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軽自動車のオイル交換の目安は?普通自動車より交換頻度が高い理由を解説

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軽自動車のオイル交換の目安は?普通自動車より交換頻度が高い理由を解説

オイル交換 [2024.04.04 UP]


軽自動車のオイル交換の目安は?普通自動車より交換頻度が高い理由を解説
軽自動車は普通自動車より排気量は小さいですが、回転数やエンジンルームの違いからオイル交換の頻度が高くなります。

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この記事では、軽自動車のオイル交換の目安や自分で交換する方法を解説しています。オイル交換を怠ると車の不調につながるため、適切なタイミングで交換しましょう。


1.軽自動車のオイル交換の目安
エンジンオイルの交換は、車の性能を保つために欠かせないメンテナンス作業です。適切な時期にオイル交換することで、車の寿命を延ばすことが可能になります。


(1)目安は「走行距離5,000km」「走行期間6カ月」
軽自動車のオイル交換は、一般的に「走行距離5,000km」、または「走行期間6カ月」が目安とされています。

また、エンジンオイルの性能を最適に保つため、エンジンオイルを2回交換するごとに1回はオイルフィルターも交換しましょう。オイルフィルターは、エンジンオイルが取り込んだ異物や汚れを取り除くパーツです。


(2)車種や走行状況によっても異なる
さきほどご紹介したオイル交換の目安は、あくまで一般的なものであり、車種や走行状況によっても変わります。

たとえば、ターボ車はエンジンにかかる負荷が大きいため、ノンターボ車と比較すると、オイル交換の間隔が短くなります。

また、シビアコンディションでの走行が多い場合もエンジンオイルの劣化が早まるため、オイル交換の間隔が短くなります。

シビアコンディションとは、過酷な走行環境のこと。以下のような走行環境が多い場合は、早めのオイル交換が推奨される・長時間のアイドリング
・短距離走行を繰り返す
・雪道や山道、坂道などの悪路
(3)軽自動車は普通車よりオイル交換頻度が高い
軽自動車は、普通自動車よりオイル交換の頻度が高いとされています。

その理由は、排気量が小さい軽自動車はエンジンの回転数が普通自動車より高いためです。エンジンの回転数に比例して、エンジンオイルにかかる負荷が高くなるため、劣化が早まります。

さらに、エンジンの回転数が高いほど、エンジン内部の温度が高くなります。加えて、軽自動車は普通自動車よりエンジンルームが狭く高温になりやすいため、熱の影響を受けて劣化が早まります。


2.オイル交換を怠った場合に起こりうる問題
エンジンオイルにはエンジン内部の潤滑作用以外に、密封作用、冷却作用、洗浄作用、防錆作用など多くの役割があります。しかし、使い続けるとこれらの作用は低下するため、以下のような問題が起きる可能性があります。

1.燃費の悪化
2.エンジンの不調や劣化
3.エンジンの焼きつき

順にご紹介します。


(1)燃費の悪化
車を動かすために必要以上の力が必要となり、燃費が悪化する可能性があります。

潤滑作用の低下は、エンジン内部の部品同士の摩擦が増え、エンジンがスムーズに動かなくなる原因になります。さらに、密封作用が低下すると、エンジンを動かすのに必要な燃焼ガスが漏れて、燃焼効率が悪くなります。


(2)エンジンの不調や劣化
エンジンの不調や劣化につながり、最悪の場合、エンジンが破損して交換が必要になるかもしれません。

エンジンオイルはエンジン内部を洗浄する際に、スラッジなどの汚れや鉄粉などの不純物を取り込んでいます。スラッジとは、エンジン内部に溜まっている燃えかすのことです。

そのため、古いエンジンオイルには汚れや不純物が多くなり、オイルフィルターが詰まる可能性があります。

オイルフィルターが詰まると汚れや不純物を取り除けなくなり、エンジン内部の部品にこれらが詰まり、エンジンに悪影響を与えます。


(3)エンジンの焼きつき
部品同士の摩擦が増えるとエンジン内部が高温になり、「エンジンの焼きつき」の原因になります。

エンジンの焼きつきとは、エンジン内部のピストンやシリンダーが高温によって溶けて固着することです。固着した場合は走行不能になり、エンジンの修理や交換が必要になります。

本来、冷却作用によって、エンジン内部は適切な温度に保たれています。しかし、劣化したエンジンオイルでは内部の温度が下がらず、高温のままになることが原因です。


3.オイル交換を自分でする方法
基本的には目安に合わせてオイル交換しますが、車種や走行状況によっては、早く交換したほうがよい場合があります。オイル交換の必要性は、エンジンオイルを見て確認できます。

オイル交換の必要性を確認する方法と、自分で交換する方法をご紹介します。


(1)エンジンオイルを確認する方法
エンジンオイルが汚れている、または量が減っている場合はオイル交換の目安を待たずに交換しましょう。汚れや残量を確認する方法は、以下のとおりです。


(1)エンジンオイルの汚れを確認する方法
ボンネットを開けると先端にリング状(国産車は基本オレンジ色や黄色、白色)のものがついた棒があります。「オイルレベルゲージ」といって、エンジンオイルの汚れを確認する道具です。


