伝統のプロポーション さらに伸びやかに
東京オートサロン 2024にて、メルセデス・ベンツ日本株式会社は、新型のEクラス(セダン/ステーションワゴン)を発表した。
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このモデルチェンジでは、すべてのモデルでパワートレインを電動化。インフォテインメントシステムのMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)は最新世代にアップデートされ、サードパーティのアプリケーションの選択肢が拡大された。
デザインも一新し、機能性と快適性を大きく向上させたモデルチェンジとなった。
新型Eクラスでは、メルセデスのセダンの伝統的なプロポーションを踏襲しつつ、ボンネットのパワードームや、BEVモデルを思わせるグリルまわりのグロスブラックの仕上げがアクセントになっている。
サイドビューでは、メルセデスのラグジュアリーモデルに広がっている格納式のドアハンドルを採用。クロームトリムは控えめにされ、光の陰影が際立つ彫刻のようなプレスラインを施している。
また、プラグインハイブリッド(PHEV)のE350eには、イルミネーテッドラジエーターグリルをオプション設定する。グリル上下2本のファイバーバンドルは、細いガラス繊維1,000本以上で構成されるという。
室内カメラを搭載、車中でセルフィーも!
インテリアでは、従来型と同じく、メーターパネルとダッシュボードセンターは大型のモニターで構成される。まわりのウッドパネルは、トリムレベルごとに異なる2種類を用意。
また、全モデルにオプション設定される「デジタルインテリアパッケージ」を選択すると、「MBUXスーパースクリーン」をおさめたガラス面が助手席の前まで広がる。
貝殻の有機的な美しさに着想を得たというシートのデザインを中心に、内装は多くの曲線で構成される。
音声アシスタントの「ハイ、メルセデス」、ジェスチャー・コントロールの「MBUXインテリア・アシスタント」、テレマティクスサービス「メルセデス・ミー・コネクト」も引き続き搭載。レーンキープアシストやブレーキアシストなどのADASも抜かりなく備わる。iPhoneのデジタルキー登録にも対応。
モデルチェンジの目玉の1つが、ダッシュボード上に搭載された室内カメラ。なんと、停車時であれば、車内にいながらにしてオンラインのビデオ会議への参加やセルフィーの撮影が可能に。あわせて、MBUXで利用できるアプリに「ティックトック」や「ズーム」などが追加された。
細かい改良を重ね、全方位に進化
PHEVの「E350 e スポーツ エディション スター」は電気モーターのみでの走行可能距離が112km(WLTCモード)に拡大。CHAdeMO規格による急速充電と普通充電の両方に対応しており、使い勝手に磨きをかけた。
空気音響特性にも重点を置いて開発が進められ、車体の骨格やピラーの形状を改良。ガラスルーフにはウインドウディフレクターを追加するなど、静粛性のさらなる向上を図った。
このモデルチェンジで、Eクラスはメルセデスの伝統を受け継ぎつつも、全方位にわたり進化を遂げたと言える。
新型Eクラスは、本日1/12(金)より予約を受け付け、2月に発売予定。価格は、2L直4ターボのE200アバンギャルドで894万円(税込み)から。
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