今季チップ・ガナッシからインディカーにデビューしたフェリックス・ローゼンクヴィスト。彼はまだ28歳ながら、これまでのキャリアで実に様々なカテゴリーのマシンを乗りこなしてきた。
フォーミュラ・ルノーをはじめ、F3、インディ・ライツ、GT3マシン、DTM、IMSAプロトタイプ、フォーミュラE、スーパーフォーミュラのSF14、スーパーGT、ポルシェ・カレラカップ、LMP2……フォーミュラカーからプロトタイプまで、実に多種多様である。
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しかしローゼンクヴィスト曰く、今季戦うインディカー・シリーズで学ぶことは、これまでで最も大変であり、精神面でのアプローチを修正する必要があったという。
サンティノ・フェルッチ(デイル・コイン)やコルトン・ハータ(ハーディング)など、ローゼンクヴィスト以外も今季のルーキー勢は粒揃いと言える。そんな中でもローゼンクヴィストは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのランキングで首位を走っているが、それでもインディカーに慣れるのは大変だと主張する。
「僕はこれまで、世界中で色んなマシンに乗ってきた。にも関わらず、インディカーは僕にとって、乗りこなすのが最も難しい”獣”だと言えるだろう」
「コルトン・ハータと僕は、同じような数年を過ごしたと思う。そしてインディカーの現実が、僕らを襲うことになった。アプローチの変更が必要だったんだ。僕はこの1年で確実に落ち着いたと思う。毎週末、どんな犠牲を払ってでもトップを目指すことによってミスをするのではなく、そこにあるモノを確実に手にしなきゃいけないんだ」
「それが、僕が今年のルーキーの中でトップにいる理由だと思う。スピードはそもそも手にしていたから、毎週末ポイントを手にするために必要なのはそれだけだったんだ。スピードが優っているからというだけで、この選手権で成功することはできない」
ローゼンクヴィストは、インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで、インディカーで初のポールポジションを獲得した。それ以外のほとんどのロード/ストリートコースでも、彼はベテランのチームメイト、スコット・ディクソンから近いポジションにつけ、時には先行することもあった。
またミッドオハイオでは、ディクソンと大接戦の2位。ポートランドでもペンスキーのウィル・パワーに次ぐ2位を手にしている。
「僕は最近、ロードコースでかなり速く走れている。そして、初勝利に飢えているんだ」
そうローゼンクヴィストは語る。
「(最終戦の)ラグナセカは、それを成し遂げるのに絶好の場所だろう」
「1年目をチップ・ガナッシで過ごせたことは、他の何よりも役に立った。勝つ準備を整えるため、チームは僕に全てに関われるようにしてくれた。最近は特に接戦が続いていて、誰が勝ってもおかしくない。チップ・ガナッシが他と異なるのは、全ての詳細を把握するということにある。それが、彼らがトップ争いをする理由だ」
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