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アウディが新型Q3を発表。ヨーロッパ市場では2025年10月から発売予定

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アウディが新型Q3を発表。ヨーロッパ市場では2025年10月から発売予定

2025年6月16日(欧州現地時間)、アウディ AGはプレミアム コンパクトSUVの「Q3」を第3世代にフルモデルチェンジして発表した。ヨーロッパ市場では2025年10月から発売予定で、同年夏からオーダーが可能だ。

アウディで最も売れているクルマがフルモデルチェンジ
Q3は、アウディのプレミアム コンパクトSUVだ。初代は2011年に発表(日本仕様は2012年に発売)され、現行型は2018年に発表(日本仕様は2020年に発売)された2代目となる。初代の発売以来、全世界で累計200万台以上が販売され、現在アウディで最も売れているモデルのひとつだ。

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スタイリングは、現行型に比べてさらに筋肉質でエモーショナルなデザインとなった。幅広いシングルフレームと絞り込まれたヘッドライトは、空力コンセプトに完全に統合されている。ヘッドライトはデジタルマトリックスLEDで、Q3では初めて2万5600個のマイクロLEDを採用したモジュールが使用された。これにより照射性能が大きく向上し、路上での強いコントラストが確保される。

ライトガイダンス機能は、ドライバーアシスタンス機能とこれまで以上に密接に結びつけられている。LED技術を用いたデジタルデイタイムランニングライトは片側につき23個のセグメントで構成され、車両に個性的なライトシグネチャーを生み出し、道路上でひと目で認識できる。

サイドビューは、ヘッドライトとテールライトの間にある水平のショルダーラインが、車両を視覚的に2つの部分に分けており、特別な光と影の分布を生み出している。角度の付いたDピラーと組み合わされてグリーンハウスがダイナミックに見え、前後ホイールのショルダー部分から浮かび上がるブリスターは初代クワトロを想起させる。

リアセクションでは、オプションのデジタルOLEDテールライトが採用され、連続するLEDライトストリップと発光するフォーリングスによって補完されている。このレベルのライティングテクノロジーが新型Q3に採用されるのは、アウディのコンパクトセグメントにおいて初めてとなる。

機能的で明確なデザインのインテリア
インテリアでは、従来型と比べてデザインと機能性が大幅に向上した。水平基調のインパネには、11.9インチのインストルメントクラスターと12.8インチのMMIタッチディスプレイによるパノラミックディスプレイがレイアウトされる。アウディは、フルサイズクラスのデジタルステージをコンパクトセグメントにも導入した。

新しいステアリングホイール コントロールユニットの採用で、センターコンソールにより多くの収納スペースを確保し、新しいユーザーエクスペリエンスとより優れた空間感覚を創りだしている。

このステアリングホイール コントロールユニットは、2つの新しいステアリングコラムレバーを初めて統合した。右側はシフトセレクターとして、左側はライト機能およびワイパー操作用のコントロールエレメントとして機能する。

インフォテインメントシステムには、Android Automotive OSをオペレーティングシステムとして使用。学習型音声アシスタントのアウディ アシスタントはAIによって強化され、さまざまな車両機能を操作するために活用できる。作動中は、MMIのセンタータッチディスプレイにアバターとして表示される。

またアウディのコンパクトセグメントにおいて初めて、フロントサイドウインドーにアコースティックガラスがオプション設定され、より優れた室内音響が高速走行の際に特に感じられる。

ラゲッジルーム容量は普通にリアシート使用時でも488L、リアシートを前方いっぱいまでスライドさせてシートバックを立てれば575Lを確保しており、シートバックを折りたためば最大1386Lまで拡大する。リアシートは前後にスライド可能で、標準で角度調整も可能だ。さらに、最大2100kgのけん引能力を持っている。

マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドも設定
欧州仕様のラインナップは、以下のようになる。まずエントリーモデルの「TFSI 110kW」は110kW(150ps)を発生する1.5L 直4ガソリンターボ+マイルドハイブリッド+7速Sトロニック(DCT)を搭載したFF車。このシステムはシリンダーオンデマンド(気筒休止)も備える。

エンジン車で最もパワフルなのは「TFSI クワトロ 195kW」で、195kW(265ps)と400Nmを発生する2L 直4ガソリンターボに7速Sトロニックを組み合わせ、フルタイムで4輪を駆動する。「TDI 110kW」は110kW(150ps)と360Nmを発生する2L 直4ディーゼルターボに7速Sトロニックを組み合わせたFF車だ。

プラグインハイブリッド車も設定された。「eハイブリッド 200kW」は85kWと400Nmを発生する電気モーターとエンジンを組み合わせ、システム全体で200kW(272ps)と400Nmを発生。WLTPテストサイクルでの電動航続距離は、最大119km(参考値)に達する。

サスペンションは改良されて、より優れたドライビングエクスペリエンスを提供する。オプションでスポーツサスペンションや2バルブダンパーコントロール付きサスペンションも選択可能だ。

運転支援機能では、室内カメラがドライバーの眠気や集中力欠如の気配を監視する「アダプティブ ドライビングアシスタンス プラス」が用意された。また、個別の駐車操作を教えることが可能な学習型パーキングアシストや、行き止まりの場所からの後退を確実に支援するリバースアシストも設定される。

アウディの新型Q3は、ドイツのインゴルシュタット工場とハンガリーのジェール工場で生産される。前述のようにヨーロッパ市場では2025年10月発売予定で、同年夏からオーダーが可能だ。なお、現段階では日本仕様に関してはアナウンスされていない。

[ アルバム : アウディ 新型Q3 はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:Webモーターマガジン Webモーターマガジン編集部
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みんなのコメント

10件
  • nip********
    横幅は1859あるので、日本市場には厳しいサイズですね。
  • rim********
    現行のスポーツバックに乗っていますがこれだったらそのまま乗ります。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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