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見た目より実を取るならSUVよりミニバン! 予算100万円で狙える「アウトドア」での万能っぷりが半端ないモデル6選

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見た目より実を取るならSUVよりミニバン! 予算100万円で狙える「アウトドア」での万能っぷりが半端ないモデル6選

大容量ラゲッジスペースをもつミニバンはアウトドア向き

 アウトドアに行くならSUVしかない! という考え方は間違っている。例えば三菱自動車が主催するスターキャンプのフィールドを見れば、意外にもSUVのアウトランダーやエクリプスクロスより、ミニバンのデリカD:5が多いことに気づくはずだ。本格キャンパーだからこそのチョイスで、その理由はやはり大容量のキャビン、ラゲッジスペースによる、アウトドア、キャンプ用品の積みやすさというわけなのだ。そこで、予算100万円以内で手に入る、アウトドアにも適した、使い勝手のいいミニバンを紹介したい。

むしろ中古のほうがイイ! たった100万円程度でアウトドアがもっと楽しくなる国産SUV5台

日産セレナ/トヨタ・ヴォクシー/ホンダ・ステップワゴン(いずれも先代)

 まずは室内空間とラゲッジスペースに余裕あるMクラスボックス型ミニバンだ。100万円以下の候補としては、先代日産セレナ、トヨタ・ヴォクシー、ホンダ・ステップワゴンの御三家が、中古車の流通量も多く、適役だ。

 セレナは現行型のデュアルバックドアこそないものの、シートアレンジ性は文句なく、車内のフラットアレンジ、車中泊対応もばっちり。

 アウトドアフィールドで子供といっしに両側スライドドアを開け放ち、車内をテラス席のように使いたいなら、ヴォクシー、ステップワゴンもいい。セレナのスライドドア部分のフロアは高めで、階段を2段上がるような乗降になるのだが、ヴォクシーとステップワゴンは低床かつワンステップフロアで、小さな子どもやペットも乗り降りしやすいのである。

 そんなシーンで威力を発揮するのが、2列目席をスライドさせ、大自然のなかにソファを置いたように寛ぐための、2列目席空間の広さだ。上記の先代Mクラスボックス型ミニバンの2列目席膝周り空間の広い順に並べると、ステップワゴン最大355mm、セレナ300mm、ヴォクシー250mmと、ステップワゴンの広さが際立つ。

 つまり足を伸ばしてよりリラックスできるということだ。また、突然の雨などで、一時的に車内に避難……という場面では、2-3列目席スルー機能が役立つ。わざわざ2列目席をウォークインしなくても、サッと多人数が車内(3列目席にも)に避難できるのである。

 各車の2-3列目席スルー空間幅を計ってみると、セレナ180mm、ヴォクシー155mm、ステップワゴン135mmとなる。ステップワゴンでも足の細い人ならスルーが可能だが、やはりセレナとヴォクシーのほうが、車内移動がしやすいと言える。

 荷物の積載性では、セレナとヴォクシーは3列目席が左右跳ね上げ式のため、ラゲッジルーム床下に収納を完備(深さはヴォクシー225mm、セレナ240mm)。一方、ステップワゴンは3列目席ダイブダウン床下格納方式で、床下収納を持つない代わりに拡大したラゲッジスペースをより広々と使えるメリットがある(とくにラゲッジルーム上部の左右幅)。

 ちなみにボックス型ミニバンのバックドアは、全開にするには車体後方に約1mのスペースが必要になる開けにくさがある一方、バックドアがアウトドアでのひさしになる使いやすさがある。全開にすることで、直射日光や雨を防いでくれるというわけだ。その際、ラゲッジスペースの開口部をベンチ代わりにして座れるのもバックドアがあるクルマの使い勝手の良さだが、問題はその高さ。

 一部SUVのように高すぎると、足が地面に着かず、落ち着かない。だが、ここでの3台のミニバンなら、ラゲッジルームの開口部地上高はステップワゴン525mm(3列目席格納時)、ヴォクシー550mm、セレナ520mmと、全車ともに低いため、椅子代わりにするにも都合がいい。

 もちろん、3車ともにフラットシートアレンジで車内をお座敷化することもできる。小さなテーブルを置いてリビングのように寛げるところは、ボックス型ミニバンの全高、室内高の高さならではだ。

三菱デリカD:5

 ところで、冒頭で触れたデリカD:5も、元をただせば2007年デビューだから、今とはフロントグリルまわりのデザイン、走行性能で大きな違いがある。少し古い2010年前後のモデルであれば、予算100万円で手に入れることができる。

 デリカD:5はミニバンの皮をかぶったSUVであり、最低地上高がたっぷりあるため、スライドドア部分のフロア高は535mm(1段目は450mm)と高い。ラゲッジルームの開口部地上高も620mmと、Mクラスボックス型ミニバンと比べて高まるものの、室内空間は広大。

 2-3列目席スルー空間はなんと265mmもあり、大人でも楽々室内移動が可能。スライド機構を持つ3列目席を最後端位置にセットすると、ラゲッジルームの奥行きは160mmでしかないものの(現行型でもパッケージは不変)、3列目席を最前端までスライドさせれば、最大500mmの奥行きになる(3列目膝周り空間は0mmだが)。

 1/2列目席の使用なら、荷物の積載力は十分になる(ラゲッジルームの床下収納はなし)。ちなみに、Mクラスボックス型ミニバンと比べ、3列目席のシートサイズはより大きく(特に座面長で、Mクラスボックス型ミニバンの2列目席に相当する490mmもある)、かけ心地もなかなかだ。

ホンダ・フリード/トヨタ・シエンタ

 このほか、より年式の新しい中古車が手に入る、アウトドアで活躍してくれるミニバンとしては、5ナンバーサイズで乗れる先代ホンダ・フリードの後期型となる2015年式や、なんと現行型の2017~2018年式のトヨタ・シエンタも100万円以下で探すことができるだろう。3列目席をスルリと床下格納すれば、広大なラゲッジスペースが出現。大型犬とのアウトドアにも最適と言っていい。

 フリードは先代から3列目席を取り払った、大容量コンパクトワゴンとも呼べる仕様=フリードスパイクもある。アウトドアに出かける乗員が1~4名であれば、3列シートミニバンではないものの、荷物の積載力優先で、移動する隠れ家のように使えて車中泊対応もばっちりな2列シート版を選ぶのも手だ。2013年式まで遡れば、ハイブリットモデルの選択も可能となる!!

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みんなのコメント

9件
  • ノアヴォクなら初代のXXまたはトランスXがアウトドア向けだと思います。3列シートがないですが荷台が上下2段になっていて、なおかつ仕切り板を外せばテーブルになるというすぐれものでした。
  • 見た目ならSUVもかっこいいとは言えないけどなぁ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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