マット・オモラやフランコ・ジロラミ、そしてトム・コロネルらに続いて、2021年のTCRヨーロッパ・シリーズに向け続々と実力者たちの参戦体制が確定。今季もWTCR世界ツーリングカー・カップへのフルコミットを表明したばかりのミケル・アズコナは、昨季終盤戦でもジョイントしたVolcano Motorsport(ボルケーノ・モータースポーツ)から、おなじみCUPRA Leon Competición TCR(クプラ・レオン・コンペティションTCR)での参戦が決定した。
一方、2019年までWTCRにフォルクスワーゲン陣営の一角として参戦したSebastien Loeb Racing(セバスチャン・ローブ・レーシング/SLR)は、こちらも世界戦経験者のニールス・ラングフェルドを擁して新プログラムを始動。今回はヒュンダイが投入する新型サルーン・モデル、エラントラN TCRで4台体制を敷くとアナウンスした。
バックマン兄妹が世界戦に昇格。ヒュンダイ・エラントラN TCRでWTCR参戦へ
2018年に同シリーズのチャンピオンドライバーとなったアズコナが久々のフル参戦を決断し、WTCRでのZengő Motorsport(ゼングー・モータースポーツ)とのチャレンジと並行し、今度は“ダブルタイトル獲得”に挑む。
スペイン出身のアズコナとイタリアンチームのボルケーノは、2020年の終盤2戦にスポット参戦し、4ラウンドで3勝を挙げる印象的な活躍を演じた。そのチームは2021年に向けクプラの新型モデルにスイッチし、こちらも昨季はパートタイム参戦だったロシア人のエフゲニー・レオノフとともにフルシーズンを追うことになる。
一方、久々のツーリングカー・シーン復帰となるSLRは、新たにTCRヨーロッパで4台体制を敷く物量作戦での新プログラムを決定し、ヒュンダイ・モータースポーツとタッグを組み新型エラントラN TCRを投入する。
WTCRへの参戦を経て、2020年はドイツのADAC GTマスターズに参戦していたラングフェルドは、自身も2年ぶりのTCR復帰に向け「この機会を与えられたことを誇りに思い、心から光栄に感じている」と意気込みを語った。
「セバスチャン・ローブ・レーシングと彼らのパートナーが、僕に完全な信頼を示してくれて本当にうれしいよ。僕にとってこれは完璧なシナリオであり、シーズンを成功させるためのベースラインになる」と続けたラングフェルド。
■プジョー2台に加えクプラ2台を追加したチーム・クレーレ・スポーツ
「ヒュンダイのTCR車両はつねに強力で、SLRはツーリングカーで卓越した戦績を残してきたビッグチームだ。共同オーナーで9度のWRC世界ラリー選手権王者であるセバスチャン・ローブは、僕の子供の頃からのヒーローでもある。今季の目標はひとつで、いくつもの表彰台に上がって、チャンピオンシップのために戦うことだけさ」
そのラングフェルドと並び、2020年TCRイタリア・ランキング3位のフェリーチェ・ジェルミニも、4台のエラントラN TCRのうち1台を任されることが決まっている。
また、そのほかの強豪チームでは、これまでプジョー308 TCRで戦ってきたテディ&ジミーのクレーレ兄弟擁するTeam Clairet Sport(チーム・クレーレ・スポーツ)が、引き続き2台のプジョーを継続するとともに、陣営内でさらに2台のクプラを追加するとアナウンス。
フランス伝統の氷上戦“Trophee Andros(アンドロス・トロフィー)”でチャンピオン獲得経験を持つシルヴィアン・ピュシーが体制拡大に合わせて新加入し、同チームでプジョーをドライブした経験を持つジル・コロンバーニとともにクプラをドライブすることとなった。
「TCRヨーロッパのフルシーズンに参加できてとてもうれしいよ」と語るのは、2019-20シーズンから完全電動化された“e-Trophee Andros(アンドロス・e-トロフィー)”で、4WS機構を持つEVのプジョー208を走らせたピュシー。
「僕自身、このTCRでドライビングスキルを向上させ、アンドロス・トロフィーの来たるシーズンに向け備えることを目標にしている。ヨーロッパ最高峰のツーリングカードライバーたちと自分自身の実力を評価するため、このようなトップレベルのチャンピオンシップに参加することを選択したんだ」と、その参戦動機を説明したピュシー。
また、トム・コロネルがドライブするComtoyou Racing(コムトゥユー・レーシング)アウディの僚友には、かつて同シリーズで優勝戦線に加わっていたセルビア出身の“荒くれ者”こと、ドゥサン・ボルコビッチの起用とシリーズ復帰も発表されている。
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