■次期型「ランドクルーザープラド」どうなる?
トヨタの欧州法人は2023年6月13日、公式サイト上で歴代「ランドクルーザー」のエンブレムが次々と再生されるGIF画像を公開。さらに、「次の冒険の準備はできていますか?」というメッセージも合わせて掲載されました。
欧州では「ランドクルーザープラド」がランドクルーザー名で販売されているため、次期型ランドクルーザープラドが、間もなく登場するのではないかと噂されています。
【画像】これだったらカッコイイ! トヨタ次期型「ランドクルーザープラド」の予想CGを画像で見る(67枚)
一方、北米ではレクサス新型「GX」のプロトタイプがお披露目されています。
GXの先代モデルは現行型ランドクルーザープラドの兄弟車であることから考えても、もはや登場までのカウントダウンが始まったとみて間違いなさそうです。
そんなランドクルーザープラドとはどんなモデルだったのか、そして今後はどんなモデルであるべきについて考えてみたいと思います。
ランドクルーザープラドの初代モデルは1990年4月に登場しており、それまでの「ランドクルーザーワゴン」の後継車種といった位置づけでした。
当時の「ランドクルーザー」はまだまだ無骨な4WD車という側面が強く、より乗用車らしく仕立てたモデルがプラドという立ち位置だったのです。
ただ本家のランドクルーザーが代を重ねるごとに高級感や快適性を併せ持つモデルとなったことで、プラドはいつしかランドクルーザーよりも一回り小さく、日本国内でも比較的扱いやすいサイズのランドクルーザーの弟分的なポジションとなりました。
このキャラクターチェンジは時代の流れから仕方のないことであるとは思いますが、次期型で懸念されるのは更なるキャラクターチェンジの可能性があるということでしょう。
すでに公開されている新型レクサスGXは、「ザ・プレミアム・オフローダー」が開発コンセプトとなっており、そのスタイルは兄貴分で最新型ランドクルーザー(ランドクルーザー300)をベースに誕生したLXよりも、角ばった無骨な雰囲気を感じさせつつも高級感もあるスタイルとなっています。
このテイストが新型プラドにも投入されることになると、ランドクルーザーとプラドのキャラクターの差別化がしにくくなるという難点が生まれそうです。
また新型GXのプラットフォームは、ランドクルーザー300やレクサス「LX」でも採用しているGA-Fプラットフォームとなり、パワートレインも3.5リッターV型6気筒ツインターボのガソリンエンジンと2.4リッター直列4気筒ターボエンジン+モーターのハイブリッドとなることがアナウンスされており、ハイブリッドモデルはともかくガソリンモデルはランドクルーザー300との差別化がますますしにくくなるというのも悩ましいところでしょう。
そして何より危惧している点が価格です。150系プラドでは、エントリーグレードであれば360万円台から購入することができたため、RAV4のガソリン4WDモデルの「G」グレードと同等の予算で憧れのランドクルーザーを狙うことができました。
しかし、新型ランドクルーザープラドが上級移行してしまうと、エントリーグレードの価格も当然上がってしまうため、がんばっても手の届かないモデルになってしまうというのは一番避けてもらいたいところと言えるのではないでしょうか。
もちろんランドクルーザーもランドクルーザープラドも同じランドクルーザーの名前を持つモデルであるため、近しいキャラクターとなることは仕方のないところですが、あまりにキャラクターが似通ってしまって差別化が難しくなってしまっては元も子もありません。
かといってランドクルーザーとプラドを統合してしまって1車種としてしまうのも、従来のそれぞれのユーザーが求めるところとは微妙に違う着地点となってしまう可能性が高く、この辺りのさじ加減は難しいところとも言えそうです。
とはいえ、そこは百戦錬磨のトヨタですから、レクサスとの差別化も絶妙に図りながらも、ランドクルーザー300とも異なる魅力を持った新型プラドを送り出してくれることは間違いないでしょうから、ユーザーはメーカーを信じて待つしかないというのが正直なところではないでしょうか。
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みんなのコメント
ステーションワゴン系がガソリン、ライトデューティ系がディーゼルというのも面白いかと思うけど。