日産が2021年9月27日に発表した欧州向けの新型小型商用車「タウンスター(Townstar)」。このタウンスター(Townstar)は、従来の「NV250(2代目カングーの兄弟車)」の後継車であり、新型カングーの兄弟車である。車両の内外装とともにネーミングが一新されたが、なぜ、今回から英文字+数字の名前をやめたのだろうか?
これまで、日産の小型商用車(LCV)の車名は、「NV(日産バン)+車両総重量をイメージさせる3桁の数字」で構成されていたが、車種ラインアップの見直しなどもあり、車名を変更することになったようである。
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じつは日産のLCVの歴代モデルは海外市場では「スター」という語尾で統一されており、NVシリーズになる前まではKubistar、Interstar、Primastarが使用されていた。日産の説明では、「スター」という呼称を聞くと、日産のLCVが連想されるという。今回、英数字の名称から変更するにあたり、日産のバンのラインアップの一部であることを認識しやすくするため、タウンスターを含む3つのモデルに「スター」の名称を採用することにしたという。
タウンスターは今回設定した新ネーミングであるが、他の2つの「スター」を名乗るモデルは過去に使用していたもの。NV300(車両総重量3トンクラスのバン)は「プリマスター(Primastar)」に戻り、NV400(同4トンクラスのバン)は再び「インタースター(Interstar)」として今後発売される。過去に初代カングーをベースとしたLCVに「キュビスター(Kubistar)」と命名していたが、今回、3代目カングーの兄弟車と思われるタウンスターは、この名前には戻らなかった。
なお、タウンスターは、このクルマの個性と用途に合った名前を付けるうえで、シティ(City)、メトロ(Metro)、タウン(Town)など、都市部での使用を表現するいくつかの選択肢を検討した結果、最終的に「Town」を採用することになったという。
ちなみに、日産における「スター」の始まりは、1956年に登場したフルキャブオーバー型の中型バス「ニッサン・キャブスター(Cabstar)」である。キャブオーバー型の人気者、あるいはニッサンの太陽のSUNに対するSTAR「星」(同じく光を発する天体)といった意味合いで名付けられたと思われる。この後、1968年に小型トラックの「キャブライト」の後継車に「ダットサン・キャブスター」の名前が流用(従来のニッサン・キャブスターは「ニッサン・バス」に改称)され、小型トラックの系譜となる。キャブスターは1982年にアトラスに統合された後も、海外市場では「キャブスター」はアトラスの輸出名として親しまれた。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
結局、当時のカングーに決まった
子どもが産まれて電動スライドドアのノアボクセレナ考えたんだけど、「デザインが前よりギラギラして錯乱してて、もっと恥ずかしくなってる、、、」との事でカングーに乗り続けてます
このデザインで電動スライドドア付けて日本で売ってくれたらなぁ
車幅1930㎜あるけど全長4500㎜以下だからエルグランドのベースには使えないか、全長的に考えるとVクラスをベースにしてエルグランドを作るかもしれない。