ディーラーやカー用品店、整備工場、鈑金塗装工場、ディテーリングショップなどが取り扱う部品・ツール・サービス類の展示会「第17回国際オートアフターマーケットEXPO2019」が3月13~15日に東京ビッグサイトで開催。そのなかから、大手部品・材料メーカーのアフターマーケットにおける取り組みや、一般ユーザーがクルマのメンテナンスを受ける際に役立つアイテムをピックアップする。PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
ポルシェを中心としたドイツ車の販売・整備に加え、世界各国の大手自動車部品メーカーから輸入したアフターマーケット用部品の販売も手掛けるカレント自動車は1月9日、ドイツのベルトメーカー・オプティベルト社と、日本での独占販売契約を締結したことを発表。今回のIAAEにはこの両社が共同出展し、オプティベルトの各製品を出品した。
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オプティベルト社は1872年に創業した欧州最大のベルト専門メーカーで、工場は5ヵ国に8拠点、営業所は30ヵ国で32拠点、倉庫は25ヵ所に構え、自動車のみならず工業機械・車両、農耕機などの駆動機器ベルト・ゴム製品を全て自社で製造している。自動車用ではフォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、ベントレー、BMW、ミニといった乗用車のほか、スカニア、ボルボトラック、メルセデス・ベンツ、マンなどの商用車にも純正採用されている。
そんな同社が今回最も強く訴求していたのが「RBK SCC」。中間層のクッションコンパウンドが赤く材料着色されたリブベルトで、ベースコンパウンドのリブが摩耗し、中間層の赤い色が見えてくると、交換時期に差し掛かっているものと判断できる。このウェアインジケーターがあることで、特別な工具がなくとも簡単に摩耗状態を目視できるというものだ。
なお、表面にはEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)が用いられているため湿った環境に強く、また-40℃から130℃までの幅広い温度で使用可能だという。
そのほか、各種Vベルトやタイミングベルト、これらにプーリーなどを加えたキット類も出品した。カレント自動車では今後、欧州車やアメリカ車向けの製品を中心として在庫を持ち販売していく計画。
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