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高齢者に優しいクルマ「サポカー」 200万円以下で探すオススメ車5選

掲載 更新 8
高齢者に優しいクルマ「サポカー」 200万円以下で探すオススメ車5選

自動ブレーキ装着車に最大10万円サポート

 高齢者の運転ミスによる交通事故が後を絶たない。しかし、その一方でクルマなしでは生活が成り立たない高齢者が存在することも確かだ。そんな中、政府は高齢ドライバーによる交通事故を防ぐ対策として、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)を備えた車の購入に最大10万円の補助金を出す方針を決めた。

人生最後のクルマ選び! 扱いやすく安全で楽しい、高齢者にオススメなクルマ5選

 対象となるのは今年度中に満65歳以上になるドライバー。自動ブレーキなどが搭載された「安全運転サポート車」を購入する際に最大10万円(軽自動車で最大7万円、中古車では最大4万円)が支給される。後付けの急発進防止装置も対象となる予定で、期間は2021年1月末までの約2年間だ。

 では対象となる「安全運転サポート車」とはどんなクルマなのか。具体的には、国が設置する委員会の審査を経て決定するが、対象車は一般に「サポカー」と略して呼ばれる車両が対象。「サポカー」は自動ブレーキ搭載車のことで、「サポカーS」は自動ブレーキに加えてペダルの踏み間違い時の加速抑制装置を搭載したものを指す。

 さらに「サポカーS」は、自動ブレーキが30km/h以下で作動する「ベーシック」。それよりも高い速度で自動ブレーキが作動できる「ベーシック+」。さらに自動ブレーキは車両に加えて歩行者にも作動し、車線逸脱警報や先進ライトを備えたものを「ワイド」として区別している。

 ただし、こうした機能を備えたクルマは、その機能の分だけ価格が高くなっていることも事実。年金生活の人にとって車両購入のハードルは決して低くない。そこで、200万円を下回るサポカーを探してみると、その車種は意外と多い。

 今回は、2019年11月の販売実績ベスト10から200万円で買えるクルマを販売実績からチョイス。「プリウス」はベーシックグレードでも200万円を超えるので候補から除外し、他の上位5台について解説する。

 

2018年5月の乗用車販売台数

(1)ダイハツ タント:2万1096台(2)ホンダ  N-BOX:1万8806台(3)スズキ スペーシア:1万2820台(4)日産 デイズ:1万2137台(5)トヨタ  カローラ:1万705台(6)トヨタ シエンタ:1万331台(7)トヨタ プリウス:8375台(8)トヨタ ライズ:7484台(9)トヨタ ルーミー:7132台(10)ダイハツ ムーブ:6775台

 ダイハツ「タント」は、2019年7月に4世代目となった。スマートアシスト(スマアシ)が小型ステレオカメラを使いながらソフトウェアを次世代型とし、車線逸脱抑制制御機能、標識認識機能(進入禁止)、誤発進抑制機能にはブレーキ制御を追加。

 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)、LKC(レーンキープコントロール)をグレード別に搭載しているのも注目だ。運転席に座った時の視界の広さは抜群だが、ウインカーを使う際にレバーが元の位置に戻ってしまうのは扱いにくいかもしれない。「サポカーSワイド」対応。

 ホンダ「N-BOX」は、2017年8月に2世代目が登場。単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせる「ホンダ・センシング」を搭載するなど安全装備を強化した。この先進な組み合わせを軽自動車に採用するのはホンダだけだ。 衝突軽減ブレーキは横断中の自転車や、夜間の歩行者にも対応。軽自動車として初めてACC機能を用意したのも大きなポイントになる。やや囲まれ感はあるが、収納スペースの広さやシートの分厚い感覚はホンダクォリティか? こちらも「サポカーSワイド」対応。

 スズキ「スペーシア」は、2013年2月にそれまでの「パレット」を引き継ぐ形で登場。単眼カメラ+レーザーレーダー方式の「デュアルセンサーブレーキサポート」を採用し、「サポカーSワイド」に対応している。

 前後4つのカメラによる全方位モニター設定車を用意し、路地から出る時の出会い頭事故防止にも役立つ。また、ガラス投影型のヘッドアップディスプレイも軽自動車として初めて採用するなど、走行中の安全運転支援を充実させている。

 日産「デイズ」は、2019年3月に三菱の「ekシリーズ」の兄弟車種として登場。自動ブレーキであるインテリジェント エマージェンシーブレーキをはじめ、踏み間違い防止やハイビームアシスト、車線逸脱防止支援システムなどを搭載して「サポカーSワイド」に対応させた。

 全車速追従に対応するプロパイロットを搭載するプロパイロットエディションの他、緊急時にコールセンターと連絡が取れる「SOSコール」もオプションで用意している。

   トヨタ「カローラ」は、唯一200万円を下回る登録車としているが、ガソリン車の下位モデルが対象。自動ブレーキ機能やオートマチックハイビームなどを備えたトヨタ・セーフティセンスが搭載されており、下位グレードではACC(アダプティブ・クルーズコントロール)がオプションとなるけれど、クルマの出来の良さからお勧めの一台となる。

文:Auto Messe Web 『Auto Messe Web編集部』
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みんなのコメント

8件
  • 年金生活の高齢者に優しいのは棺桶だと思うぞ。

    それは何故か?

    お年寄りに長生きされると生保会社が困るから。
    担当者の評価も下がる上に給料も減らされることに。
    そればかりでなく、お年寄りを抱える家庭・家族も同様、
    これ以上は長生きせずに早く死んでほしい、と思ってるもの。
    ただ介護医療関係者は困るけどな、お年寄りに死なれると収入減。
    お年寄りなんて所詮そんなもんだ、無駄に長生きして迷惑かけまくり。
  • 高齢者に補助金もいいけど
    初心運転者にも補助金を与えて欲しい

    今軽自動車だって乗り出し200万越えだし
    ヴィッツの後継ヤリスも乗り出し200万越えだし

    当時100万イメージの車が200万になってるんだから
    そりゃ車離れもするよ

    しかもさ当時燃料1L/70円台だったりもしたし
    今は140円台なんてザラでしょ

    車も燃料も倍近く高騰していれば
    車離れなんて当然の結果じゃないかな

    高齢者には補助金を餌に新車買わせて
    初心若者には補助金を餌に
    新車買わせて大切に扱う運転を覚えてもらいたいね

    20万とかゴミみたいな車離れに乗ってるより
    大切により安全運転に努めるだろうしね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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