ロードスターカップを制したチャンピオンマシン!
控えめなルックスに秘められたハイレベルな作り込みに注目
ジャンルレスの様々なカスタム&チューニングカーが集結した第2回オレンジミーティングの会場で、独特の存在感を放っていたのがこのNC型ロードスターだ。
フロント周りの飛び石の傷跡や、取り外されたエアバルブキャップなどいかにもサーキット仕様という雰囲気が漂っているが、聞けばかつて富士チャンピオンレース・ロードスターカップを制した実績を持つチャンピオンカーで、純正排気量のNC型ロードスターでは最速の2分フラット(取材時)という記録を保持している車両だったのだ。
エンジンは排気量こそ2.0Lのままだが、コスワースのピストンやバルブ、BC製コンロッド、戸田レーシングのハイカム(IN264度/EX264度)を組み込んだ200馬力仕様。制御は純正ECUの書き換えにて行われている。
エンジンルームまで同色で塗られたボディカラーは、オーナーが所有するポルシェ911GT3の純正色。マツダからホワイトボディを購入して製作を進めたというから恐れ入る。ちなみにNCロードスター現役当時のホワイトボディの価格は約55万円だったそうだ。
エキゾースト環境は、マキシムワークス製のEXマニに始まり、トラスト製のセンターパイプ、そしてタクミクラフトによってワンオフ製作されたマフラーに繋がるレイアウトだ。
サスペンションは、ロードスターチューニングで知られるジョイファストがアラゴスタベースで製作した3WAY車高調。スプリングレートはフロント15kg/mm&リヤ12kg/mmの設定で、リヤのストラット付近には別体式のタンクが確認できる。
ベストなフットワークセッティングを出せるようアーム類は調整式、キャンバー角調整のために偏心カムボルトも導入済みだ。
ホイールはボルクレーシングのロードスター専用限定モデルMTE37。16インチの8.5Jプラス35を前後通しで履く。
ブレーキキャリパーは16インチサイズに収まるビッグキャリパーということで、スプーンのS2000用キャリパーを加工装着。リヤはRX-8用のキャリパーが装着されている。NCロードスターとRX-8は多くのパーツを共有していることで知られるが、軽量化重視のロードスターの方が純正のブレーキは小型のものが採用されていたりする。
室内は内装類が全て装備されているものの、アンダーコート無しでカーペットを貼っただけという隠れスパルタン仕様。普段のドライブにも使用するため、エアコンだけは装備されている。シートはオーナー絶賛のタニダ製、ロールケージはオクヤマ製をセット。
サーキットマシンらし雰囲気を漂わすポイントはコクピットにもある。純正メーター前方にセットされているのはAIM製のマルチメーター。アタック中に必要な情報を一元管理するべく導入されたアイテムだ。
ドアパネルは両側で15kgもの軽量化を実現する村上モータース製のカーボンドアを採用。ミラーもクラフトスクエアのカーボン製に変更されている。
ポルシェ911GT3や、ロータスエキシージカップ260といったハイエンドスポーツマシンでサーキット走行を行なってきたオーナーだが、このNCロードスターほど運転していて楽しいクルマは無いという。圧倒的な人馬一体感、それこそがこのチューンドの魅力なのである。
PHOTO:土屋勇人(Hayato TSUCHIYA)
●取材イベント:第2回オレンジMT
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