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最強の「メルセデスAMG GT」! 「ブラック・シリーズ」が登場!

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最強の「メルセデスAMG GT」! 「ブラック・シリーズ」が登場!

4L V8ツインターボは専用チューンにより730ps/800Nmを発揮。0-100km/h加速は3.2秒

7月15日、ダイムラーは「メルセデスAMG GT」の新たな最高峰モデルとなる「AMG GTブラック・シリーズ」を発表した。

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メルセデスAMGモデルに設定されるブラック・シリーズは、2006年に登場した「SLK 55」を皮切りに、2007年に「CLK 63」、2008年に「SL65」、2012年に「C63」、そして2013年に「SLS AMG」と、これまで5モデルに設定された経緯がある。パワートレインはもとより、エアロダイナミクスやシャシー、足まわりといった主要コンポーネントに手が加えられ、通常モデルのAMG車とは一線を画す、とりわけエクスクルーシブなモデルに位置付けられる。

メルセデスAMGのトビアス・ムアース会長は、このたびの発表に際して次のようにコメントしている。
「この新しいGTブラック・シリーズは、最新AMG車のハイライトであり、2006年に確立された伝統を継承しています。6番目を数える今作はAMGのマイルストーンであり、アファルターバッハ(メルセデスAMGの本拠地)の驚くべき開発能力や専門知識の確たる証拠で、私はこのユニークなスーパースポーツカーを開発したチームを誇りに思っています。GTブラック・シリーズは、今や成功したGTシリーズの最高峰を象徴しており、そのパフォーマンス、ルックス、ドライビングダイナミクスは他の追随を許しません。このプロジェクトはメルセデスAMGにおける私の仕事に有終の美を飾るものとなり、本当に感謝しています」

ムアース会長がコメントのなかで感謝の意を表したのは、メルセデスAMGを離れることが決定しているから。ちなみに8月からはアストンマーティンのCEOに就任することがすでに明かされている。

4L V型8気筒ツインターボエンジンは、ターボチャージャーに大型のコンプレッサーホイールや大型インタークーラーを装備するなど、専用仕立てとすることにより、730ps/800Nmを発揮。リヤに搭載する専用セッティングを施した7速DCT(AMGスピードシフトDCT 7G)との組み合わせにより、0-100km/h加速を3.2秒、0-200km/h加速を9秒未満でこなす加速性能を実現する大きな原動力となっている。最高速は325km/hだ。

ダブルウイッシュボーン形式のサスペンションやステアリングナックル、ハブキャリアはすべて鍛造アルミニウムで製造。これによりバネ下質量を減らし、ステアリングからのフィードバックをより明確にし、コーナリングパフォーマンスを向上させている。

タイヤは専用にカスタマイズされたミシュランの「パイロットスポーツ・カップ2 R MO」でサイズはフロントが285/35ZR19、リヤが335/30ZR20。

ドライブモードの「AMGダイナミックセレクト」は、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツプラス」の3モードを設定。コンフォートとスポーツは公道向け、スポーツプラスはサーキットトラック向けと大まかに分けられるが、スポーツモードはウエットコンディションのサーキットトラックでも有効だという。

センターパネル中央部のダイヤル操作によってレベルを調整できるAMGトラクションコントロールも、ブラック・シリーズ専用セッティングが施されている。レベル1からレベル9まで選択でき、レベル1では、ウエット路面で安全に余裕を持った走行に適しており、一方レベル9では後輪のスリップ量を最大限に許容する。

エクステリアは、軽量化の促進とともに、エアロダイナミクスが追求されていることが明確に表現されている。これはGT3マシンをはじめとするレースカーから技術的フィードバックを得たもので、フロントスプリッターやボンネットフード、ルーフ、リヤウイングといったパーツはカーボンファイバー製。フロントスプリッターは「ストリート」と「レース」の2モード設定され、レースモードではより路面から近い位置まで下降し、ボディ下部に流れる空気を加速させる、いわゆる「ベンチュリ効果」を生み出しフロントのダウンフォースを高める。

一方、カーボン製テールゲートに装着されるリヤウイングには、上部中央に最大20度の範囲で角度が変更する可変フラップが組み込まれた。このフラップはAMGダイナミックモードに合わせて電動で調整し、ダイナミクスを最適化する。

このほか、ほぼ完全にパネル化されフラットになったアンダーボディやリヤディフューザーなど、エアロダイナミクスを高める策が多彩に取り入れられた。その結果、AMG GTをベースとしていながらも独特のルックスになっている。

エクスクルーシブナッパレザーと「DINAMICA」マイクロファイバ-を組み合わせたインテリアはブラック基調で、オレンジの差し色がシートやステッチに用いられ、マットブラックカーボンファイバートリムやAMGカーボンファイバーバケットシート、グロスブラックが特徴のAMGインテリアナイトパッケージと合わせて独特の雰囲気を発散する。なおこの差し色はオプションでグレーが選べる。

オプションのAMGトラックパッケージを選択すると、チタン製チューブによるロールケージや4点式シートベルト、消化器などで構成するロールオーバープロテクションシステムが搭載される。







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みんなのコメント

2件
  • なんでボディサイズが公開されないんだろう、、、
  • 730psと過激なルックスが強烈なインパクトがある。フツーのAMG GTでも、高速道路で後ろに付かれると異様な圧迫感を感じるが、これだとどうなることか。
    でも、0-100km/h加速3.2秒が、4ドアのGT 63sと同じなのは駆動方式によるのか。911ターボSの2.6秒に遠く及ばない。ルックスはともかく、性能面ではやはりポルシェに敵わないのか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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