独ポルシェは8月9日、開発中のピュアEVスポーツカー「タイカン」の性能を部分公開した。
今回のプロトタイプによるテストは、1万人以上のフォロワーを持つYouTubeチャンネル「Fully Charged Show」の中で行われたもの。ブラックのボディに入念な擬装が施されたタイカンのテスト車両は、クローズドコースで26回の走行を実施した。
注目はその成績。まだプリプロダクション段階の車両にも関わらず、フルスロットルで0-200km/h10秒未満を達成したのだ。しかも、テストにおける最速タイムと最も遅かったタイムの差はわずか0.8秒に過ぎないという。妥協を許さないポルシェの開発姿勢は周知の通りだが、それにしてもこの正確さには脱帽するしかないだろう。
明らかにされたところでは、本テストに供されたプロトタイプは600馬力オーバーのモーターを搭載するとのことで、このスペックは報じられている最終スペックと一致する。つまり、1か月後の9月にワールドプレミアされる見込みの市販版も、同様のタイムで200km/hまでコンスタントに加速することが可能というわけだ。既に、テスラ「モデルS」などでハイパワーEVの尋常ならざる加速性能は誰もが知るところとなっているが、タイカンを生産するのはスポーツカーメーカーとして長年の歴史を持つポルシェ。それだけに、加速以外の走行性能も別次元となっているに違いない。
Facebookのコメント欄には「タイプ991のターボSに匹敵するタイム」、「内装のクラフトマンシップも今から楽しみ」など、無数の書き込みが溢れており、ファンの関心の高さが示された。こうした反応からも、伝統あるブランドが本腰を入れて開発したピュアEVスポーツへの期待の高さがうかがえる。
「911」がスポーツカーの、「カイエン」がスポーツSUVのそれぞれ代名詞となったように、タイカンもスポーツEVのマイルストーンとなることができるのか、その答えは間もなく明らかになる。
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