オイルレベルゲージ(イメージ)
オイルレベルゲージを引き抜いて、付着しているエンジンオイルをペーパータオルなどで拭き取ります。エンジンオイルにザラザラした感触がある場合は、エンジンオイルが劣化しているため交換します。


(2)エンジンオイルの残量を確認する方法
オイルレベルゲージを一度拭き取り、再度奥まで差し込みます。再び引き抜いたときに付着したエンジンオイルの位置を確認します。

オイルレベゲージの先端には「L(LOW)」と「H(HIGH)」のマークがあり、付着している位置がHIGHのあたりであれば適量です。LOWの下や近くであれば少ない、HIGHの上はエンジンオイルが多い状態です。


(3)エンジンオイルランプが点灯した際はすぐに確認する

オイルランプが赤く点灯している(イメージ)
エンジンに異常があると、インストルメントパネルにあるエンジンオイルランプが点灯します。たとえば、エンジンオイルの残量が一定水準を下回ったり、周辺部品にトラブルがあった際に点灯します。

基本、目安どおりにオイル交換していれば、エンジンオイルの残量が足りなくなることは考えにくいため、トラブルによってエンジンオイルが異常に減っているかもしれません。

オイルランプが点灯したら、オイル交換するだけでなく、業者に点検してもらうことをおすすめします。


(2)自分で交換する方法
オイル交換を自分でする方法は、「上抜き」と「下抜き」の2つがあります。

上抜きとは、オイルレベルゲージを差し込む穴に吸引装置(オイルチェンジャー)を差し込み、エンジンオイルを吸い上げる方法です。

一方、下抜きとは、エンジンの下部にあるオイルパンのドレンボルトを外し、自然落下により抜き取る方法です。

どちらの方法も自分で交換可能ですが、必要な道具が異なるため、方法にあわせて道具を揃える必要があります。

下記の記事では、オイル交換の必要な道具と手順について解説しています。こちらの記事もご覧ください。

https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/oilchange/211879/
4.オイル交換を業者に依頼する場合
オイル交換を業者に依頼する場合の費用や作業時間、メリットをご紹介します。

自分でオイル交換した場合、劣化したエンジンオイルなどの処分が手間になります。さらに道具の準備や作業時間、安全性をふまえると、プロの整備士に依頼するのがよいでしょう。


(1)業者に依頼した場合の費用と作業時間
一般的なオイル交換の価格は、1リットルあたり1,000~1,500円程度になります。軽自動車は2.5~3リットルのエンジンオイルを交換するため、おおよそ2,500~4,500円+工賃が相場です。

ただし、使用するエンジンオイルやオイルフィルターの交換有無、依頼する業者によっても費用は異なります。

作業自体は20~30分程度で完了します。いきなりオイル交換を依頼すると、待ち時間が発生する可能性があるため、事前に予約しておくとよいでしょう。


(2)オイル交換を業者に依頼するメリット
業者による交換は、車種やエンジンの特性にあわせた適切なオイルを選択し、正確な交換手順で作業します。

不適切なエンジンオイルを使ったり、交換手順を誤ったりした場合、エンジンの性能を損なうだけでなく、修理や交換が必要になるなど、長期的には費用が増加します。

さらに、トラブルが発生した際、アフターケアに対応してくれる業者が多いため、安心してオイル交換を任せられます。


5.エンジンオイルの選び方
エンジン性能を100%発揮するためには、愛車に適したエンジンオイルを選ぶ必要があります。自分でオイル交換する際は、以下3つのポイントを考慮しましょう。

1.エンジンオイルの粘度
2.ベースオイルの種類
3.エンジンオイルのグレード

軽自動車も普通自動車と同じ基準でエンジンオイルを選びます。ただし、ノンターボ車はエンジンオイルの粘度が高すぎると、性能(燃費悪化など)に影響を与える可能性があるため、粘度0W-30を推奨します(基本的に推奨粘度は車の取扱説明書に記載されています)。

詳細は下記の記事で解説しています。これらを考慮し、愛車と運転環境に最適なエンジンオイルを選びましょう。


6.オイル交換はグーネットピットにお任せください
オイル交換の目安は、「走行距離5,000km」「走行期間6カ月」です。エンジンの回転数やエンジンルームの大きさなどの違いから、普通自動車より交換頻度が高くなります。

オイル交換は自分でも可能ですが、交換作業には専門的な知識や経験、道具、作業時間が必要です。もし、作業を間違えた場合は、エンジンに損傷を与えるリスクもあります。

そのため、作業に自信がないと感じたら、グーネットピットにお任せください。グーネットピットでは、エンジンオイルの交換だけでなく、車のメンテナンス全般に対応しています。

エンジンの点検やオイルフィルターの交換、タイヤ交換やバッテリーの点検など、車の状態をトータルでチェックし、安心して車をお乗りいただけるようサポートいたします。

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みんなのコメント

58件
  • jicchan
    >オイル交換はグーネットピットにお任せください
    結局これが言いたかったんだね。
  • pow********
    どこかで見たような内容をそのまま写し取って金になるからいいね。もう少しオリジナルの内容があるとみんな読むけどね。オイル汚れなどは、色だけでは判断できないから距離に置き換えているだけ。果たしてそれで判断していいのかどうか。逃げ道ばかりにでは、他の記事と何ら変わらない。オリジナル大切ですよ!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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