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2トーンカラーで映え感倍増! 「追加料金」を支払ってでも単色を避けるべきクルマとは

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2トーンカラーで映え感倍増! 「追加料金」を支払ってでも単色を避けるべきクルマとは

 この記事をまとめると

■ツートーンが新車で選べるクルマをピックアップ

単色もあったのに「ツートーン」しか思い出せない! 2色ボディが脳裏に焼き付いているクルマ3台

■選べるならツートーンを選んだ方が遊び心があり楽しいカーライフになりやすい

■多くの場合は追加料金が必要な場合が多いので注意したい

 今、昔流行ったツートーンがアツい!

 昭和の時代に自動車生活を謳歌した現在のシニア(!?)ドライバーにとって、当時、思い出深いクルマの姿といったら2トーンカラーだったのではないだろうか。とにかくカッコ良く、同車種でも圧倒的にスタイリッシュで憧れたものだった。

 そのクルマと言えば、筆者も所有していたS130型日産フェアレディZのマンハッタンカラーと呼ばれたシルバーとブラックの2トーンカラー、トヨタ・カローラレビン、スプリンタートレノの最上級グレードに設定されたボディ下半分が黒く塗られた2トーンカラー、昭和のハイソカーの代名詞、トヨタ・ソアラのラグジュアリー感満点のホリゾンタルトーニングと呼ばれる2トーンカラーなどがあった。

 そんな2トーンカラーブームが今、再燃している。つい最近では実用ベーシック軽自動車の鏡と言えるスズキ・アルトに設定。なんと、全ボディカラー8色すべてにホワイトルーフの2トーンカラーが用意され、ベーシック軽らしからぬ新鮮なスタイリッシュさを湛えているではないか。メインカラーのダスクブルーメタリックホワイト2トーンカラールーフの見映えの良さがそれを象徴している。

 が、ここではあえて、ただ現代の2トーンカラーを採用するクルマを紹介するのではなく、筆者の独断で、どう考えても2トーンカラーで選ぶべきクルマたちを選んでみた。言い方を変えれば、モノトーンボディを選んでしまうと商品力、存在感、デザイン性などで、いきなり地味、というか、フツーになりすぎてしまうクルマである。

 その筆頭が、ダイハツ・ムーブキャンバスだろう。フォルクスワーゲンのバスをモチーフにした、両側スライドドアを備えた軽ハイトワゴンだが、たとえばストライプスと呼ばれるルーフ、ボンネット、ショルダーライン、ボディ下部をホワイトに塗り分けた、パールホワイトIII×ファインミントメタリックのボディと、モノトーンのファインミントメタリックのボディを見比べるとわかるように、ノスタルジックなVWバス感が圧倒的なのは、メーカーオプションとなるストライプスのほうではないか。

 モノトーンだといきなり地味に、フツーの軽バンのように見えてしまいがちなのである。

 お洒落な2トーンには注意点も

 アルトがそうであるように、最近では軽自動車にも2トーンカラーの採用例が多いのだが、ホンダN-BOXも2トーンカラーによって商品性が格段にアップする1台だ。標準車、カスタムの両方に2トーンカラーボディが用意されるのだが、お薦めは標準車のプレミアムアイボリー・パールII&ブラウンの2トーンカラーだ。この色のN-BOXになると、もはや軽自動車の域を超えた上品で大人なプレミアム感が漂うほどだ。

 カスタムなら、プラチナホワイト・パール&ブラックも精悍さが増してなかなかだと思える。N-BOXはとにかく売れていて、街を走る台数も多いから、こうした2トーンカラーボディで差をつけたいところだ。

 コンパクトクロスオーバーSUVでは、マツダCX-3の2トーンカラーボディがなかなかのセンスの持ち主だ。とくに特別仕様車のSuper Edgyのボディ上部、ホイールを含むバンパーからボディ下部を艶感あるブラックで引き締めた2トーンカラーはCX-3のスタイリッシュさを一段と高めている印象だ。

 SUVの話が出てきたところで、トヨタRAV4もモノトーンと2トーンでは印象、いや、見映えが大きく異なる1台だ。とくにアドベンチャーグレードに用意され、カタログやTVCMにもよく登場するアッシュグレーメタリック×グレイッシュブルー、アッシュグレーメタリック×アーバンカーキの2トーンカラーは、RAV4のエクステリアデザインの魅力を120%にしてくれるセンスの良さと存在感を高めてくれるボディカラーと言える。

 モノトーンのRAV4だと一瞬、なんのクルマだかわかりにくいが、2トーンであれば夜でもひと目でRAV4と分かるほどである。つい最近までは、2トーンカラーはガソリン車にのみ設定されたアドベンチャーグレードでしか選べなかったが、今ではハイブリッドにもアドベンチャーグレードが加わり、RAV4の2トーンカラーボディの選択肢が広がったのは、うれしい限りである。

 ほかにも日産デイズ、レクサスRC、スイフトなど、2トーンカラーボディが用意され、より魅力的にエクステリアデザインを見せてくれるクルマもある。

 ちなみにミニバンの2トーンカラーはめったにないのだが、トヨタ・エスティマの最後のビッグチェンジ以降の最後期モデルには、レッドのボディ×ブラックルーフの2トーンカラーがあり、元祖デザイナーズミニバンの魅力度を大きく高めていた。

 が、ちょっと待てよ、である。2トーンカラーボディは確かに魅力的で、多くのモノトーンボディとの差別かも可能だが、じつはオプション、特別塗装色であり、追加料金が発生することをお忘れなく。

 ところが、ルーフをブラックに塗り分けた2トーンカラーボディのように見えても、追加料金なしの、”お得な(!?)”クルマがある。それがダイハツ・タフトだ。

 タフトは全グレードにスカイフィールトップと呼ばれるダークガラスルーフを備えているのだが、その面積が広く、ルーフ前端まで伸びているため、ブラックルーフのように見えるメリットもある。そう、追加料金なしの2トーンルーフになるというわけだ。

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