■日本はエントリーが集まらずに開催休止の憂き目に……
マツダ・ロードスター(グローバル名:MX-5)をベースとした世界共通ワンメイクレースが「GLOBAL MX-5 CUP」、世界各地でのシリーズ戦を勝ち抜いた上位ドライバーを招待して「世界一決定戦」を行なうというフォーマットは、これまでにないものでロードスターの走りをアピールするモータースポーツとして北米では盛り上がっています。
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北米では全6戦で開催予定の2019年「MAZDA MX-5 CUP」にかけられた賞金総額は、なんと37万5000ドル(およそ4200万円)。シリーズチャンピオンにはキャリアアップするための奨学金として20万ドル(およそ2200万円)が贈られるというのです。市販車をベースとしたワンメイクレースでありながら、かなりのビッグイベントといえます。
さらに、2019年シーズンからはND-1、ND-2と2クラス制に移行することも発表されています。というのも、ベースとなるMX-5がマイナーチェンジによってパワーアップしたから。旧型モデルはND-1、新しい181馬力のモデルがND-2となり、それぞれがシリーズ権を賭けて全6戦を競います。ちなみに、20万ドルの奨学金を賞金としてゲットできるのはND-2クラスのチャンピオン。ND-1クラスのチャンピオンはGLOBAL MX-5 CUPに適用できる奨学金10万ドル(およそ1200万円)を手にするということです。
一方、日本では2017年、2018年と続いてきた「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」が開催休止となることが3月1日にGLOBAL MX-5 CUP JAPAN 事務局より発表されました。日本では販売していないオープンボディに2.0リッターエンジンという世界共通フォーマットの車両が日本市場でのアピールにつながらなかったのかもしれませんが、マツダ肝いりのワンメイクレースが、その本国において休止となってしまったわけです。
日本におけるレース車両の販売はマツダが行なっていないなど、マツダは関係のないレースだという見方もあるようですが、「GLOBAL MX-5 CUP」を立ち上げたのはマツダであり、日本での開催がたった2年で休止になったというのは、そのサポートが足りなかったという印象も受けます。
いずれにしても、日本でのシリーズ戦休止によって、世界一決定戦に日本からドライバーを送ることはなくなりました。2018年のレーサー鹿島さんに続いて、アメリカでのシリーズ戦へ挑戦するというチャレンジャーは出てくるのでしょうか。
文:山本晋也
自動車コミュニケータ・コラムニスト
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