2016年8月ボルボは、XC60に装備を充実させた「クラシック」を新設定した。搭載エンジンは、これまでB525型の2.5L・5気筒ターボエンジン、通称T5を搭載していたが、新世代の4気筒のDrive-Eエンジンに換装して登場した。この2017年型モデルに早速試乗してきた。
<レポート:松本晴比古/Haruhiko Matsumoto>
実は今回の「クラシック」の設定に伴って、エントリーモデルがディーゼルエンジン搭載で、FF駆動の「XC60 D4 クラシック」、AWDが「T5 AWD クラシック」、そして高出力のハイエンドモデルとして「T6 AWD R-DESIGN」というラインアップに整理されている。もちろん、実際にはXC60がクロスオーバーSUVという性格からもディーゼル・モデルが主流なのは間違いない。
XC60は2008年にデビューし、2009年に日本初となる緊急自動ブレーキ(シティセーフティ)を装備して導入された。すでデビューから7年が経過しており、今回の2017年型が最終モデルと予想されている。次期型モデルは当然、新世代のSPAプラットフォームが採用されるはずだ。
したがって今回試乗したXC60 T5 クラシックは、最終モデルに相当するが、エンジンは新世代の2.0L・4気筒「Drive-E」、8速ATを搭載している。
また今回の変更で、インテリセーフと呼ぶ運転支援システム、センサス(ネット接続+マルチメディア)、チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラス・サンルーフ、ナビ/フルセグTV、本革シート、ウッドパネル、19インチアルミホイールを標準装備し、ライバル車を上回る装備としているのも特徴だ。
■試乗レポート
新たに搭載された4気筒直噴ターボエンジンは245ps/350Nm。これまでの5気筒ターボエンジンは253ps/360Nmだったからわずかに低めだが、実際のフィーリングとしては新しい4気筒のほうが低中速でのトルク感があり、従来の6速ATから8速ATになっているため、一段とフレキシビリティも加速も向上しているように感じられる。
車両重量は1860kgだが、そんな重量感を感じさせずに上り坂を力強く駆け上ることができる。4気筒エンジンとはいえ、回転の滑らかさも気持ちよく、中低速での力強さと滑らかな回転フィーリングは上質だ。そして8速ATの変速の滑らかさ、変速のクイックさも気持ちよい走りを支えている。
シャシー面での年次改良も行なわれており、初期モデルと比べると大幅に進化している。特に乗り心地、接地感という点では相当に高いレベルに達している。
装着されているタイヤはコンチネンタル・ECOコンタクト5で、235/55R19という大径サイズ(外径741mm)だ。しかも300km/h保証の高規格タイヤなのだが、この大径タイヤは舗装が荒れた路面でもどたばたせず、しっかりと路面とのコンタクトをし続ける。また、路面のうねりを通過したり、加減速、コーナリングでもボディのフラットな動きは安心感がある。
もうひとつ、パワーステアリングは今や旧世代となった電動油圧式のため、インテリセーフの中で車線維持の操舵アシストは行なわれないものの、操舵フィーリングは、高速道路、ワインディングでしっとり感があり、最新の電動式より一味濃いと感じられた。
ボディのしっかり感、どっしり感はXC60の持ち味だが、ステアリングはダイレクト感がありけっこう軽快な動きを見せ、重厚な乗り味と俊敏性も併せ持っているところがこの最新のXC60の醍醐味といえるだろう。
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