スペインのカタルニア・サーキットで行われているF1合同テストの2日目、ダニエル・リカルドが乗るルノーR.S.19がメインストレートを走っていた際にリヤウイングのフラップが外れ、ターン1でスピンするというシーンがあった。ひとつタイミングが間違えば大クラッシュに繋がる可能性もある……そんな危険なシーンだった。
チームはこの事故を分析し、問題の原因はDRSのメカニズムにあったことを突き止めた。そのためルノーは、テスト3日目の午前中、走行を担当したニコ・ヒュルケンベルグには、DRSを使わせないことを決断した。
■いよいよテスト前半最終日……F1バルセロナ合同テストライブテキスト
しかしその後解決策が見つかり、すべてが正常に機能することが確認されたため、午後のセッションから再びDRSの使用を解禁した。ちなみに、午後の走行を担当したのは、スピンを喫したリカルドであった。
ルノーのテクニカル・ディレクターであるニック・チェスターは、今回のフラップの問題について次のように語った。
「DRSのメカニズムに問題があった」
そうチェスターは語る。
「リンクバーがなくなってしまい、それでフラップが回転してしまった。それはかなり簡単な修正作業だった。何が問題だったのかを理解し、俺を修正して、今日再びDRSを使うことになった」
「昼休憩の後に、それについていくつかチェックを行った。それから午後の走行開始時に、速い周回を試したんだ」
チェスター曰く、今季のリヤウイングが大型化し、負荷が増えたことが、今回の問題の背景にあったという。
「ウイングは大きくなった。その結果、負荷も増えた」
そうチェスターは言う。
「DRSについても同様に、ジオメトリが変更された。今年に向けては、異なる動きになっているからだ。したがって我々は、細部について変更を加える必要があった」
ウイングの問題を乗り越えたルノー。チェスターはR.S.19のペースに励まされていると言いつつも、そのペースの真価を判断するのは時期尚早だと語った。
「基本的にはポジティブだ。しかし、最終的な判断を下すのは難しい。なぜなら燃料搭載量やエンジンのモードも違うだろうし、DRSを使っているか否かでも大きく変わってくる」
「それらすべてを平準化して、判断するのは難しいことだ。そしてほとんどの走行では、ライバルたちがどれほど燃料を使っているかわからない」
「それでも、かなりポジティブだとは思う。しかし、より多くのロングランをアタックランを積み重ねていけば、より明確なアイデアを手にすることができる。そしてその違いを知り、すべてをまとめ上げていくのだ」
「非常に僅差の集団の中にいると思う。特に次のテストでは、それがどれほど厳しいモノになるのか、学ぶことになるだろう」
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