BMW X2/BMW iX2。X2とはすべてが異なる。 BMW X2の新世代モデルは2024年3月に発売される。テクノロジー、エンジン、価格に関するすべての情報を掲載!
お好きなようにお選びください。SUVクーペと呼ぶか、ハッチバックSUVと呼ぶか、SAC(スポーツアクティビティビークル)と呼ぶか。「U10」は、新型「X2」の内部名称である。技術的基盤に変動はない。先代同様、現行の「BMW X1」をベースにしている。
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新型X2の独立したデザイン
新型「X2」は、非常に個性的なデザインに仕上がっている: 「X2」のフロントエンドは、独自のヘッドライト、モデルシリーズ専用のアルミニウム製ボンネット、独自のキドニーグリル(オプションで照明付き)を備え、角張った「X1」よりもアップライトなデザインとなっている。細長いサイドラインは目の錯覚ではなく、紙の上でも確認できる。4.55mというバイエルン製のSUVは、先代モデルよりも20cm近く長く、現行「X1」よりも5.5cm長い。なぜか?
どの方向にも少し広めのスペース
BMWの計画は、後方にも十分なスペースを確保することである。新型「X2」の全高は旧型「X2」より6センチ高くなっている。予想通り、「X2」のホイールベース2.69メートルは「X1」のもので、以前より少し(プラス2cm)長くなっている。一方、新型「X2」にはCピラーのBMWロゴがない。リアでは、独立した外観が特異になる。リヤライトは下向きにギザギザで、おなじみのBMWデザインの道筋を残している。顧客がこれを気に入るかどうかはまだわからない。
リアに隠されたトランク容量はまずまずで、内燃エンジン搭載の「X2」では最大560リットル(1,470リットル)、純粋な電動仕様でも525リットル(1,400リットル)を収納できる。電動トレーラーカップリングを使えば、「X2」は最大2トン、「iX2」は1,200kgの牽引が可能だ。
車内ゲームとストリーミング
車内では、X1と比べてやや低めのシートポジションと、10.25インチ計器画面と10.7インチタッチスクリーンのおなじみの組み合わせが「X2」の特徴だ。ボタンは最小限に抑えられ、クラシックなiDriveコントローラーは見当たらない。代わりに、アンドロイドベースのOS9の音声コントロールとタッチ機能が操作を容易にすることを意図している。新機能として、BMW Premiumサブスクリプション(月額約10ユーロ=約1,600円、毎月解約可能)があり、車内ゲーム、ストリーミングサービス、データ容量無制限、サードパーティ製アプリ、決済機能などを「X2」に統合できる。近未来的すぎると思う?それなら、ドライブ性能を見てみよう。
ディーゼル、ガソリン、電動モデル
2024年3月の市場導入時に、BMWは「X2」に3種類の内燃エンジンバリエーションを用意する。エントリーモデルは150馬力と360Nmを発揮する前輪駆動ディーゼルの「sDrive 18d」で、その上に170馬力と280Nmを発揮するマイルドハイブリッドガソリンエンジンの「sDrive 20i-48 Volt」がある。グループ3番目はトップモデルの「X2 M35i xDrive」で、300馬力、400Nm、全輪駆動である。0-100km/h加速5.4秒、最高速度250km/hというスポーティなパフォーマンスを発揮する。
前述のすべての内燃機関エンジンには、7速デュアルクラッチトランスミッションが常に装備されている。オールエレクトリックバージョン「iX2 xDrive 30」は最高出力313馬力、最大トルク494Nmは「iX1」と同じ。バッテリー容量は64.7kWhで、最長449kmの航続が可能だという。
エントリー価格は46,400ユーロ(約740万円)
さらに「マックスレンジ」モードがあり、最大25%の航続距離延長が可能になるとされている。2024年夏には、エントリーレベルのガソリンエンジン、全輪駆動のディーゼル、そして小型の電気自動車「X2(eDrive 20、204馬力)」が登場する。新型「X2」の価格は、170馬力のマイルドハイブリッドが46,400ユーロ(約740万円)から、ディーゼルは450ユーロ(約7万円)高、300馬力のスポーツX2は最低63,500ユーロ(約1,010万円)としている。313馬力の「iX2」は、コンフィギュレーターでは56,500ユーロ(約900万円)からとなっており、BMWは上記の小型「iX2」を50,000ユーロ(約800万円)弱の価格リストに載せるはずだ。
Text: Peter R. Fischer Photo: BMW Group
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