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【懐かしの輸入車 04】アウディでスポーツドライビング、2001年モデルへの期待は高まった

掲載 更新 2
【懐かしの輸入車 04】アウディでスポーツドライビング、2001年モデルへの期待は高まった

今から20年ほど前、新しい世紀に変わる頃。クルマに対する考え方も変わり始めていた。そんな時代の輸入車ニューモデルのインプレッションを当時の写真と記事で振り返ってみよう。今回は「アウディの2001年モデル」にいろいろ試乗してみた。

アウディ 2001年モデル試乗会(2000年)
アウディのスポーツモデルを中心とした2001年モデルのラインアップ試乗会が都内で行なわれた。試乗会場の関係で、高速道路やワインディングでの性能を試すことはできなかったが、チョイ乗りのインプレッション集をお届けしよう。

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TTクーペ 1.8T
まずは、独特のスタイリングで日本でも集めているTTクーペ。日本仕様は4WDのクワトロだけの設定だったが、本国では4WDと同時発表されていたFFモデルの「1.8T」が右ハンドル化されて日本仕様に加わった。ターボチャージャーが4WDよりも小型化され、スペックは最高出力が180ps/最大トルクが24.0kgmと少々劣るが、2500rpmからトルクが立ち上がるエンジンの特製は扱いやすく、パワーも十分なものだ。右ハンドルの出来は良く、乗り心地もけっこういい。

正式発表は年明け早々で価格は400万円を切る予定(編集部註:2001年1月に390万円で発売された)というから、これはお買い得だ。オープンモデルのロードスターも来春には発表されるらしいが、できればどちらにもティプトロニックをぜひ設定して欲しい。クラッチが重いわけではないが、あの911だって日本では半分以上がティプトロなのだから。渋滞の多い日本では、ふだん使いなら2ペダルのほうが人気を集めることは間違いない

S3
続いて試乗したのは、A3シリーズのホットモデルであるS3。コンパクトなハッチバック ボディながら、最高出力210ps/最大トルク27.5kgmというハイパワーなターボエンジンを搭載し、フルタイムで4輪を駆動する・・・となれば、1980年代にWRCで活躍したランチアのデルタ インテグラーレを思い出してしまった。実際に走らせてみると、加速感もキビキビ感もデルタ インテグラーレとよく似ている。

6速のマニュアルシフトのゴリゴリしたタッチは少し気になるが、ボディカラーとコーディネイトされたインテリアはカラフルでお洒落だし、久しぶりにホットハッチらしさを味わえた1台だ。かつてのクワトロのようにWRCに出れば面白い存在になるのでは?と思わされた。これも正式発表は年明け早々。価格は400万円を超えてしまいそうだという・・・。(編集部註:420万円となった)

S4アバント
A4アバントのホットモデルであるS4アバントは、まさに「ワゴンのカタチをしたスポーツカー」だ。足まわりはけっこう締め上げられ、クラッチの踏力はは重く、ステアリングも軽くない。乗り味はかなりスパルタンだ。だから、スタイルはワゴンだといっても気合いを入れて走らせる必要があるだろう。最高出力265psと最大トルク40.8kgmを発生する2.7LのV6 DOHCツインターボは、3500rpmを超えると異次元的な加速を見せる。

S6
今回、最後に試乗したのはS6。最高出力340ps/最大トルク42.8kgmを発生する4.2LのV8 DOHCを搭載したスーパーサルーンは、トルクの塊だ。トランスミッションはステアリングでもシフトできるティプトロニックの5速ATだが、Dレンジに入れっぱなしで走っても十分以上に速い。全長は4.8m以上、全幅も1.8mを超える大きさを感じさせない運動性も素晴らしい。クワトロ4WDのおかげで走行安定性は高いし、これこそが全天候超高速サルーンだ。

[ アルバム : アウディ 2001年モデル はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

2件
  • この頃のアウディは、プレーンなデザインで上品だったと思います。
  • この年代迄のアウディはデザイン、品質共に見るべきものがあった。
    初代TTなんかは何処も真似してないユニークなデザインだった。
    しかし現在のアウディデザインは真似したレクサスと同等レベルになってしまった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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