現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ホンダN-VAN(エヌバン):商用車と侮るなかれ。パーソナルユースにも対応できる新世代の軽1BOXミニバン【国産車カタログ】

ここから本文です

ホンダN-VAN(エヌバン):商用車と侮るなかれ。パーソナルユースにも対応できる新世代の軽1BOXミニバン【国産車カタログ】

掲載 更新 16
ホンダN-VAN(エヌバン):商用車と侮るなかれ。パーソナルユースにも対応できる新世代の軽1BOXミニバン【国産車カタログ】



●文:月刊自家用車編集部(ハラ)

BTS × W杯 × Hyundai 「Yet To Come(The Most Beautiful Moment)」の予告編動画が先行公開

【プロフィール】N-BOX譲りの高性能を商用モデルにも投入

ホンダ
N-VAN
発売日:2018年7月
価格:126万7920~179万9280円(2018年7月当時)


ホンダの商用軽ミニバンは、永らくアクティ(1999年デビュー)が販売されていたが、それに代わるモデルとして登場したのがN-VANだ。

積載性を重視したキャビン&荷室レイアウトを採用していることは変わらないが、N-BOX(2代目)譲りのプラットフォームやパワートレーンを採用したことで走行性能や乗り心地が大きく向上。従来の法人向けのフリート需要のみならず、一般ユーザーの獲得も視野にいれたキャラクターが与えられたことも特徴になる。

パワートレーンはNA(53PS/6.5kg-m)とターボ(64PS/10.6kg-m)を設定。共に新開発の高効率エンジンがベースで、ストップ&ゴーが多い商用ユースを意識して低中速域のトルク特性を強める制御が加えられている。またトランスミッションはCVTに加えて、6速MTが選べることも特徴だ。

グレード構成は商用ユースをメインとした標準仕様(G/L)のほか、利便装備をN-BOX相当まで引き上げた“+STYLE FUN”と、専用エクステリアパーツでドレスアップ的な装いも加えた“+STYLE COOL”を設定。4ナンバーの商用モデルながら、一般ユーザーにとっても魅力あるシリーズも用意している。

―― 全長☓全幅☓全高は3395☓1475☓1945mm。全長と全幅はN-BOXと同じだが、全高は155mmほどN-VANの方が高いハイルーフ仕様となる。 [写真タップで拡大]

―― 商用車ゆえに後席シートは簡易的な造り。座り心地も含めて我慢を強いられる場面も多いだろう。助手席側ドアはピラーレス仕様となり、ドア開放時はクラストップ級の開口部を確保。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトがもたらす低床構造もあって、荷物の積載性は極めて優秀だ。 [写真タップで拡大]

【試乗インプレ】硬さは感じるものの、商用車離れした走りは魅力大

現行N-BOXと同世代のプラットフォーム&メカニズムを採用したこともあって、走りの総合力が大幅に向上。安全運転支援機能のホンダセンシングの充実もあって、商用モデルとは思えぬほどの実力を体感させてくれる。

購入時に比較されることが多いN-BOXと比べると、大きな違いを感じるのは乗り心地と高速走行時の余力感。重い荷物を搭載することを前提に煮詰められらたサスチューンもあって、N-VANはやや硬めに感じてしまう。一昔前の商用モデルでありがちな路面からの突き上げ感は上手に抑制されているが、軽自動車トップクラスの足まわりを持つN-BOXと比べると、洗練さに欠ける印象だ。

パワートレーンも、NA車もターボ車も荷物を積載した場合の重量増を意識しているため、CVTの制御はローギヤ仕様。発進時の出足は良好だが、高速走行時はどうしても高回転域を多用する傾向が強まる。アクセル操作の反応や余力感も穏やかなもので、高速走行の適性はN-BOXの方が上に感じる。

―― アクティと比べると走りの質感は大きく向上。アシの硬さを感じるシーンもあるが幅広い状況で安定した走りを披露してくれる。高速走行が多いユーザーならばパワースペックにゆとりがあるターボ車を選びたい。 [写真タップで拡大]

標準仕様車のベーシックグレードになるG(CVT)にもホンダセンシングが標準装着されるなど、トップレベルの安全&運転支援機能を備えているのは大きな魅力だが、ホンダが展開する「Nシリーズ」は走り自慢のモデルが揃っている。走りの期待値が高い他のNシリーズと比べてしまうと、どうしても走りは平凡に感じてしまうのは、N-VANならではの悩みだろう。

なお、N-VAN最大の武器になるキャビン&荷室の積載性や収納力は、N-BOXに比べるとリヤ開口部が広くとられる上に、シート格納のアレンジ性にも優れる。積みたい荷物に応じてフラット床面をアレンジできることはN-BOXにない強みだ。趣味の道具や荷物を積んでレジャーで遊びたいというユーザーにとっては、この価格帯で狙えるモデルの中では飛び抜けた魅力を持つモデルといえよう。

―― 後席格納時は広大な荷室スペースを活用できる。助手席も完全にフラットに格納することができるため、自転車やバイクなどの長尺物も積載することができる。 [写真タップで拡大]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
ベストカーWeb
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
ベストカーWeb
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
Merkmal
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
ベストカーWeb
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
ベストカーWeb
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ベストカーWeb
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
ベストカーWeb
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ベストカーWeb
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
AUTOSPORT web
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

16件
  • carview!記事にしては、珍しくこういうクルマで車中泊がフガフガ書いてない…

    この調子で何でもかんでも車中泊にこじつける発作が快方へと向かうとよいですね。
  • 発売当時は使えね〜、要らね〜と騒ぎになったが、しっかり新しいユーザーを開拓できたようだ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村