現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > F1開催は全部イモラで良し!? 昔ながらのコース大好きフェルスタッペン「カレンダー24戦こういうのでいい」

ここから本文です

F1開催は全部イモラで良し!? 昔ながらのコース大好きフェルスタッペン「カレンダー24戦こういうのでいい」

掲載 1
F1開催は全部イモラで良し!? 昔ながらのコース大好きフェルスタッペン「カレンダー24戦こういうのでいい」

 イタリアのイモラ・サーキットで先週末開催されたエミリア・ロマーニャGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が勝利したが、彼をはじめとしてドライバー達は伝統的なコースをカレンダーに残してほしいと主張している。

 イモラ・サーキットはF1で度々問題となってきたトラックリミットの問題へ対処するため、コースにグラベルトラップを追加。その狭いながらも挑戦的なレイアウトが、このサーキットの昔ながらの空気をより高めている。

■タイ、それとも韓国か。F1、アジアでのさらなるグランプリ開催を検討。好調アメリカでの“4戦目”には興味ナシ?

 そんなコースと今回行なわれた調整に対してのドライバーからの評価は高い。ただF1の人気が世界的に高まる中でアジアやアメリカでの開催や今後の開催希望も多い。イタリア国内ではモンツァ・サーキットでもF1が開催されていることもあり、今後もイモラでF1が開催できるかは不透明な状況となっている。

 今年のエミリア・ロマーニャGPを制したフェルスタッペンは、昔ながらのコースがより多くカレンダーに加わることを望んでいるドライバーのひとりだ。

「素晴らしいよね。ワイドに走れば自分がしっぺ返しを食らうんだから」と、フェルスタッペンはイモラのグラベルトラップについて語った。

「正直に言って素晴らしいトラックだ。僕としてはカレンダーの24戦がこういうのでいいね。あまり興奮させてくれないコースにも多く行くけど、ここは信じられないほどだ」

「カレンダーには昔ながらのコースがいくつか残っている。僕がレースを見始めたときに大好きになったものだよ。僕たちにはそれがもっと必要だ」

 そしてオスカー・ピアストリ(マクラーレン)もイモラ・サーキットのグラベルトラップを評価している。

「ここは1年でも最もタフなコースだね。どこでもグラベルトラップがあって、いかにもな昔ながらのコースだ」

「トラックリミットを気にする必要はないんだ。(トラックリミットを)超えてしまったら、グラベルになっているからすぐに分かるからね」

 シャルル・ルクレール(フェラーリ)はイモラ・サーキットをスパ・フランコルシャンや鈴鹿、モナコ、ザントフールトといったお気に入りコースのひとつに加えている。そうして昔ながらのコースを気に入っているルクレールだが、そうした会場のいくつかはファンのためにスペクタクルを改善する方法を検討しなくてはならないとも付け加えた。

「歴史ある昔ながらのコースの感覚は、新しい開催地で僕らが少し恋しく感じているモノだよ」とルクレールは言う。

「こういった会場をカレンダーにキープしてくれていて嬉しいよ。こういったコースは、僕らがどこから来て、なぜこのスポーツのファンになったのかを思い起こさせてくれる。だからイモラや来週のモナコのような場所に戻ってくるのが大好きなんだ」

「ただモナコやここでのオーバーテイクのしにくさを考えると、いくつかのコースでは、ショーを良くするためにも、もう少しやるべきことはあるかもね」

「ピットレーンの長さだったり、この昔ながらのコースでのオーバーテイクのチャンスやレースをより良くするために何ができるかを考えるべきだと思う」

「でもここでは、他のどの場所よりもF1マシンを感じることができる。世界トップ3だよ。鈴鹿、そしてザントフールトもそうだ。ザントフールトはF1マシンを限界まで感じられる場所だ」

 なおF1のステファノ・ドメニカリCEOはイタリアでの2レース体制は今後、厳しくなるだろうという見解をガゼッタ・デロ・スポルトに示している。

「イタリアはF1カレンダーの中心的存在だが、国が投資しようとする資源やインフラに関する重要な問題に取り組む必要がある。サーキットの安全性や一般市民へのサービスを改善することで、ペースを変える必要があるからだ」

