「RS7スポーツバック」が第2世代に進化。パワーユニットにはMHEVの4.0TFSIツインターボV8エンジンを搭載

 アウディ・ジャパンは2020年11月28日、高性能ステーションワゴンの新型RS6アバントとプレミアムスポーツ4ドアクーペの新型RS7スポーツバックを新設定し、2021年1月以降に販売を開始する予定だと発表した。車両価格はRS6アバントが1764万円、RS7スポーツバックが1799万円に設定する。
 今回のモデルチェンジで4代目となる新型RS6アバントと2代目となる新型RS7スポーツバックは、ハイパフォーマンスと環境性能を高次元で両立させ、新時代の超高性能ステーションワゴンおよびハイパフォーマンスサルーンに昇華させたことが特徴である。

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 エクステリアについては、RS6アバントが静止していても見る者の目を一瞬で惹きつける革新のワゴンスタイルを、RS7スポーツバックが大地に低く構えた先進のサルーンスタイルを特徴とする。RS6アバントは、ベース車両のA6アバントとの共通部品がルーフとフロントドア、テールゲートのみ。ワイドなフェンダー(全幅はベース車比+約40mm)にパワードームを備えた新しいボンネット、フラットで幅広いシングルフレームグリルおよび立体的な3Dハニカム構造のグロスブラック仕上げラジエーターグリル、LEDヘッドライトの下に配したサイドエアインレット、新造形のRSバンバー、ルーフエッジに装備したリアスポイラーなどにより、RS6アバントならではのアグレッシブで力強いルックスを創出する。一方、RS7スポーツバックはベース車両のA7スポーツバックとの共通部品がボンネットとルーフ、フロントドア、テールゲートという領域のみ。大きく張り出したホイールアーチに幅広くフラットなシングルフレームグリルおよび立体的な3Dハニカム構造のグロスブラック仕上げラジエーターグリル、ブラックインレイを備えた専用のドアシル、カーブを描くリアエンドのトレーリングエッジと左右のライトを接続するライトストリップなどにより、RS7スポーツバック独特のスポーティさとエレガントさを演出した。

 インテリアに関しては、2モデルともに水平基調で上下に階層化された立体的な構造のインパネにフルデジタルのインターフェイス、アンスラサイトカラーのアルミニウムインレイなどによってスポーティかつドライバー重視のキャビン空間に仕立てる。高解像度12.3インチカラー液晶フルデジタルディスプレイを配したRS専用のアウディバーチャルコックピットも装備。ステアリングホイールには、大型のアルミニウム製シフトパドルとマルチファンクションボタンを配したヒーター機能付3スポークタイプ装着した。また、前席にはハニカムパターンとRSエンボス加工を施したバルコナレザー表皮のSスポーツシートを採用。さらに、10.1インチと8.6インチの2 つのタッチディスプレイを採用したMMIタッチレスポンスからなる最新のインフォテインメントシステムやBang&Olufsen 3Dサウンドシステムといった機能装備、アダプティブドライブアシストやアウディプレセンスシティ、アウディサイドアシストなどの先進運転支援システムも標準で設定している。

 パワーユニットは2モデルともに共通で、48Vのマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を組み込んだ4.0TFSIの3996cc・V型8気筒DOHC直噴ツインターボエンジンを搭載する。最高出力は600ps/6000~6250rpm、最大トルクは800Nm/2050~4500rpmを発生。エンジン自体にはシリンダーオンデマンド(COD)システムを導入し、低負荷時には2番、3番、5番、8番のシリンダーを休止して4気筒で稼働する。また、MHEVではベルト駆動式オルタネータースターターが減速時に最大12kWの電力を回生。55~160km/hの速度範囲でアクセルペダルから足を離すと、運転状況とアウディドライブセレクトの設定に応じてリチウムイオンバッテリーに充電するか、エンジンを停止した状態でコースティング(惰性走行)を行うかを決定する。さらに、22km/h未満の速度域で作動するアイドリングストップ機能も設定した。組み合わせるトランスミッションは高出力に対応した電子制御8速ティプトロニック(8速AT)で、駆動機構にはセンターデフを備えたクワトロ=フルタイム4WDをセット。また、セルフロッキングディファレンシャルやリアスポーツディファレンシャルを標準で組み込んだ。

 シャシー面の強化も要注目。標準装備されるダンパーコントロール付きRSアダプティブエアサスペンションはRS6アバントとRS7スポーツバックそれぞれに専用のチューニングが施され、高性能化したパワートレインに対応する。また、コイルスプリングとダンピングコントロールサスペンションにダイナミックライドコントロール(DRC) を組み合わせたRS スポーツサスペンションプラスをオプションで設定した。一方、操舵システムにはスポーティでダイレクトなギアレシオを備えたプログレッシブステアリングを標準で装備。さらに、状況に応じて後輪を最大5度、前輪と逆位相に操舵することで、低速走行時には取り回し性能を、高速走行時には同位相によってステアリングレスポンスを高める4輪操舵システムのダイナミックオールホイールステアリング、RSモードを備えるドライブセレクトを標準で採用する。足もとには10スポークスターデザイン10.5J×21アルミホイール+275/35R21タイヤを装着。制動機構には、穴あきタイプのベンチレーテッドディスクブレーキ(直径:フロント420mm/リア370mm)を装備した。

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