■とことん追求したシンプルさに称賛の嵐!
トヨタと、トヨタのタイ法人であるトヨタ・モーター・タイランドは2023年11月27日、バンコクで開催された発表会で「IMV 0(現地名:ハイラックス チャンプ)」を発表しました。
このクルマについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
【画像】「えっ…!」 これが「新しいハイラックス」です! 画像で見る(50枚)
IMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)シリーズはアジア諸国向けに開発した多目的車群で、当時アジア本部長(現:トヨタ会長)を務めていた豊田 章男氏が指揮をとり、現地のエンジニアと開発したといいます。
2004年にタイ向けピックアップトラックを発売以後、180以上の国と地域に投入され、タイ国内では累計270万台以上を販売、さらに累計400万台以上を輸出しました。
今回登場した新型では、手頃でユーザーのニーズに寄り添ったピックアップトラックをつくるという原点に立ち返り、IMV 0が開発されたと説明します。
なお、IMV 0は2022年12月にタイでの事業展開が60周年を迎えるにあたって開催された記念式典でサプライズ発表されていました。
さらに、2023年10月28日から開催された「ジャパンモビリティショー2023」においてもトヨタブースで披露されるなど、日本国内でも姿を見せていたモデルです。
タイ国内ではハイラックス チャンプの名称で展開され、多様化するビジネス形態や使用用途にあわせ8タイプが用意されます。
ボディサイズの一例(タイ量販仕様ロングホイールベースモデル デッキあり)は、全長5300mm×全幅1785mm×全高1735mmで、ホイールベースは3085mm。乗車定員は2名です。
ボディは2種類のホイールベースが設定され、エンジンは2リッターと2.7リッターのガソリンエンジン、2.4リッターディーゼルエンジンの3種類を用意。組み合わされるトランスミッションは6速ATまたは5速MTで、いずれも2WDとなっています。
デッキに装備品を装着しないフラットタイプも用意され、各所にボルト穴を設けることで、ボルトとナットで架装部と簡単に締結できるといいます。
架装を希望する現地ユーザー向けに、100以上の架装業者の情報を提供する準備があるとしています。
同モデルの生産は、タイトヨタのサムロン工場で行われ、価格は45万9000バーツ(約194万円)から57万7000バーツ(約244万円)です。
そんなハイラックス チャンプについて、SNSなどでは早速多くのユーザーが話題にしており、さまざまな意見が投稿されています。
「カッコイイ!」「テクニカルなエクステリアが素敵!」「レゴみたいでイイ」「一周回ってこれがカッコいい」など、機能を追求した極めてシンプルなデザインが好評のようです。
また、「こういうのでいいんだよ!」「顧客が本当の本当に必要だったもの」「この軽トラ感がいい」「割り切ってる!」「現地価格200万切るってホントか?」「余計な装備はいらない」「シンプル&ノーマルで、あとは個人でカスタムしていくのがいい」など、装備品を極力減らすことで価格を抑え、実用性を最重視した点について興味を示すユーザーが多いようです。
さらに、「日本で売ってー」「かっこいいし、ほしい。乗りたい!」「日本でも売って欲しい」など、国内での販売を求めるコメントも多く見られました。
なお、現時点でIMVシリーズおよびハイラックス チャンプの国内導入に関して、トヨタからの発表はありません。
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