 ドメニカリCEOはガゼッタ・デロ・スポルトにそう語った。

「8月末のモンツァでは、政府機関やACI(イタリア自動車連盟)と意見交換を行なうつもりだ。イタリアが2026年以降もふたつのレースを続ける可能性はまだあるが、現実的にはかなり難しいと思う」

こんな記事も読まれています

待たせたな!! [新型フォレスター]は燃費大幅アップ間違いなし! スバルの次世代[e-BOXER]はトヨタのTHSをついに搭載へ
待たせたな!! [新型フォレスター]は燃費大幅アップ間違いなし! スバルの次世代[e-BOXER]はトヨタのTHSをついに搭載へ
ベストカーWeb
「高速のコース特性」が原因か。ルクレールとサインツがスペインGPの苦戦は上海に似ていると分析
「高速のコース特性」が原因か。ルクレールとサインツがスペインGPの苦戦は上海に似ていると分析
AUTOSPORT web
ベスパ「LX 125 ABS」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
ベスパ「LX 125 ABS」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
一人でくつろぐには最高の空間! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
一人でくつろぐには最高の空間! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
受注停止で待てないから即納中古は!? [ヤリスクロス]の中古がとんでもないことになっていた
受注停止で待てないから即納中古は!? [ヤリスクロス]の中古がとんでもないことになっていた
ベストカーWeb
HRC USが2025年からメイヤー・シャンクと提携しIMSAでの役割を拡大。2台のARX-06を投入へ
HRC USが2025年からメイヤー・シャンクと提携しIMSAでの役割を拡大。2台のARX-06を投入へ
AUTOSPORT web
WTRアンドレッティ、2024年限りでアキュラ/HRC USとの提携を終了「別の方向に進む必要がある」
WTRアンドレッティ、2024年限りでアキュラ/HRC USとの提携を終了「別の方向に進む必要がある」
AUTOSPORT web
なんで!? バカ売れ[ヤリスクロス]も樹脂パーツだらけ!! 最近の新車に多いワケ
なんで!? バカ売れ[ヤリスクロス]も樹脂パーツだらけ!! 最近の新車に多いワケ
ベストカーWeb
井戸田潤、メルセデス・ベンツ絶版「Gクラス 320」ショートボディに一目惚れで購入決断!?
井戸田潤、メルセデス・ベンツ絶版「Gクラス 320」ショートボディに一目惚れで購入決断!?
グーネット
履き替えた古いタイヤってどこいくの!?!? 廃タイヤの99%がキチンとリサイクルされている衝撃!! じつは超絶エコだった
履き替えた古いタイヤってどこいくの!?!? 廃タイヤの99%がキチンとリサイクルされている衝撃!! じつは超絶エコだった
ベストカーWeb
総額100万円以下で買える!コスパ+アルファの中古ミニバン5選
総額100万円以下で買える!コスパ+アルファの中古ミニバン5選
グーネット
ショウエイヘルメット、アレックス&マルク・マルケスと2026年まで2年間の契約更新/MotoGP
ショウエイヘルメット、アレックス&マルク・マルケスと2026年まで2年間の契約更新/MotoGP
AUTOSPORT web
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『TOYOTA スプリンター(80系)』
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『TOYOTA スプリンター(80系)』
グーネット
角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」
角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」
motorsport.com 日本版
骨折でル・マンを欠場したコンウェイ、サンパウロでの復帰は未確定。WEC第5戦のエントリーリスト発表
骨折でル・マンを欠場したコンウェイ、サンパウロでの復帰は未確定。WEC第5戦のエントリーリスト発表
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、レッドブルの地元で最速! マクラーレン勢が続く。角田裕毅14番手|F1オーストリアGPスプリント予選
フェルスタッペン、レッドブルの地元で最速! マクラーレン勢が続く。角田裕毅14番手|F1オーストリアGPスプリント予選
motorsport.com 日本版
最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン
最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン
AUTOSPORT web
F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

1件
  • lon********
    ドライバーにとっては良いコース(面白い)のかもしれないけど、見てる方はそれほど面白くなかった。抜きにくいコースは予選の結果で決勝の順位も決まり易いし…次戦のモナコも同様だけど、モナコには華があるように感じる。
    せめてDRS区間を長くしてスリルを出して欲しかった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村